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長野春を告げる声、オオルリ飛来 安曇野・烏川渓谷緑地
鳴き声が美しいとされる日本三鳴鳥の一つで、春の訪れを告げる青い鳥、オオルリが安曇野市堀金烏川の烏川渓谷緑地で今年も姿を見せ始めている。 体長一五センチほどで、オスは濃い青の背中、白いおなかと色の対比が美しい。「ピールーリー」と高く澄んだ声を響かせる。東南アジアの方から春にやってくる渡り鳥で、秋にまた南方に帰って行く。 同緑地には四月二十日前後に毎年飛来。今年は二十三日に職員が初めて姿を確認した。 例年であれば、鳥類調査を兼ねて同緑地の環境管理事務所が観察会を開くが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため中止。二十五日に信州野鳥の会の植松晃岳会長の案内で鳥類調査のみ行った。 雲一つない青空が広がり、オオルリをはじめ十六種の野鳥が観察された。同事務所の内田利幸所長(54)は「今年はオオルリの姿をしっかり確認できた当たり年。新型コロナの感染拡大が続く状況でも、鳥たちの変わらぬ元気な姿を確認できて良かった」と胸をなで下ろした。 (松本貴明) PR情報
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