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REAPERのアルゴリズム(フォルマント補正)について

いつかこのタイトルで書こうと思ってたのですが毎回めんどくさくなって書いていなかったので、ブログのデザインを変えたついでにぱぱっと書いちゃおうと思って書いてました。

REAPERで音を引き伸ばしたり音の高さを変えたり、人力ボーカロイドなどを制作するときにとても使えるアルゴリズムについてです。
についてって言っても自分のオススメを載せるだけです。
いわゆるフォルマント、フォルマント補正について、ですかね。

アルゴリズムはアイテムのプロパティから設定することができます。
アイテムを選択した状態でF2を押すとプロパティが出てきます。便利。
赤い円で囲んだ場所、Algorithmのプルダウンメニューからアルゴリズムを選ぶことができます。
ちなみにREAPERv0.999では残念ながらできないんですよね。
propate.jpg

結論から言うと、僕が特に使うことが多かったのは
Algorithm:「駘astique 2.1 SOLOIST
Parameter:「Monophonic
です。

いろいろ詳しくは続きからどうぞ!
イムストレッチー。
自分が音を引き伸ばすときに必ずと言っていいほど設定するアルゴリズムが
Algorithm:「駘astique 2.1 SOLOIST
Parameter:「Monophonic
です。
下のパラメーターはSpeechでもいいのですが、引き伸ばす場面ではMonophonicをよく使います。
Monophonicで音が濁ってしまったらSpeechでも試す、っていう感じですね。TPO。
母音をとてもきれいに伸ばせるので、人力ボカロを作るときに重宝してます。
これ以外のアルゴリズムはあまり良い結果にならないことが多かったなあ。

と、読むだけでは分からないので今回はサンプルをいろいろ用意してみた。
緑色の音声の方がなんか良く聞こえる かも。


元の音声

赤:デフォルト 緑:駘astique 2.1 SOLOIST「Monophonic」
再生速度 200%

再生速度 400%


再生速度を早くするときもこのアルゴリズムを使ってました。
ってこころちゃんいうな!

ッチシフトー!
こればかりはKeroveeやRoveeといったフォルマントを補正することができるVSTを使いたいところです。
ですがREAPERのアルゴリズムでもそれなりに音の質を変えることができます。
自分がよく使っていたのは
Algorithm:「駘astique 2.1 SOLOIST
Parameter:「Monophonic
ですね。

・・・またかよ!

うーん、これより良いものがなかった。
一通り全部試したのですがこれが一番かなあ・・・。
これも、場合によってはパラメーターをSpeechにしたりしてました。
実際はKeroveeやRoveeを使うことの方が圧倒的に多かったですね。


元の音声

赤:デフォルト 緑:駘astique 2.1 SOLOIST「Monophonic」
ピッチ +12

ピッチ -12




こんな感じでしょうか。一つしか挙げていませんが。

あ、あと「SoundTouch」というアルゴリズムがあります。
デフォルトやそれ以外のアルゴリズムではピッチを±24までしかシフトできませんが(数値は変わるが音は変わらない)SoundTouchを使うとこの壁を越えられます。
こんなこと使うことないだろうなと思っていましたが、天空の夜明けという曲で音MADを作る時の音合わせで使いました。ありがとうSoundTouch。

・・・と長々と書きましたが、結局「駘astique 2.1 SOLOIST」が最強ってわけよ!

追記
最近バージョンを上げたら「駘astique 2.28 SOLOIST」になってた。

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