Phase239 【ロケ地】川崎市多摩区三田/三田第1公園
今回は、『仮面ライダーV3』第29話「ドクトル・ゲー 最後の挑戦!」と第30話「ドクトル・ゲー! 悪魔の正体は?」において使用された『三田第1公園』を考察したいと思う。
厳密に言うと、園南西部に位置する、地元では「怪獣公園」と呼ばれている場所。
尚、同園には、他にも通称「土管公園」と呼ばれているエリアも存在し、近くにある「三田第2公園」は、通称「まむし公園」と呼ばれているという。

左:『仮面ライダーV3』第29話より
右:2016年12月
「デストロンの暗号書類を手に入れた。場所はN3地点マイナス5!」
インターポール・デストロンハンター4号から5号への通信は、各地区の少年ライダー隊員も受信。
掲載したのは、その旨、少年ライダー隊本部へ報告する城北地区の隊員。
半世紀近くも経てば、ご覧のとおり・・・。
尚、隊員の背後に見えるのは、『西三田団地』5-6号棟である。

左:『仮面ライダーV3』第29話より(映①)
右:2016年11月

左:『仮面ライダーV3』第29話より
右:2016年11月
「本部、聞こえますか?城南地区です」
映像に映る幾何学模様のコンクリート塀は、色は塗り替えられているが、見事に現存する。
場所は、南側出入り口近く。

左:『仮面ライダーV3』第29話より
右:2016年11月
「品川地区も聞こえます!」
こちらは、公園近くの路上。
奥に見えるのは、残念ながら現存しない「日本団体生命社宅」のA棟。
左に写る住宅のアプローチ部分が現存している。

左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2019年5月
『仮面ライダーV3』第30話「ドクトル・ゲー! 悪魔の正体は?」Bパートは、少年ライダー隊員が、公園に集まるシーンから描かれる。
背後に見えるのは、『西三田団地』4-4号棟。

左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2019年5月
「オッーす!」
奥に見える赤い構造物が、別称「怪獣公園」の由来となった遊具である。
現在は、アイボリーに塗装されているが、見事に現存する。
・・・が、その手前に写る幾何学模様のコンクリート塀は、映画像①に写るものとは違い、既にその姿を消している。

上:「20周年記念社会科資料集「三田」」(川崎市立三田小学校/1991年)より
これは、「20周年記念社会科資料集「三田」」(川崎市立三田小学校/1991年)より抜粋したものである。
当時の写真は入手出来ていないが、ある意味、それ以上に、素晴らしいものと言えよう。
当資料集のために、当時の児童が描いたものであろうが、出入り口(この絵では上が南)近くのものとは別に、怪獣遊具の上にももう一つ、幾何学模様のコンクリート塀があったことが分かる。
約三十年後、この絵を見て感動に震える者が現れようとは、描いた子供は想像だにしなかったであろう・・・。

左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2010年12月
「やぁ、みんな、集まってるな!」
そこへ現れたのは、立花藤兵衛(演/小林昭二)。
カメラは、現存するコンクリート塀前から南側出入り口方向を捉えている。

左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2019年5月
「今日は、みんなに特別のペンダントを持ってきたんだ」
おやっさんが取り出したのは、黒いペンダント。
今度は、逆に、出入り口側からコンクリート塀方向を捉えている。

左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2019年12月
「そのペンダントを開けてみたまえ、面白いものが出てくるぞ!」
明らかに、いつもとは様子の違うおやっさん。
背後に写る公園西側に位置する個人邸宅は、既にリフォームされている。

左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2016年11月
ペンダントから出てきたのは、白い煙。
アングルは、再び出入口方面を捉えている。

左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2010年12月

左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2010年12月

左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2010年12月

左:『仮面ライダーV3』第30話より(映①)
右:2010年12月

左:『仮面ライダーV3』第30話より(映②)
右:2010年12月

左:『仮面ライダーV3』第30話より(映③)
右:2010年12月
煙を浴び、意識が朦朧とする隊員たちを、カメラは西から東へパンで捉える。

左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2019年5月
そこへデストロン戦闘員が現れ、隊員たちを次々と連れ去っていく。
カメラは、現存するコンクリート塀北側から南側出入り口方向を捉えている。

左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2019年5月
続いて出現したのは、ドクトルG(演/千波丈太郎)。

左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2019年5月
おやっさんは催眠術にかけられていた。
その解除の呪文を唱えるドクトルGのカットは、近くにある住宅を背に撮影されている。

左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2016年11月
「貴様っ!俺に何をした!」
直後、逃げようとするおやっさんであったが、ドクトルGに斧で一撃されてしまう。
南側の出入り口から園内を捉えたアングルで撮影されている。
以上、『仮面ライダーV3』第29話「ドクトル・ゲー 最後の挑戦!」と第30話「ドクトル・ゲー! 悪魔の正体は?」で使用された『三田第1公園』を取り上げた。
「おい、ちょっと待てっ!」
即座に声を荒げた方もいらっしゃるだろう。
仰るとおりである。
上2枚:『仮面ライダーV3』第29話より
これは、第29話において、少年ライダー隊本部へ報告する練馬地区の隊員のカット(映像では、城北地区の隊員と城南地区の隊員のカットの間に挿入されている)。
実は、このカットの場所が解明出来ていない。

左:2016年11月
右:2020年1月
南側出入り口の西側に現存するフェンス沿いで撮影されたものとも考えたが、リフォームされているとは言え、背後に見える住宅屋根との高低差、角度を含めた位置関係に合点がいかない。

左:2019年12月
右:2020年1月
現在、園内の脇にある木の成長によって、フェンスは園外側へかなりの歪みを強いられている。
しかし、それを差し引いても、位置関係は明らかに合致しない。
実は、以前、『仮面ライダーロケ地大画報』主宰のyart先生と、このカットについてのみ一時間近くに渡り電話で検討をさせて頂いたこともあったのだが、残念ながら答えは出ていない。
当カットだけ、他の隊員のものとは違う場所で撮影されたとは考え難く、園内、若しくは周辺で、続く第30話と一緒に撮影されたことは、まず間違いないだろう。
そこで、現段階で愚生なりに考え得る箇所を、あくまで仮説という形で以下に記したいと思う。

