「ギリ健」のポテンシャルを舐めていた

ギリ健という言葉がある。

ギリ健とは「ギリギリ健常者」の略で、いわば49%は障害者であるが51%は健常者とも判断できるため、施設入りを免れているという状態のことである。

私もsyamuの動画で「CPU100%」や「踊ってみた」などを見て、彼の知能には何かしらの障害があるものだと思っていた。

しかしこれこそがまちがいだったのだ。

知能とかではなく、それ以前の問題だった。

 

「syamuは、人間として異質な存在である」というのが私が伝えたいテーマである。

syamu_gameは知能や肉体以前に、欲求に障害があるのではないか

以下の図を見てほしい。

マズロー欲求段階の図

これは心理学界でマズローの欲求段階説と呼ばれる考え方である。

人は低次の欲求が満たされないことには高次の欲求を求めないとされている。

上の例でいえば、「住むところがない状況では、周りにチヤホヤされたいなどという考えを起こさない」ということである。

 

しかしsyamuはどうだろうか?

  • 女(あず希)目当てに、会ったこともない怪しい人物にホイホイついていく
  • 真冬にもかかわらず、目先の金欲しさに家を捨ててUUUMに押しかける
  • セクシー女優と電話をしたいという理由でスマホを窃盗する

 

身の安全や人としての尊厳ある暮らしなどよりも、金や女に向かって一直線に進んでいくsyamu

これは健常者の持つ欲求と明らかに異なってはいないだろうか?

 

図にしてみるとこのようになる。
syamu_gameの持つ欲求の図

欲求ピラミッドの最初の土台が女でできている点に注目だ。

「彼女がほしい」という気持ちはわからないでもない。

しかしsyamuの場合は、優先順位が異質なのである。

 

健常者の場合、

生きるために食べ物を確保する

安全のために住む家を確保する

そうした土台が整ってから配偶者を求める

 

これがsyamuの場合、

自分に服従する女がほしい
(女に養ってもらうため、ここで衣食住・金は得たことになる)


自分のすごさを周りに認めてもらいたい

大物YouTube rである証としてUUUMに入りたい

このとおり、syamuは「通常、健常者が求めるであろう欲求」を素通りして女を求める性質がある。

 

サイコパスと呼ばれる人種は、自分の欲望の達成のためなら人を傷つける行為であっても躊躇なく行うといわれている。

syamuも自分の欲望の達成のためなら、危険をかえりみずに行動しているといえるのではないだろうか?

  • YouTube rとして大儲けするために母親と取っ組み合いのケンカをする
  • 初代代理人(中日帽子)を裏切り、スマホを盗む
  • 2代目代理人(カズナリ)が警察に連行された瞬間に彼を切り捨て、初めて会った人物に着いていく
  • その他これまでの奇行(オフ会・無職が出会い系サイト・又吉直樹に影響されて小説家デビュー)

 

syamuはギリ健であるが、欲が絡むと頭が周り、ずる賢くなる

今回の騒動「syamu奪還編」で、私が気持ち悪いと思った場面は2つ。

  1. あず希への電話料金1万円
  2. 中日帽子への説教

くわしく見ていこう。

中日帽子から「スマホで電話するの禁止」といわれたsyamu、ホテルの電話からあず希へ電話をする

中日帽子「syamuさん、通話料金が高いのでスマホからは電話しないでくださいね」

syamu「わかっただで」




syamu「スマホはダメっていわれたから、ホテルの電話で通話しまくるだで」



アパホテル「電話使用量金が1万円になります」

↓ソース 中日帽子「ホテルから1万円請求された」↓

 
時代が時代なら、稀代のとんち王としてsyamuが名を馳せていただろう。

だが現実のsyamuは、稀代の業人ごうにんとして名を馳せてしまっている。

 
そしてsyamuが1万円もの電話代を使って何をしていたかというと、あず希に電話を掛け、同棲をしようと持ちかけていたのである。

同棲もありかなー…と
まあ同棲といっても、僕の収入が安定するまでなんで
ご検討よろしくお願いします

動画ミラー:https://www.nicovideo.jp/watch/sm34650362

自分が見世物小屋に入れられているのに気づかず、飼い主に同棲を持ちかけるというのもバカな話だが、この際まあよい。

 

問題は「スマホはダメっていわれたけど、ホテルの電話はセーフ」という理論である。

この論法、どこかで見覚えがなかっただろうか?

syamu「家族に家の中を映すなと言われたけど、今日は言われてないので撮影します」

syamuが新しいwebカメラを購入した際、このような発言をしている。

ほんとはね、前webカメラ買ったときにね、ちょっと、ウチの家族から、webカメラの映像のNGが出たんだよね。

「そんなの映さんといて」って言われたから。

……

でも今回はNG出てませんね。

……

今んとこはNG出てませんね。

よかったよかった。

つまりこういうことになる。

  1. 以前使っていたwebカメラで撮影しようとしたら家族から「撮影NG」といわれた
  2. だから撮影を我慢していた
  3. でも今回新しいwebカメラを買ったので、あのときの約束は帳消しになる
  4. じっさいに、まだ「撮影NG」とはいわれていない
  5. syamu「ウイイイイイイッス」
私は今までいろんなネット炎上を見てきた。

そこで気づいたのだが、長らく燃え続ける人物というのは総じてバカなのに妙にずる賢いという共通点がある。

 

