新型コロナ
国に布マスク生産協力 今治タオル4社応募
2020年4月23日(木)(愛媛新聞)
新型コロナウイルス感染拡大に伴うマスク不足を受け4月上旬、厚生労働省が布マスク製造を全国の企業や団体に募集した生産協力で、今治タオル工業組合加盟103社のうち4社が応募している。募集は10日で締め切っているものの、22日午前中までに同省合同マスクチームから応募各社への回答はない。
マスクは全国の小中学校や世帯への政府無料配布分で、最小納入枚数10万枚以上を条件とし、国の買い取り額は1枚100~200円程度。1社が20万枚、2社が10万枚で応募。1社は書面で生地提供を申し出た。
ガーゼマスク生産で応募した1社は、マスク不足解消を願って応募。感染拡大の影響によるタオル需要減で売り上げが落ち込んでいるとしつつ、「(採用されても)利益の改善にはならない。縫製会社とも話を進めているのに国から返答はない」と困惑した。厚労省合同マスクチームは「選定中で、(採用の)回答はできていない」とコメントしている。
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