上2枚:2020年1月
既に新たなものに改修されているが、城北地区の隊員のカットが撮影されたバーゴラ脇で、フェンスが角度を変える箇所がある。
そこから同住宅を捉えたとするもの。
写真に写る大木がなかったものと仮定し、角度を上手く合わせれば(フェンスの高さがおそらく違い、何とも言えないが)、似たカットが撮影出来るのではないだろうか。
また上掲映画像①~③などを見てみると、当時、現存するコンクリート塀と砂場の間にもフェンスが設置されていたことが分かる。
実際、その東側の端が、どの向きで、どこまであったのかが映像だけでは判断出来ないが、角度が合えば、前述住宅の更に南側の住宅を捉えることが出来たのではないだろうか。
何れにしてもあくまで仮説であり、確たる答えは導き出せていない。
(編集後記)
本日1月23日は、「細山スタジオ」創設者・𡈽方工作氏、箕輪正治氏と東映・内田有作氏がスタジオ賃貸締結を交わされた日、つまり『東映生田スタジオ』の誕生日と言えます。
(主参考文献)
「20周年記念社会科資料集「三田」」(川崎市立三田小学校/1991年)
(映画像掲載作品)放映順
『仮面ライダーV3』第29話「ドクトル・ゲー 最後の挑戦!」(1973/9/1放送)
『仮面ライダーV3』第30話「ドクトル・ゲー! 悪魔の正体は?」(1973/9/8放送)
Phase239 End
お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。
当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。
厳密に言うと、園南西部に位置する、地元では「怪獣公園」と呼ばれている場所。
尚、同園には、他にも通称「土管公園」と呼ばれているエリアも存在し、近くにある「三田第2公園」は、通称「まむし公園」と呼ばれているという。
左:『仮面ライダーV3』第29話より
右:2016年12月
「デストロンの暗号書類を手に入れた。場所はN3地点マイナス5!」
インターポール・デストロンハンター4号から5号への通信は、各地区の少年ライダー隊員も受信。
掲載したのは、その旨、少年ライダー隊本部へ報告する城北地区の隊員。
半世紀近くも経てば、ご覧のとおり・・・。
尚、隊員の背後に見えるのは、『西三田団地』5-6号棟である。
左:『仮面ライダーV3』第29話より(映①)
右:2016年11月
左:『仮面ライダーV3』第29話より
右:2016年11月
「本部、聞こえますか?城南地区です」
映像に映る幾何学模様のコンクリート塀は、色は塗り替えられているが、見事に現存する。
場所は、南側出入り口近く。
左:『仮面ライダーV3』第29話より
右:2016年11月
「品川地区も聞こえます!」
こちらは、公園近くの路上。
奥に見えるのは、残念ながら現存しない「日本団体生命社宅」のA棟。
左に写る住宅のアプローチ部分が現存している。
左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2019年5月
『仮面ライダーV3』第30話「ドクトル・ゲー! 悪魔の正体は?」Bパートは、少年ライダー隊員が、公園に集まるシーンから描かれる。
背後に見えるのは、『西三田団地』4-4号棟。
左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2019年5月
「オッーす!」
奥に見える赤い構造物が、別称「怪獣公園」の由来となった遊具である。
現在は、アイボリーに塗装されているが、見事に現存する。
・・・が、その手前に写る幾何学模様のコンクリート塀は、映画像①に写るものとは違い、既にその姿を消している。
上:「20周年記念社会科資料集「三田」」(川崎市立三田小学校/1991年)より
これは、「20周年記念社会科資料集「三田」」(川崎市立三田小学校/1991年)より抜粋したものである。
当時の写真は入手出来ていないが、ある意味、それ以上に、素晴らしいものと言えよう。
当資料集のために、当時の児童が描いたものであろうが、出入り口(この絵では上が南)近くのものとは別に、怪獣遊具の上にももう一つ、幾何学模様のコンクリート塀があったことが分かる。
約三十年後、この絵を見て感動に震える者が現れようとは、描いた子供は想像だにしなかったであろう・・・。
左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2010年12月
「やぁ、みんな、集まってるな!」
そこへ現れたのは、立花藤兵衛(演/小林昭二)。
カメラは、現存するコンクリート塀前から南側出入り口方向を捉えている。
左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2019年5月
「今日は、みんなに特別のペンダントを持ってきたんだ」
おやっさんが取り出したのは、黒いペンダント。
今度は、逆に、出入り口側からコンクリート塀方向を捉えている。
左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2019年12月
「そのペンダントを開けてみたまえ、面白いものが出てくるぞ!」
明らかに、いつもとは様子の違うおやっさん。
背後に写る公園西側に位置する個人邸宅は、既にリフォームされている。
左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2016年11月
ペンダントから出てきたのは、白い煙。
アングルは、再び出入口方面を捉えている。
左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2010年12月
左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2010年12月
左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2010年12月
左:『仮面ライダーV3』第30話より(映①)
右:2010年12月
左:『仮面ライダーV3』第30話より(映②)
右:2010年12月
左:『仮面ライダーV3』第30話より(映③)
右:2010年12月
煙を浴び、意識が朦朧とする隊員たちを、カメラは西から東へパンで捉える。
左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2019年5月
そこへデストロン戦闘員が現れ、隊員たちを次々と連れ去っていく。
カメラは、現存するコンクリート塀北側から南側出入り口方向を捉えている。
左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2019年5月
続いて出現したのは、ドクトルG(演/千波丈太郎)。
左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2019年5月
おやっさんは催眠術にかけられていた。
その解除の呪文を唱えるドクトルGのカットは、近くにある住宅を背に撮影されている。
左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2016年11月
「貴様っ!俺に何をした!」
直後、逃げようとするおやっさんであったが、ドクトルGに斧で一撃されてしまう。
南側の出入り口から園内を捉えたアングルで撮影されている。
以上、『仮面ライダーV3』第29話「ドクトル・ゲー 最後の挑戦!」と第30話「ドクトル・ゲー! 悪魔の正体は?」で使用された『三田第1公園』を取り上げた。
「おい、ちょっと待てっ!」
即座に声を荒げた方もいらっしゃるだろう。
仰るとおりである。
上2枚:『仮面ライダーV3』第29話より
これは、第29話において、少年ライダー隊本部へ報告する練馬地区の隊員のカット(映像では、城北地区の隊員と城南地区の隊員のカットの間に挿入されている)。
実は、このカットの場所が解明出来ていない。
左:2016年11月
右:2020年1月
南側出入り口の西側に現存するフェンス沿いで撮影されたものとも考えたが、リフォームされているとは言え、背後に見える住宅屋根との高低差、角度を含めた位置関係に合点がいかない。
左:2019年12月
右:2020年1月
現在、園内の脇にある木の成長によって、フェンスは園外側へかなりの歪みを強いられている。
しかし、それを差し引いても、位置関係は明らかに合致しない。
実は、以前、『仮面ライダーロケ地大画報』主宰のyart先生と、このカットについてのみ一時間近くに渡り電話で検討をさせて頂いたこともあったのだが、残念ながら答えは出ていない。
当カットだけ、他の隊員のものとは違う場所で撮影されたとは考え難く、園内、若しくは周辺で、続く第30話と一緒に撮影されたことは、まず間違いないだろう。
そこで、現段階で愚生なりに考え得る箇所を、あくまで仮説という形で以下に記したいと思う。
上2枚:2020年1月
既に新たなものに改修されているが、城北地区の隊員のカットが撮影されたバーゴラ脇で、フェンスが角度を変える箇所がある。
そこから同住宅を捉えたとするもの。
写真に写る大木がなかったものと仮定し、角度を上手く合わせれば(フェンスの高さがおそらく違い、何とも言えないが)、似たカットが撮影出来るのではないだろうか。
また上掲映画像①~③などを見てみると、当時、現存するコンクリート塀と砂場の間にもフェンスが設置されていたことが分かる。
実際、その東側の端が、どの向きで、どこまであったのかが映像だけでは判断出来ないが、角度が合えば、前述住宅の更に南側の住宅を捉えることが出来たのではないだろうか。
何れにしてもあくまで仮説であり、確たる答えは導き出せていない。
(編集後記)
本日1月23日は、「細山スタジオ」創設者・𡈽方工作氏、箕輪正治氏と東映・内田有作氏がスタジオ賃貸締結を交わされた日、つまり『東映生田スタジオ』の誕生日と言えます。
(主参考文献)
「20周年記念社会科資料集「三田」」(川崎市立三田小学校/1991年)
(映画像掲載作品)放映順
『仮面ライダーV3』第29話「ドクトル・ゲー 最後の挑戦!」(1973/9/1放送)
『仮面ライダーV3』第30話「ドクトル・ゲー! 悪魔の正体は?」(1973/9/8放送)
Phase239 End
お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。
当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。
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Phase238 【ロケ地】川崎市多摩区三田/西三田団地周辺②
今回は、Phase233に続いて『西三田団地』周辺を取り上げたいと思う。