脳科学者が書いた本、『あなたの脳のしつけ方』によれば、こういった人種は「島皮質」と呼ばれる部分が異常に発達しているらしい。

島皮質が発達している人物は、普段は努力をしないが、自分に得があるときだけ猛烈に頭が回るらしいのだ。

これは遺伝子レベルで決まっていることであるため先天的なものである。

 

syamuさんも島皮質が発達しているのではないだろうか。

中日帽子に説教をするsyamu「まだ説教は続いてんだよ!」「新しい代理人じゃないよ、仲間だよ!」


syamuの思考が悪い意味で高速回転しているのがこちらの「説教通話」である。

よくもまあここまでゲスい言葉を垂れ流すことができるな、と感心することしきりだ。

  • 「(俺に)誠意を見せたい?」
  • 「まだ説教は続いてんだよ」
  • 「カネ渡すから、手切れ金じゃないけど」
  • 「コツコツコツコツコツ(イライラして筆記用具で机を叩き始める)」
  • 「疑心暗鬼になってるからじゃん、自分(おまえ)の行動によって」

 
発言もウザいが態度がいちばんウザい。

インテリぶってペンを片手に何やら書いているのがウザい。

ずっとメガネの隙間から目をこすっているのが気色悪い。

 

さっきはsyamuに先天的な脳の発達があると書いたが今回は逆だ。

これらの言動は後天的なものだと考える。

 

普段、自分が焼き肉からされている説教をマネているのではないかというのが私の考えである。

このときのsyamuは「貝塚レート200万円」というネタを真に受け、自分が数分間の配信で200万円を稼いだとかんちがいしている。

さらにはあず希一派と合流に成功したため、念願の女もゲット。
 
のびハザを実況していたころの盛大な自尊心を持ったsyamuが帰ってきた瞬間である。

いつも焼き肉に説教されていたイライラを、ここぞとばかりに中日帽子にぶつけている。

ちなみにこの通話をしているスマホ、および通話料金は中日帽子のものである。

syamuがギリ健なのは「syamu_mad」の中だけ。syamuの本編は極めて濃度の濃いS

今回の騒動、やたら内容が濃いと感じなかっただろうか?

 

syamuの動向を追っている俺オナ民の中には

「syamuのクズ度が想像を超えていた……」

「展開が強烈すぎて、騒動を追っていたら寝不足になってしまった……」

「複雑すぎて、まとめサイトやまとめ動画を見ないと展開を理解できない……」

と思っている人はいるのではないだろうか?

 

よく考えたらこれは当然なのだ。

われわれは「ニコニコに転載されたsyamu動画」を観てキャッキャやっていただけであって、syamuの投稿した本編をリアルタイムで追っていたわけではない。

ネカマ騒動もあったが、あれはsyamuのメールを晒しているだけであって純度100のsyamuを見ていたわけではない。

そして今回の「syamu奪還編」で、はじめてわれわれはsyamuの動向をリアルタイムで見ることとなった。

何者にも染まっていない、純度100%のsyamuを見るのは初めての体験だったのだ。

われわれが「ギリ健」と呼んでいたのは、「MADの中にいるsyamu」のこと

よく考えてみればそのとおりなのだ。

われわれがこれまで見てきたsyamuとは、

  • ニコニコ動画にあるsyamu本編は、コメントという健常者要素で中和されていた
  • syamun_madは、本編の切り貼りなど健常者による編集を経ていた
  • ネカマ騒動は、健常者であるネカマの主観によって切り取られた物語だった

そんな甘やかされた私に、S純度100%・欲望純度100%のsyamuは想像を絶する破壊力だった。

 

私は『ハンターハンター』のキメラアント編にいた、ノヴというキャラのエピソードを思い出す。

彼は強キャラポジションにいて、意気揚々と敵のアジトへ乗り込んだ。

しかし敵の気配がする領域に入った瞬間、「自分には手に負えない」と一瞬で精神が崩壊し、髪の毛が抜け落ちてしまったのだ。

 

私にとってのsyamuはキメラアントのように恐ろしいものだ。

外から見ていたら空想上の生物のようでおもしろかった。

だが、本物のsyamuに近づいたら、もう私なんかには手に負えないものだとわかった。


今回の記事を書いたのは、シバターの『UUUMにアポ無しで突撃してみた!!syamuの最近の流れを追う【syamu最前線】』を観たからです。

彼はこの動画内で「これ(syamuのこと)笑っていいのかなってレベルなんだよね俺の中でね」「俺の中で結構笑えないラインなんだよなぁsyamuさんはなぁ」といっていた。

正直、私もsyamu奪還編はイマイチ楽しめない。

シバターはsyamuの「S度がキツイ」ということだったが、私の場合は「syamuの欲望がキツイ」

 

私は今まで、人間臭いキャラが好きだった。

ONE PIECE』のウソップとか、『左ききのエレン』の登場人物とか……。

 

だけど、syamuさんの欲望のままに行動してる姿を見ていて思った。

俺が今まで見ていたのって、作り物でしかなかったわ。

そして本物の人間臭さって、悪意を排除できないものなんだなって思った。

 

なんかsyamuさんからは、にじみ出る悪意のようなものを感じる。

「七つの大罪」というのはよくいったものだと思う。

欲望は罪であって、他人から見たら悪意なんだよな。

syamuさんを見ていて勉強になりました。