REAPER:動画に日本語テキストを挿入することが可能に
Ver.5.12のアップデートで、動画に日本語のテキストを挿入することが可能になった。
下の画像は以前説明で使用したGifにReaperでテキストを追加してみたところ。

以下、テキストの挿入方法などについて。
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▼(1)テキストの挿入
テキストの挿入には「Video processor」というプラグインを利用する。

テキストの挿入だけでなく、動画にエフェクトをかける場合やフェードイン・フェードアウト処理を施す場合も基本的にこれを使用することになる。このプラグインには様々な処理を行うためのプリセットが用意されているので、まず行いたい処理に相応しいプリセットを選ぶところから始める。この場合は「Title overray」を選ぶ。

「text=""」のダブルクオーテーションで囲まれた部分がビデオに挿入されることになる。日本語はプラグイン上から直接入力できないので、まず何らかのテキストエディタで文字を入力し、それをプラグインにコピペし、「Ctrl+S」で確定して反映させる。
その下の「font=""」ではフォントの変更が出来る。フォント名は英語名で入力する必要があるので、日本語名になっているフォントを使用する場合は以下のサイトなどで英語名を調べる必要がある。
日本語フォントの英語名しらべ - TAKEN
また上の画像で確認できる通り、左側のノブではテキストの位置や色の濃淡、バックグラウンドに関する設定が行える。もちろんこれらはオートメーションで制御することが出来る。
▼(2)フェードイン・フェードアウト
テキストにフェードイン・フェードアウト効果を施すには主に二通りの方法がある。
一つ目は以下の画像のようにトラックごとに二つの「Video processor」を立ち上げる方法。

この場合、一つ目を「Title overray」に、二つ目を「Track opacity」に設定し、「Track opacity」の左側に表示されている「opacity」項目をオートメーションで動かすことでフェードイン・フェードアウト処理を行う。


もう一つは以下の画像のようにアイテムを分割し、其々のアイテムに「Title overray」を仕込む方法。

この場合、一つ目の方法のように「Track opacity」を後ろに読み込んで「opacity」を下げると画像全体が真っ黒になってしまうのでそれはできない。なので「Title overray」の「text alpha」と「bg alpha」を同時にオートメーションで動かし、テキストとバックグラウンドの両方を薄めたり強めたりするというやり方で効果を施す。

ただし、アイテムFXにテキストを仕込む場合はその下のトラックでエフェクトを施す際、テキストにもその影響が及んでしまうということに留意しておく必要がある。
尚、アイテムFXはアイテム・プロパティ画面の下の方にある以下のボタンから立ち上げることができる。

また、FXブラウザから直接アイテムにD&DすることでもFXを読み込ませることができる。

***
上で挙げた方法はテキストとバックグラウンドの両方をフェードイン・フェードアウトさせるやり方だが、バックグランドを残してテキストだけをフェードイン・フェードアウトさせることも出来る。その場合以下のようになる。

この場合は「text alpha」を用いてテキストの濃淡をコントロールする。

因みに、アイテムFXにテキストを仕込む場合は分割したアイテムを再び連結させることができる「Item:Heal splits in items」というアクションを直ぐに利用できる状態にしておくと便利。

▼(3)参考資料
Reaperの動画編集機能に関して参考になりそうなものを幾つかピックアップ。
下の画像は以前説明で使用したGifにReaperでテキストを追加してみたところ。
以下、テキストの挿入方法などについて。
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▼(1)テキストの挿入
テキストの挿入には「Video processor」というプラグインを利用する。
テキストの挿入だけでなく、動画にエフェクトをかける場合やフェードイン・フェードアウト処理を施す場合も基本的にこれを使用することになる。このプラグインには様々な処理を行うためのプリセットが用意されているので、まず行いたい処理に相応しいプリセットを選ぶところから始める。この場合は「Title overray」を選ぶ。
「text=""」のダブルクオーテーションで囲まれた部分がビデオに挿入されることになる。日本語はプラグイン上から直接入力できないので、まず何らかのテキストエディタで文字を入力し、それをプラグインにコピペし、「Ctrl+S」で確定して反映させる。
その下の「font=""」ではフォントの変更が出来る。フォント名は英語名で入力する必要があるので、日本語名になっているフォントを使用する場合は以下のサイトなどで英語名を調べる必要がある。
日本語フォントの英語名しらべ - TAKEN
また上の画像で確認できる通り、左側のノブではテキストの位置や色の濃淡、バックグラウンドに関する設定が行える。もちろんこれらはオートメーションで制御することが出来る。
▼(2)フェードイン・フェードアウト
テキストにフェードイン・フェードアウト効果を施すには主に二通りの方法がある。
一つ目は以下の画像のようにトラックごとに二つの「Video processor」を立ち上げる方法。
この場合、一つ目を「Title overray」に、二つ目を「Track opacity」に設定し、「Track opacity」の左側に表示されている「opacity」項目をオートメーションで動かすことでフェードイン・フェードアウト処理を行う。
もう一つは以下の画像のようにアイテムを分割し、其々のアイテムに「Title overray」を仕込む方法。
この場合、一つ目の方法のように「Track opacity」を後ろに読み込んで「opacity」を下げると画像全体が真っ黒になってしまうのでそれはできない。なので「Title overray」の「text alpha」と「bg alpha」を同時にオートメーションで動かし、テキストとバックグラウンドの両方を薄めたり強めたりするというやり方で効果を施す。
ただし、アイテムFXにテキストを仕込む場合はその下のトラックでエフェクトを施す際、テキストにもその影響が及んでしまうということに留意しておく必要がある。
尚、アイテムFXはアイテム・プロパティ画面の下の方にある以下のボタンから立ち上げることができる。
また、FXブラウザから直接アイテムにD&DすることでもFXを読み込ませることができる。
***
上で挙げた方法はテキストとバックグラウンドの両方をフェードイン・フェードアウトさせるやり方だが、バックグランドを残してテキストだけをフェードイン・フェードアウトさせることも出来る。その場合以下のようになる。
この場合は「text alpha」を用いてテキストの濃淡をコントロールする。
因みに、アイテムFXにテキストを仕込む場合は分割したアイテムを再び連結させることができる「Item:Heal splits in items」というアクションを直ぐに利用できる状態にしておくと便利。
▼(3)参考資料
Reaperの動画編集機能に関して参考になりそうなものを幾つかピックアップ。
- フォーラムのビデオ・エフェクト関連スレ
R5 New Video FX Discussion Thread - Cockos Confederated Forums
- フォーラムのビデオ関連スレ~FFmpegのダウンロード・リンクあり
Video Playback and Exporting - Cockos Confederated Forums
ここからダウンロードしたFFmpegに含まれる以下のファイル――Ver.5.12では以下のバージョンに対応――をインストール・フォルダに掘り込むと動画の読み込み/書き出し形式を増やすことができる。
尚、実際に使用したことはないが、FFmpegから分裂したLibAVのものにも対応しているらしい。
- 説明書(512c_p.368)と連動したビデオ関連のプロジェクト・ファイル
http://www.cockos.com/~glazfolk/VideoExamples.zip
- Reaperで編集された「ジャスティンがいっぱい」なビデオ
このビデオのプロジェクト・ファイルが以下のURLからダウンロード出来る。
http://forum.cockos.com/showpost.php?p=1544941&postcount=242
しかし、なんだか船酔いしそうな曲だ。
- Reaperで編集されたメタル・バンドのPV
Outerburst: recording drums sneak peek - YouTube
- 「Video processor」上で「F1」を押すと表示される画面
スクリプトを自分で書ける人は参考になるかも。
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