左:『どっこい大作』第34話より
右:2016年11月
ある日、「ハッピーパン」にとって脅威となり得る「ロンドンパン」が開店。
孫一(演/由利徹)らと偵察に来た大作(演/金子吉延)であったが、そこに現れたのは、海外に行っていたはずの二階堂甚平(演/志村喬)。
しかも、彼は、「ロンドンパン」のオーナーだという・・・。
掲載した映画像は、『どっこい大作』第34話「ありがとう! カニさん!!」で、「ロンドンパン」を後にしようとする甚平のカット。
アングルは、同店のロケに使用された「フランス菓子 シャトレー」(Phase199参照)前から『オーケーストア三田SS』(現・「ディスカウントスーパーマーケット オーケー 生田店」。以下、『オーケー生田店』)方向を捉えている。
『東映生田スタジオ』作品の中には、この『オーケー生田店』前で撮影されたものが幾つか存在するが、往時からは約半世紀が経過。
同店は、名称だけでなく、その建物自体も大きく変貌を遂げている。
そこで・・・。

上:「創立10周年記念誌」(1981年/川崎市立三田小学校)より(画①)
これは、『西三田団地』1-3号棟から旧店舗を捉えた写真である。
往時の全体像、および現在の位置を把握する上で、この画像①の果たす役割は非常に大きいと言えよう。

左:『どっこい大作』第35話より
右:2016年11月
ある日、「ハッピーパン」に、「正直屋ストアー」の店長を名乗る源五郎(演/立原博)という男が現れた。
彼は、大作らが作るパンを500食分仕入れたいと申し出るが・・。
『どっこい大作』第35話「ウソかマコトか?パンで勝負だ!!」で、『オーケー生田店』は「正直屋ストアー」という設定で使用された。
現在の『オーケー生田店』の駐車場は、屋上部分に設けられているが、画像①からも分かるとおり、当時は敷地の北側約1/3に設置されていた。
掲載した映画像は、店舗前の歩道に立つ二人を南側から捉えたアングルで、駐車場の背後に見える平屋は、基本的には今も往時の佇まいを残す「川崎三田郵便局」。

左:『透明ドリちゃん』第2話より
右:2019年5月
教頭先生(演/杉義一)が落とした二千円を拾った中川ユウイチくん(演/中野宣之)。
彼はそれをドリちゃん(演/柿崎澄子)の机にそっと入れようとするが、偶然、その瞬間をドリちゃんに目撃される。
理由を問い詰めるドリちゃんに対し、黙ってその場を後にした中川くん。
掲載した映画像は、『透明ドリちゃん』第2話「ふたりだけの秘密」で、放課後、大介(演/安藤一人)らと話をしているところ、自転車で通りかかった中川くんを目撃し、慌てて追い掛けようとするドリちゃんのカット。
ポストのある場所が「川崎三田郵便局」で、〝西三田〟と記されているのは「西三田調剤薬局」である。

左:『透明ドリちゃん』第2話より
右:2019年5月

左:『透明ドリちゃん』第2話より
右:2019年5月
こちらが、その中川くんが自転車に乗って通りかかるカット。
彼は、往時の駐車場出入口の辺りを通過している。

左:『ジャッカー電撃隊』第26話より
右:2019年12月
『ジャッカー電撃隊』第26話「インベーダーか!? 謎の宇宙海賊船」で、買い出し帰りの姫玉三郎(演/林家源平)が、甥のタツヤ(演/小国文彦)から宇宙海賊船の写真を見せられたのは、駐車場出入口南側の擁壁部分。
現在は、駐輪場となっている。
背後に写るのは、「クリーニング&D.P.E OK」。

左:『ジャッカー電撃隊』第26話より
右:2019年12月
同シーンでは、駐車場出入口付近から南側を捉えたアングルも記録されている。
当時の店舗は、駐車場も含めて、歩道から一段高い位置に設けらえていた。
背後に見えるのは、「三田ショッピングセンター」内にある「フジ薬局三田店」の改修前の建物。

左:『どっこい大作』第34話より(映①)
右:2019年12月
『どっこい大作』第34話では、そこから僅かに南寄りのアングルが記録されている。
掲載した映画像は、劇中「正直屋ストアー」前で、パンの叩き売りをする源五郎のカット。

左:『どっこい大作』第34話より
右:2019年12月
こちらは同位置を東側から捉えたアングル。
ここで、店頭に置かれているものに注目したい。

上2枚:『どっこい大作』第34話より
別カットでも映し出される、仮面ライダーを始めとするコイン式電動遊具。
幼き日々が甦る・・・。

左:『どっこい大作』第34話より
右:2016年11月
また別カットでは、『樫の木モック』(タツノコプロ・フジテレビ/1972年)の主人公・モックのコイン式電動遊具も記録されている。
因みに、掲載した映画像の右奥に見えるのは、今は無き『川崎市立三田病院』(Phase233参照)。

左:『透明ドリちゃん』第9話より
右:2019年12月
『透明ドリちゃん』第9話「先生の恋人は!?」制作時には、コイン式電動遊具は姿を消し、季節的なものとして大量のみかんが置かれていた。
続いて当時の出入り口周辺を見てみたい。

上:『どっこい大作』第52話より

上:2016年11月
ある日、河川敷で出会った勝田金次(演/桂小金治)。
三年前に息子を亡くした彼は、今、警備員として働く日々を送っているが・・・。
掲載した映画像は、買い物を終えた金次の妻・みつ子(演/音羽美子)と大作の前に、一台の車が停車するシーン。
前述したように、当時の店舗は、道路よりも一段高い位置に設けられており、アプローチとして、南側にスロープと緩やかな階段が設置されていた(映画像①で、赤いベビーカーがある箇所がスロープ部分)。

