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サウンドフォントを使う

Reaperには便利なMIDI編集機能があるので、打ち込みだけで音楽を作ることもできます。私がそうしてます。
ただしReaper付属のMIDI音源は扱いがなかなか難しく、機能もそんなに多くないので作られる音楽は限られてしまいます。

それを解決する手段がサウンドフォントです。
サウンドフォントとはMIDI音源の音色部分だけをファイル化したもので、有志の方が作ったファイルがネット上に大量に出回っています。
例えばピアノの音色やギターの音色といったファイルが存在し、これらをシーケンサーから読み込むことでMIDIを使って演奏することができるようになります。
サウンドフォントが置いてあるサイトのうち代表的なものをいくつか紹介します。
  • Today's SoundFont:管理人の方が使ってみた感想と共にダウンロードサイトへのリンクがいっぱい貼ってあります。かなりためになります。
  • Sf2Midi.com:ダウンロードするには無料の登録が必要です。数はたくさんだが回線が重くて使いづらい(ノ∀`)
  • ZSF Distribution:BitTorrentを使ったサウンドフォント倉庫。全部で40GBくらい。紹介文など一切ないので、片っ端から落としてみるしかない。
  • Shan's Soundfont Homepage:良質で有名なSGM-V2.01サウンドフォントのページ。
サウンドフォントは.sf2という拡張子のファイルです。
上記サイトでダウンロードしてきたファイルのうちいくつかは.sfpackなどの拡張子になっていることがあります。
これらの拡張子のファイルは圧縮されているので専用の解凍ソフトを用意する必要があります。
  • SFPack:.sfpack拡張子のファイルを解凍するソフト
  • sfArk:.sfark拡張子のファイルを解凍するソフト
.sf2ファイルが準備できたら、次はVSTiを用意しましょう。

Reaper自身は直接サウンドフォントを扱うことはできませんが、サウンドフォントを用いて発音する機能を持ったVSTiを使うことで、サウンドフォントを使うことができるようになります。
サウンドフォントを読み込んで発音するVSTiはいくつか種類があります。
  • sfz:代表的なサウンドフォントプレイヤー。安定性・互換性共に高く、一番オススメ!
  • VSTSynthFont:SynthFontというMIDI→WAVコンバータのVST版。安定性に若干難ありだが、トラックごとに音色を読み込めたり多機能なのがウリ。
  • soundtypo:フィルターがいろいろ使えたりするのでこだわりたい上級者にオススメ。逆に手軽に使いたいと思ったら向いてないかも。
これらのVSTiをダウンロードしてきて、Reaper上へ読み込みます。
読み込み方・打ち込みのしかたはIndependence Freeを使ってみるのページに書いてあるのを参考にどうぞ。

sfzを複数立ち上げる

複数のトラックで別々にsfzを立ち上げるとけたたましい音が発生し、正常に演奏できないというバグ(?)があります。
どうも一つのプロセス内にsfzを複数存在することが原因らしく、これを解消するために別々のプロセスでsfzを立ち上げるようにする機能があります。
設定方法は簡単。VSTiを読み込むウィンドウでsfzを右クリックし、Run as→Separate Processを選択すればOKです。
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