左:『どっこい大作』第34話より
右:2019年3月
リヤカーの荷台に源五郎と大量のパンを乗せて、「正直屋ストアー」に乗り込む大作。
掲載した映画像は、その突進ぶりに慄く買い物客のカット。
一段高い場所にあった関係で、往時の店舗は今よりも西寄りに建っていた。
出入口自体は、現在の出入り口北側半分がほぼそのまま西側へスライドした辺りに存在したと思われる。
また、もう一箇所、南北方向に開閉する出入口が、ガラス面中程に設けられていた。

左:『透明ドリちゃん』第9話より
右:2016年11月
『透明ドリちゃん』第9話で映し出された当時の出入り口周辺。
因みに、当店は、1971年6月26日の開店。
その日の夜、テレビでは、『仮面ライダー』第13話「トカゲロンと怪人大軍団」が放送された。

左:『どっこい大作』第34話より
右:2016年11月
大作らが立つフラット部分は、現在の店内ということになる。

左:『どっこい大作』第34話より
右:2016年11月

左:『どっこい大作』第52話より
右:2019年5月
当時、出入り口の南側フラット部分には、生花や苗を販売するコーナーが設けられていたようである。

左:『ジャッカー電撃隊』第26話より
右:2019年12月

左:『透明ドリちゃん』第9話より
右:2019年12月
『ジャッカー電撃隊』第26話制作時には未だそれ程でもなかったが、次作『透明ドリちゃん』第9話制作時には、途轍もない勢力を誇っていたようである。
尚、前者では店内でも撮影されており、当時の様子を窺い知ることが出来る。

左:『どっこい大作』第35話より
右:2020年1月
〝正直屋ストアー〟の看板が掲げられている場所に、後年、〝Super Market OK〟が記されたパネルが設置されることとなる。
(主参考文献)
「創立10周年記念誌」(1981年/川崎市立三田小学校)
(映画像掲載作品)放映順
『どっこい大作』第34話「ありがとう! カニさん!!」(1973/9/3放送)
『どっこい大作』第35話「ウソかマコトか?パンで勝負だ!!」(1973/9/10放送)
『どっこい大作』第52話「父と母と成人式」(1974/1/14放送)
『ジャッカー電撃隊』第26話「インベーダーか!? 謎の宇宙海賊船」(1977/10/22放送)
『透明ドリちゃん』第2話「ふたりだけの秘密」(1978/1/14放送)
『透明ドリちゃん』第9話「先生の恋人は!?」(1978/3/4放送)
Phase238 End
お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。
当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。
左:『どっこい大作』第34話より
右:2016年11月
ある日、「ハッピーパン」にとって脅威となり得る「ロンドンパン」が開店。
孫一(演/由利徹)らと偵察に来た大作(演/金子吉延)であったが、そこに現れたのは、海外に行っていたはずの二階堂甚平(演/志村喬)。
しかも、彼は、「ロンドンパン」のオーナーだという・・・。
掲載した映画像は、『どっこい大作』第34話「ありがとう! カニさん!!」で、「ロンドンパン」を後にしようとする甚平のカット。
アングルは、同店のロケに使用された「フランス菓子 シャトレー」(Phase199参照)前から『オーケーストア三田SS』(現・「ディスカウントスーパーマーケット オーケー 生田店」。以下、『オーケー生田店』)方向を捉えている。
『東映生田スタジオ』作品の中には、この『オーケー生田店』前で撮影されたものが幾つか存在するが、往時からは約半世紀が経過。
同店は、名称だけでなく、その建物自体も大きく変貌を遂げている。
そこで・・・。
上:「創立10周年記念誌」(1981年/川崎市立三田小学校)より(画①)
これは、『西三田団地』1-3号棟から旧店舗を捉えた写真である。
往時の全体像、および現在の位置を把握する上で、この画像①の果たす役割は非常に大きいと言えよう。
左:『どっこい大作』第35話より
右:2016年11月
ある日、「ハッピーパン」に、「正直屋ストアー」の店長を名乗る源五郎(演/立原博)という男が現れた。
彼は、大作らが作るパンを500食分仕入れたいと申し出るが・・。
『どっこい大作』第35話「ウソかマコトか?パンで勝負だ!!」で、『オーケー生田店』は「正直屋ストアー」という設定で使用された。
現在の『オーケー生田店』の駐車場は、屋上部分に設けられているが、画像①からも分かるとおり、当時は敷地の北側約1/3に設置されていた。
掲載した映画像は、店舗前の歩道に立つ二人を南側から捉えたアングルで、駐車場の背後に見える平屋は、基本的には今も往時の佇まいを残す「川崎三田郵便局」。
左:『透明ドリちゃん』第2話より
右:2019年5月
教頭先生(演/杉義一)が落とした二千円を拾った中川ユウイチくん(演/中野宣之)。
彼はそれをドリちゃん(演/柿崎澄子)の机にそっと入れようとするが、偶然、その瞬間をドリちゃんに目撃される。
理由を問い詰めるドリちゃんに対し、黙ってその場を後にした中川くん。
掲載した映画像は、『透明ドリちゃん』第2話「ふたりだけの秘密」で、放課後、大介(演/安藤一人)らと話をしているところ、自転車で通りかかった中川くんを目撃し、慌てて追い掛けようとするドリちゃんのカット。
ポストのある場所が「川崎三田郵便局」で、〝西三田〟と記されているのは「西三田調剤薬局」である。
左:『透明ドリちゃん』第2話より
右:2019年5月
左:『透明ドリちゃん』第2話より
右:2019年5月
こちらが、その中川くんが自転車に乗って通りかかるカット。
彼は、往時の駐車場出入口の辺りを通過している。
左:『ジャッカー電撃隊』第26話より
右:2019年12月
『ジャッカー電撃隊』第26話「インベーダーか!? 謎の宇宙海賊船」で、買い出し帰りの姫玉三郎(演/林家源平)が、甥のタツヤ(演/小国文彦)から宇宙海賊船の写真を見せられたのは、駐車場出入口南側の擁壁部分。
現在は、駐輪場となっている。
背後に写るのは、「クリーニング&D.P.E OK」。
左:『ジャッカー電撃隊』第26話より
右:2019年12月
同シーンでは、駐車場出入口付近から南側を捉えたアングルも記録されている。
当時の店舗は、駐車場も含めて、歩道から一段高い位置に設けらえていた。
背後に見えるのは、「三田ショッピングセンター」内にある「フジ薬局三田店」の改修前の建物。
左:『どっこい大作』第34話より(映①)
右:2019年12月
『どっこい大作』第34話では、そこから僅かに南寄りのアングルが記録されている。
掲載した映画像は、劇中「正直屋ストアー」前で、パンの叩き売りをする源五郎のカット。
左:『どっこい大作』第34話より
右:2019年12月
こちらは同位置を東側から捉えたアングル。
ここで、店頭に置かれているものに注目したい。
上2枚:『どっこい大作』第34話より
別カットでも映し出される、仮面ライダーを始めとするコイン式電動遊具。
幼き日々が甦る・・・。
左:『どっこい大作』第34話より
右:2016年11月
また別カットでは、『樫の木モック』(タツノコプロ・フジテレビ/1972年)の主人公・モックのコイン式電動遊具も記録されている。
因みに、掲載した映画像の右奥に見えるのは、今は無き『川崎市立三田病院』(Phase233参照)。
左:『透明ドリちゃん』第9話より
右:2019年12月
『透明ドリちゃん』第9話「先生の恋人は!?」制作時には、コイン式電動遊具は姿を消し、季節的なものとして大量のみかんが置かれていた。
続いて当時の出入り口周辺を見てみたい。
上:『どっこい大作』第52話より
上:2016年11月
ある日、河川敷で出会った勝田金次(演/桂小金治)。
三年前に息子を亡くした彼は、今、警備員として働く日々を送っているが・・・。
掲載した映画像は、買い物を終えた金次の妻・みつ子(演/音羽美子)と大作の前に、一台の車が停車するシーン。
前述したように、当時の店舗は、道路よりも一段高い位置に設けられており、アプローチとして、南側にスロープと緩やかな階段が設置されていた(映画像①で、赤いベビーカーがある箇所がスロープ部分)。
左:『どっこい大作』第34話より
右:2019年3月
リヤカーの荷台に源五郎と大量のパンを乗せて、「正直屋ストアー」に乗り込む大作。
掲載した映画像は、その突進ぶりに慄く買い物客のカット。
一段高い場所にあった関係で、往時の店舗は今よりも西寄りに建っていた。
出入口自体は、現在の出入り口北側半分がほぼそのまま西側へスライドした辺りに存在したと思われる。
また、もう一箇所、南北方向に開閉する出入口が、ガラス面中程に設けられていた。
左:『透明ドリちゃん』第9話より
右:2016年11月
『透明ドリちゃん』第9話で映し出された当時の出入り口周辺。
因みに、当店は、1971年6月26日の開店。
その日の夜、テレビでは、『仮面ライダー』第13話「トカゲロンと怪人大軍団」が放送された。
左:『どっこい大作』第34話より
右:2016年11月
大作らが立つフラット部分は、現在の店内ということになる。
左:『どっこい大作』第34話より
右:2016年11月
左:『どっこい大作』第52話より
右:2019年5月
当時、出入り口の南側フラット部分には、生花や苗を販売するコーナーが設けられていたようである。
左:『ジャッカー電撃隊』第26話より
右:2019年12月
左:『透明ドリちゃん』第9話より
右:2019年12月
『ジャッカー電撃隊』第26話制作時には未だそれ程でもなかったが、次作『透明ドリちゃん』第9話制作時には、途轍もない勢力を誇っていたようである。
尚、前者では店内でも撮影されており、当時の様子を窺い知ることが出来る。
左:『どっこい大作』第35話より
右:2020年1月
〝正直屋ストアー〟の看板が掲げられている場所に、後年、〝Super Market OK〟が記されたパネルが設置されることとなる。
(主参考文献)
「創立10周年記念誌」(1981年/川崎市立三田小学校)
(映画像掲載作品)放映順
『どっこい大作』第34話「ありがとう! カニさん!!」(1973/9/3放送)
『どっこい大作』第35話「ウソかマコトか?パンで勝負だ!!」(1973/9/10放送)
『どっこい大作』第52話「父と母と成人式」(1974/1/14放送)
『ジャッカー電撃隊』第26話「インベーダーか!? 謎の宇宙海賊船」(1977/10/22放送)
『透明ドリちゃん』第2話「ふたりだけの秘密」(1978/1/14放送)
『透明ドリちゃん』第9話「先生の恋人は!?」(1978/3/4放送)
Phase238 End
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Phase233 【ロケ地】川崎市多摩区三田/西三田団地周辺①
上:『20周年記念社会科資料集「三田」』(1991年/川崎市立三田小学校)より
今回は、『西三田団地』、およびその周辺を取り上げたいと思う(実質、Phase194&195&199で取り上げたアスカ名店街周辺の続きと捉えて頂きたい)。
尚、上に掲載したのは、アスカ名店街にあった、在りし日の『セントラル』を捉えた一枚。
尚、いつもの如く、掲載作品順、また同一作品、同一エピソードにおいても、掲載する映画像が前後する点、および写真の撮影年月が前後する点はご容赦願いたい。
左:『どっこい大作』第23話より(映①)
右:2019年11月
左:『どっこい大作』第23話より
右:2019年3月
最初に掲載するのは、「大作は、頑張って生きていれば、自分も今にきっと父ちゃんに会えるのだと思った。今日も、大作は仕事に向かって突き進んでいく」(NA)をバックに、リヤカーを引っ張る大作を正面から捉えた、『どっこい大作』第23話「ダメなオヤジの子守唄!!」のラスト・シーン。
場所は、『セントラル』などがあったアスカ名店街東側の歩道で、アングルは南側から北側を捉えている。
映画像①をよく見ると、『同』第34話「ありがとう! カニさん!!」において、「ロンドンパン」に使用された「シャトレー」のパティシエの姿を確認することが出来る。
左:『どっこい大作』第24話より
右:2019年3月
『どっこい大作』第24話「裏切者の友情!!」では、そのカメラ位置から180度振り向いたアングルが記録されている。
日向早苗(演/津山登志子)の背後には、往時の『オーケーストア三田SS』(現・「ディスカウントスーパーマーケット オーケー 生田店」)と「フジ薬局」が記録されている。
左:『どっこい大作』第24話より
右:2019年3月
大作に駆け寄ると、早苗はこう伝える。
二階堂甚平(演/志村喬)が、今後、二階堂系列のビル清掃を全て新清潔社に依頼することを決めたと。
擁壁上に聳えるのは、『西三田団地』の1-1号棟。
左:『どっこい大作』第34話より
右:2016年11月
掲載した映画像は、『どっこい大作』第34話「ありがとう! カニさん!!」開巻部、孫一(演/由利徹)から、同業店の開店を知らされ、様子を窺いに駆け付けた大作とよし(演/うえずみのる)。
アングルは、「シャトレー」の対面辺りから南側を捉えている。
映画像右奥に、現在も地域医療に貢献されている「生田クリニック」を確認することが出来る。
左:『どっこい大作』第34話より
右:2016年11月
「ロンドンパン」の川西(演/加藤春哉)に喰って掛かるよし。
掲載した映画像の右上に、形状が心引き付ける「生田クリニック」を確認することが出来る。
左:『仮面ライダー』第25話より
右:2019年11月
「生田クリニック」が最初に記録された『東映生田スタジオ』作品は、『仮面ライダー』第25話「キノコモルグを倒せ!」。
キノコモルグの胞子に院内感染した患者の一人(演/大杉雄太郎)が、車で病院を脱出。
同院は、患者視点で捉えられた景色の中に確認することが出来る(アングルは南から北を捉えている)。
現在、正面には「ソフトタウン生田」が建ち、往時とは景観を大いに異にしている。
左:『どっこい大作』第34話より
右:2016年11月
「シャトレ―」前から、対面歩道側を捉えたアングル。
擁壁を構成する石は、場所によって経時的変化が顕著である。
左:『どっこい大作』第34話より
右:2019年11月
「降参したか?お前んところも、うちのチェーン店になるかね」
人を小馬鹿にしたかのようなことを言いつつも、この後、甚平は、ロンドンパンに勝つヒントを大作に与える・・・。
左:『どっこい大作』第34話より
右:2016年11月
その甚平と対峙する大作のカット。
大作の背後に写るのは、今は無き『川崎市立三田病院』。
一見すると、『西三田団地』のようにも思えるが、この通り西側沿いに団地は存在せず、何よりもベランダは坂上側(南側)である。
また、『川崎市立三田病院』の外壁には、階と階の間に白いラインが入っていた。
尚、大作と『川崎市立三田病院』の間に見える空き地は、この後、前述した「ソフトタウン生田」が建つ一角である。
左:『どっこい大作』第23話より(映②)
右:2019年10月
その『川崎市立三田病院』は、『どっこい大作』第23話で、玉井シゲル(演/岡浩也)が入院する病院として使用された。
現在、同病院跡地には、「介護老人保健施設 三田あすみの丘」が建っているが、皆川さえ子(演/夏純子)が病院に入っていくカットに映し出される正面玄関は、北側(「介護老人保健施設 三田あすみの丘」では裏側)にあった。
尚、掲載した映画像右端に写るのは、『西三田団地』の7-7号棟。
左:『どっこい大作』第23話より(映③)
右:2019年10月
正面玄関が閉まっていたため、病院の横手に回ったさえ子。
そこで、彼女が目にしたのは、頭を抱えてしゃがみ込むシゲルの父・東吉(演/玉川良一)の姿だった・・・。
場所は、施設西側中程である。
上2枚:『どっこい大作』第23話より
下:2019年10月
劇中、映画像②と③はカットが切り換わるため、実際には施設の横手か裏手かは判断が着かない。
しかし、映画像③に至るパン映像をよく見てみると、団地の南側(おそらく『西三田団地』7-5号棟)と「三田コーポ」(おそらく部分改修前)が確認出来るため、『川崎市立三田病院』の西側で撮影されたことが分かる。
左:『どっこい大作』第23話より
右:2019年10月
東吉の様子を木陰から見詰めるさえ子。
背後に見えるのが『西三田団地』7-7号棟の東側だとすれば、位置関係に矛盾が生じない。
「病院年報-川崎市立三田病院年報-第11号」(1991年/川崎市立三田病院)によれば、『川崎市立三田病院』は、1973年4月、医師会病院を引き継ぎ、開院したという(医師会病院の開設は、1968年)。
当時は、川崎市北部地域唯一の救急告示医療機関として地域医療の一躍をを担ってきたが、1991年3月末を以って十八年間の歴史に幕を閉じ、2009年4月より、前述した「介護老人保健施設 三田あすみの丘」に姿を変えている。
上:『20周年記念社会科資料集「三田」』(1991年/川崎市立三田小学校)より
「川崎市立三田中学校」側から捉えられた在りし日の『セントラル』。
『好き!すき!!魔女先生』第6話「僕の弟はロボットだ!」で、ケイタローが東西学園の生徒たちに追い掛けられたのは、奥に伸びる道路である(Phase194参照)。
(主参考文献)
「20周年記念社会科資料集「三田」」(1991年/川崎市立三田小学校)
「病院年報-川崎市立三田病院年報-第11号」(1991年/川崎市立三田病院)
(映画像掲載作品)放映順
『仮面ライダー』第25話「キノコモルグを倒せ!」(1971/9/18放送)
『どっこい大作』第23話「ダメなオヤジの子守唄!!」(1973/6/18放送)
『どっこい大作』第24話「裏切者の友情!!」(1973/6/25放送)
『どっこい大作』第34話「ありがとう! カニさん!!」(1973/9/3放送)
Phase233 End
お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。
当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。
Phase199 【ロケ地】川崎市多摩区三田/アスカ名店街周辺③
今回は、Phase194&195に続いて、アスカ名店街を取り上げたいと思う。

左:『仮面ライダーV3』第3話より
右:2018年11月
最初に、「セントラルスポーツショップ」(その実、少年仮面ライダー隊本部)店頭を北東側から捉えたアングルを考察したい。
既述したが、ロケに使用された『スポーツ用品の店 セントラル』(以下、『セントラル』)は、現在の「ネオグリーンヒルズ」北東角に存在した。

左:『仮面ライダーV3』第18話より
右:2018年11月
『仮面ライダーV3』第18話「悪魔の裏切り あやうしV3!」で、市村明雄(演/堀部隆一)と高瀬ユリ子(演/堀越光恵)が、結婚の報告に立花藤兵衛(演/小林昭二)らのもとを訪れるラスト・シーン。

左:『仮面ライダーV3』第36話より
右:2008年12月
掲載した写真右に写る白い支柱は、2008年の段階では横断歩道の標識であったが、現在は信号機に姿を変えている。

上:『仮面ライダーV3』第30話より

上:2018年11月

上:『セントラル』周辺概略図③(1973年当時)
『仮面ライダーV3』第30話「ドクトル・ゲー! 悪魔の正体は?」に記録された『セントラル』以南の街並み。
まず目に飛び込むのは、南隣の「なすのや」に掲げられた「パンダパン」の看板。
上野動物公園でカンカンとランランが一般公開され、日本中にパンダ・ブームが沸き起こったのは、この前年、1972年の出来事である。

左:『仮面ライダー』第25話より(映①)
右:2016年11月
『東映生田スタジオ』作品でアスカ商店街が最初に映し出されたのは、『仮面ライダー』第25話「キノコモルグを倒せ!」。
キノコモルグの胞子に院内感染した患者の一人(演/大杉雄太郎)が、車で病院を脱出。
その運転シーンが、『西三田団地』内で撮影された。
車は蛇行を繰り返し、徐々に霞む患者視点でのカットの一部に、上掲「鳥雅商店 三田営業所」(手前)~「なすのや」(奥)を確認することが出来る。

左:『どっこい大作』第34話より
右:2016年11月
上掲映画像①でグレーのオーニングを有する店舗は、「フランス菓子 シャトレー」(以下、「シャトレー」)。
同店は、『どっこい大作』第34話「ありがとう! カニさん!!」において、「ロンドンパン」という設定で使用された。
前述したように、映画像①で同店手前に写るのは「鳥雅商店 三田営業所」(以下、「鳥雅商店」)だが、『どっこい大作』第34話製作時には、そのオーニングがトリコロールからオレンジ色に変更されているのが分かる。

左:『どっこい大作』第34話より
右:2016年11月
そもそもこの一帯の建物が「ネオグリーンヒルズ」に姿を変えているため、単純に比較はし難いと思われるが、現在、「かおり治療院」が入っている辺りに「シャトレー」は存在した。
因みに、同店は、「ネオグリーンヒルズ」が建った後も、現在の「agreable Sala」が入る場所で営業をされていたが、残念ながら2015年3月3日を以って閉店、ケーキ作りを終えられている。

左:『どっこい大作』第34話より
右:2016年11月
「ロンドンパンを食べてロンドンへ行こう!!」
「ハッピーパン」は、開店したばかりの「ロンドンパン」に客を取られる始末。
しかもそのオーナーは、二階堂甚平(演/志村喬)だという・・・。
掲載した映画像に、「天ぷら 天幸」の看板が確認出来る。
因みに、厳密に言うと、現在の一階店舗部分は、往時と違い一段低い位置に出入り口がある構造となっている。

左:『どっこい大作』第34話より
右:2016年11月
・・・「パンダパン」。

左:『どっこい大作』第34話より
右:2016年11月
「ロンドンパン」の店長・川西(演/加藤 春哉)に絡むよし(うえずみのる)。
止めに入った大作(演/金子吉延)は、逆によしに突き飛ばされてしまう。
尚、この第34話を始め、『どっこい大作』では数エピソードにおいて道路の反対側も映し出されるが、そちらについては、何れ『西三田団地』として取り上げる予定。
(映画像掲載作品)放映順
『仮面ライダー』第25話「キノコモルグを倒せ!」(1971/9/18放送)
『仮面ライダーV3』第3話「死刑台のV3」(1973/3/3放送)
『仮面ライダーV3』第18話「悪魔の裏切り あやうしV3!」(1973/6/16放送)
『どっこい大作』第34話「ありがとう! カニさん!!」(1973/9/3放送)
『仮面ライダーV3』第30話「ドクトル・ゲー! 悪魔の正体は?」(1973/9/8放送)
『仮面ライダーV3』第36話「空の魔人 ツバサ軍団」(1973/10/20放送)
Phase199 End
お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。
当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。
左:『仮面ライダーV3』第3話より
右:2018年11月
最初に、「セントラルスポーツショップ」(その実、少年仮面ライダー隊本部)店頭を北東側から捉えたアングルを考察したい。
既述したが、ロケに使用された『スポーツ用品の店 セントラル』(以下、『セントラル』)は、現在の「ネオグリーンヒルズ」北東角に存在した。
左:『仮面ライダーV3』第18話より
右:2018年11月
『仮面ライダーV3』第18話「悪魔の裏切り あやうしV3!」で、市村明雄(演/堀部隆一)と高瀬ユリ子(演/堀越光恵)が、結婚の報告に立花藤兵衛(演/小林昭二)らのもとを訪れるラスト・シーン。
左:『仮面ライダーV3』第36話より
右:2008年12月
掲載した写真右に写る白い支柱は、2008年の段階では横断歩道の標識であったが、現在は信号機に姿を変えている。
上:『仮面ライダーV3』第30話より
上:2018年11月
上:『セントラル』周辺概略図③(1973年当時)
『仮面ライダーV3』第30話「ドクトル・ゲー! 悪魔の正体は?」に記録された『セントラル』以南の街並み。
まず目に飛び込むのは、南隣の「なすのや」に掲げられた「パンダパン」の看板。
上野動物公園でカンカンとランランが一般公開され、日本中にパンダ・ブームが沸き起こったのは、この前年、1972年の出来事である。
左:『仮面ライダー』第25話より(映①)
右:2016年11月
『東映生田スタジオ』作品でアスカ商店街が最初に映し出されたのは、『仮面ライダー』第25話「キノコモルグを倒せ!」。
キノコモルグの胞子に院内感染した患者の一人(演/大杉雄太郎)が、車で病院を脱出。
その運転シーンが、『西三田団地』内で撮影された。
車は蛇行を繰り返し、徐々に霞む患者視点でのカットの一部に、上掲「鳥雅商店 三田営業所」(手前)~「なすのや」(奥)を確認することが出来る。
左:『どっこい大作』第34話より
右:2016年11月
上掲映画像①でグレーのオーニングを有する店舗は、「フランス菓子 シャトレー」(以下、「シャトレー」)。
同店は、『どっこい大作』第34話「ありがとう! カニさん!!」において、「ロンドンパン」という設定で使用された。
前述したように、映画像①で同店手前に写るのは「鳥雅商店 三田営業所」(以下、「鳥雅商店」)だが、『どっこい大作』第34話製作時には、そのオーニングがトリコロールからオレンジ色に変更されているのが分かる。
左:『どっこい大作』第34話より
右:2016年11月
そもそもこの一帯の建物が「ネオグリーンヒルズ」に姿を変えているため、単純に比較はし難いと思われるが、現在、「かおり治療院」が入っている辺りに「シャトレー」は存在した。
因みに、同店は、「ネオグリーンヒルズ」が建った後も、現在の「agreable Sala」が入る場所で営業をされていたが、残念ながら2015年3月3日を以って閉店、ケーキ作りを終えられている。
左:『どっこい大作』第34話より
右:2016年11月
「ロンドンパンを食べてロンドンへ行こう!!」
「ハッピーパン」は、開店したばかりの「ロンドンパン」に客を取られる始末。
しかもそのオーナーは、二階堂甚平(演/志村喬)だという・・・。
掲載した映画像に、「天ぷら 天幸」の看板が確認出来る。
因みに、厳密に言うと、現在の一階店舗部分は、往時と違い一段低い位置に出入り口がある構造となっている。
左:『どっこい大作』第34話より
右:2016年11月
・・・「パンダパン」。
左:『どっこい大作』第34話より
右:2016年11月
「ロンドンパン」の店長・川西(演/加藤 春哉)に絡むよし(うえずみのる)。
止めに入った大作(演/金子吉延)は、逆によしに突き飛ばされてしまう。
尚、この第34話を始め、『どっこい大作』では数エピソードにおいて道路の反対側も映し出されるが、そちらについては、何れ『西三田団地』として取り上げる予定。
(映画像掲載作品)放映順
『仮面ライダー』第25話「キノコモルグを倒せ!」(1971/9/18放送)
『仮面ライダーV3』第3話「死刑台のV3」(1973/3/3放送)
『仮面ライダーV3』第18話「悪魔の裏切り あやうしV3!」(1973/6/16放送)
『どっこい大作』第34話「ありがとう! カニさん!!」(1973/9/3放送)
『仮面ライダーV3』第30話「ドクトル・ゲー! 悪魔の正体は?」(1973/9/8放送)
『仮面ライダーV3』第36話「空の魔人 ツバサ軍団」(1973/10/20放送)
Phase199 End
お願い&お断り
〇当ブログの記事、図版、画像などを無断で複写、複製、転載、データ化することはご遠慮願います(諸般の事情により、一部、画像処理を施してあります)。
〇当ブログ中、一部を除き、関係者の名は当時のものを記載し、敬称は省略させて頂きます。
〇ロケ地紹介などで掲載する写真の中には、経年の結果、撮影時とは更に変貌を遂げている箇所があります(参考までに撮影年月を記載します)。
当ブログは、管理人個人の趣味の範疇にあり、作品の配給元とは一切関係なく、利益を得ること、著作権を侵害する意図は一切ございません。
比較などのために引用する画像の権利は、全て原権利者に帰属します。
Phase195 【ロケ地】川崎市多摩区三田/アスカ名店街周辺②
左:『仮面ライダーV3』第3話より(映①)
右:2018年11月(写①)
「セントラルスポーツショップ、初めての客かな?」
掲載した映画像は、表向きスポーツ用品店にカモフラージュをしていた少年仮面ライダー隊本部のモニター画像。
Phase194で記したように、『仮面ライダーV3』(第1~3クール)において、少年仮面ライダー隊本部の外観に使用されたのは、かつてアスカ名店街にあった『スポーツ用品の店 セントラル』(以下、『セントラル』)。
同店は、現在の「ネオグリーンヒルズ」北東角に存在した。
左:『仮面ライダーV3』第5話より
右:2018年8月(写②)
バーベルをいとも簡単に持ち上げた風見志郎(宮内洋)に、立花藤兵衛(演/小林昭二)は言う。
「ほォ、さすがだな!それ100kgのバーベルだぞ」
「100kg!?・・・そうか、俺は昔の風見志郎じゃないんだ・・・」
『仮面ライダーV3』第5話「機関銃を持ったヘビ人間!」では、西崎道子(演/ 前田通子)が、息子のツトム(演/小松陽太郎)のためにグローブを買って帰るシーンでも、同様のアングルを確認することが出来る。
木の成長は一目瞭然、電信柱は往時のままと思われる。
尚、上掲写真①からも明らかなように、店内からのアングルに合わせると、全て現在の植え込み部分西側からの撮影になってしまう。
遠方に写る景色の中には、明らかに往時を偲ぶものも残されており、それらを明確にする意味において、写真②のように、敢えて植え込み東部から撮影したものも掲載したいと思う。
左:『仮面ライダーV3』第7話より
右:2018年11月
『仮面ライダーV3』第7話「ライダーV3 怒りの特訓」で、ナイフアルマジロとの戦いに敗れた風見志郎。
掲載した映画像は、瀕死の重傷を負いながらも、少年仮面ライダー隊本部へと戻って来た風見のカット。
背後に見えるのは、西三田住宅1街区1号棟である。
左:『仮面ライダーV3』第11話より(映②)
右:2018年8月
掲載した映画像は、『仮面ライダーV3』第11話「悪魔の爪がV3をねらう!!」において、中原博士(演/杉山俊夫)が藤兵衛に、デストロンの秘密を記した封筒を風見に渡してくれと手渡すシーン。
同シーンでは、掲載した映画像より僅かに引きのアングルも記録されている。
左:『仮面ライダーV3』第12話より
右:2018年8月
『仮面ライダーV3』第12話「純子が怪人の花嫁に!?」で、店内の様子を探る不審な男。
こちらも映画像②同様、背後に見えるのは、西三田住宅1街区1号棟の擁壁。
左:『仮面ライダーV3』第17話より(映③)
右:2018年11月
『仮面ライダーV3』第17話「デビルスプレーは死神の武器」で、同じく店内の様子を探る不審な男。
この後、男は、藤兵衛らにデストロンのアジトから逃げてきたので匿って欲しいと言う。
しかし、彼の正体は・・・。
現在、手前の木は著しく成長しており、掲載した写真は少し位置をズラしての撮影。
左:『仮面ライダーV3』第30話より
右:2018年11月
『仮面ライダーV3』第30話「ドクトル・ゲー! 悪魔の正体は?」では、藤兵衛が、子供用のグローブを求めて来た男(演/富士乃幸夫)に拉致される。
掲載した映画像は、純子(演/小野ひずる)とシゲル(演/川口英樹)がその様子をモニターで確認するカット。
映画像①を始め、(設定上)本部内モニターを通じてのカットも多く存在する。
上:『仮面ライダーV3』第4話より
上:2008年12月
店内からカメラを北東に向けたアングル。
店外手前に写る青いオーニングの店舗が、「モリー」である(Phase194『セントラル』周辺概略図②参照)。
但し、『好き!すき!!魔女先生』第6話「僕の弟はロボットだ!」制作時、同店のオーニングはオレンジ色だったことが分かる(Phase194映画像④参照)。
左:『仮面ライダーV3』第17話より
右:2016年11月
上掲映画像③の一連で、不審な男の背後に見えるのは、「モリー」の隣にあった「みよ志」の西側面。
上2枚:『仮面ライダーV3』第3話より(左:映④ 右:映⑤)
下:2008年12月
初出となった第3話を始め、『セントラル』店内の様子も数多く記録されている。
黄色のボードによると、同店は、平日:朝7:50~夜8:00 日曜日:9:00~8:00の営業で、定休日は火曜日だったことが分かる。
尚、第3話における異なるカット(映画像⑤と⑥)を見比べてみると、後に五角形のフラッグが無くなり、サポーターをした黒い人形が右側に移動させられているのが分かる。
因みに・・・。
上2枚:『仮面ライダーV3』第5話より(右:左のアップ)
第5話店内のカットで映し出された包装紙は、実際のものが使用されたと思われる。
因みに・・・
上2枚:『どっこい大作』第39話より
下:2012年9月
掲載した映画像は、『どっこい大作』第39話「若者よ! 大志をいだけ!!」で、 並木大五郎(演/藤原釜足)が大作(演/金子吉延)へ娘・啓子の説得のお礼に渡したケーキ。
映し出された包装紙は、おそらくPhase106で取り上げた「モンタナ」の旧デザインタイプと推測する。
(映画像掲載作品)放映順
『仮面ライダーV3』第3話「死刑台のV3」(1973/3/3放送)
『仮面ライダーV3』第4話「V3の26の秘密!?」(1973/3/10放送)
『仮面ライダーV3』第5話「機関銃を持ったヘビ人間!」(1973/17放送)
『仮面ライダーV3』第7話「ライダーV3 怒りの特訓」(1973/3/31放送)
『仮面ライダーV3』第11話「悪魔の爪がV3をねらう!!」(1973/4/28放送)
『仮面ライダーV3』第12話「純子が怪人の花嫁に!?」(1973/5/5放送)
『仮面ライダーV3』第17話「デビルスプレーは死神の武器」(1973/6/9放送)
『仮面ライダーV3』第30話「ドクトル・ゲー! 悪魔の正体は?」(1973/9/8放送)
『どっこい大作』第39話「若者よ! 大志をいだけ!!」(1973/10/8放送)
Phase195 End
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