劇団四季「パリのアメリカ人」アダム役の斎藤洋一郎さん。
1987年、兵庫県生まれ。双子の弟の斎藤准一郎(しゅんいちろう)さんとともに
幼稚園の頃にお母様に連れられて観た『キャッツ』がきっかけで劇団四季に夢中になられたとか!
ミュージカルとの出会いからメインキャストを演じる現在まで、その努力と喜びの日々に
ガーシュイン作曲の音楽と共にお話をお聞きしました。
劇団四季「パリのアメリカ人」
https://www.shiki.jp/applause/aaip/
https://www.shiki.jp/navi/info/renewinfo/033018.html

フルート奏者としてさまざまな舞台で活躍する園城三花さん。
園城さんは京都生まれ。
8歳からフルートをはじめ10代で単身ドイツに留学。
現地の高校に通いながら同時にデトモルト北西ドイツ音楽大学青少年特別クラスに入学。
1984年にミュンヘン音楽大学大学院を卒業。その後、バロック音楽を学ぶためパリに移住。
在学中からヨーロッパ各地にてコンサート活動を行い、
1986年には日本でも本格的な演奏活動を始められます。
以後テレビやラジオ、CMなどに活躍の場を広げ、
リサイタル、室内楽はもちろんイベントにも多数出演。
旅の話、音楽談義で大いに盛り上がった30分でした。

突き抜けたアホをめざすという気鋭の女性落語家。
今から9年前、平成23年に桂米二の弟子となりました。
その年の9月、米二師匠の不定期落語会で初舞台。
以後精進に励み今では定期的に自分の落語会
「によによチャンネル」を開催するまでになりました。
毎年開催される上方落語協会の彦八まつりではバンド活動も。
担当はギターとボーカル。歌うというより叫んでいる、とか。
女性落語家というプレッシャーもなんのその。
可愛がってくれる師匠や兄弟子に支えられ、元気、強気に邁進中です。
大好きなアーティスト 戸川純さんの音楽もお届けしながら
エキサイティングな回となりました。


京都に都が置かれるはるか前から
ここには人々の営みがありました。
都が開かれ、人口が増え都市機能をもつようになり
王朝文化が花開きました。
貴族たちは贅を凝らした工芸品や調度を愛し
町衆はたくましく独自の信仰や文化を育ててゆきました。
発掘される貴重な埋蔵文化財が教えてくれること。
それは過去からのメッセージ。
現在、私たちが暮らす京都はどのように形づくられてきたのか。
私たちが知らないはるか昔の京都の姿をたっぷりお聞きしました。
どこか噺家さんのような山本さんの口調に引き込まれます。


兵庫県生まれ。幼少より落語に興味を持っていた文之助さんは
1975年3月、二代目桂枝雀に入門、
南光、雀三郎に次ぐ三番弟子雀松となりました。
その名は大師匠、桂米朝によるものでした。
2013年10月6日に大名跡三代目桂文之助を襲名されます。
古典落語に新作落語、英語落語などを幅広くこなし、
受賞は国立演芸場花形演芸会銀賞、大阪舞台芸術奨励賞、
文化庁芸術祭賞優秀受賞ほか多数受賞されています。
2003年3月には気象予報士の国家試験に見事合格。
噺家初の気象予報士としてお天気をわかりやすく解説したりもされ
番組でも色々と気象のお話をしていただきました。
同門の米團治と落語に魅せられたエピソードなどで盛り上がり
「京都にも落語の小屋を復活させたい!」と盛上がりました。


密やかに、美しく。哀しく、強く。不思議に響く和の調べ。
雅楽の音色は、現代人の心を癒す、やさしい力があると思いませんか。
日本の古典音楽である雅楽は、日本人の自然観によって形作られてきました。
それは自然と融合し、宇宙を内包し、五体と五感を包み込む...
たとえば3管と呼ばれる笙、篳篥、龍笛。
それぞれの音色が表現するものはまさに宇宙。
笙の音色は天から差し込む光を表すとされる天の音。
篳篥は、地に満ちる人の声。地の音。
そして龍笛は天と地の間、空を舞う龍を表す空の音。
この3つの音が奏でられ合わさることで壮大な宇宙が表現されるのです。
今回は京都宙音(そらのね)雅楽会から溝脇操さん、門下の御姉妹をお招きし雅楽の奥深さ、面白さをお聞きしました。なかなか音の出ない楽器に挑戦する米團治さんの姿がとても微笑ましく、楽しい雅な時間でした。



聖護院門跡。
寒中の托鉢修行、大峰修行、護摩修行など。
様々な修行のなかから真理を得るという修験道の日本最初の本山です。
一方で光格天皇の仮皇居となるなど、皇室との深いゆかりをもち、絢爛豪華な障壁画、瀟洒な書院など、門跡寺院らしい趣を今に伝えています。
厳しい修験道と、みやびやかな宮廷文化の二つの表情を併せ持つ聖護院門跡。
今回はその門主である宮城 泰年(みやぎ たいねん)大僧正をお迎えしました。
宮城門主は1931年、聖護院内の積善院で誕生。
龍谷大学文学部国文学科を卒業後、新聞社に勤務されました。
その後、聖護院に帰山。庶務部長、宗務総長、聖護院門跡執事長などを歴任し、2007年に門主となられました。
門主のたどってこられた道、修験道の厳しさ、
新しい年に向けてのお話をお聞きしました。

「ベートーヴェン生誕250年記念 井手章夫指揮者活動70周年記念演奏会」が今年1月9日、京都コンサートホールで行われました。
指揮を勤められたゲストの井手章夫さんは92歳。米團治さんの奥様の伯父様というご関係。御身内の通夜のおりに、井手さんが大のベートーヴェン好きで、演奏会などでは指揮者としてタクトを振っておられることを聞かれたことから今回の演奏会に至ったそうです。
溌剌とした話し口調で音楽への熱い思いをお話いただきました。


江戸中期に活躍した、京都ゆかりの絵師伊藤若冲。
生家が商う野菜や庭で飼う鶏など身近なものをつぶさに観察し描くことで独自の画風を拓いていきました。
そんな若冲の最初期の作品が新たに発見されました。
関西地方の旧家に残されていたものだそうで、鑑定された福田美術館が真筆と発表。
ここから必死の努力をして若冲独自の境地へと向かっていったその出発点となる作品です。
その福田美術館は昨年10月に京都嵐山にオープンした私設美術館です。
若冲、応挙など京都画壇で一時代を築いた絵師たちの作品を中心に約1500点をコレクション。
今回は福田美術館から副館長の竹本理子さんをお招きし、楽しくお話をお聞きしました。


ウールの格付け人で羊マニアの本出ますみさん。
スピナッツ出版の代表でもいらっしゃいます。
始まりは、1983年、インドへ行く途中に立ち寄ったオーストラリアで見た毛刈りをしたばかりの輝くような羊毛でした。
一頭の羊から糸を紡いでいく。
それは本出さんにとって夢を紡ぐ行為に思えました。
翌年京都で原毛のお店をはじめ、次の年には「情報誌スピナッツ」を創刊。
1991年にはニュージーランドでウールクラッサーの資格を取得しました。
スピナッツとは紡ぎと夢中になるという意味の言葉を合わせた造語です。
羊は肉や乳、羊毛、糞にいたるまで無駄にすることがないといいます。
そんな羊に魅せられた本出さんの羊のお話しをたっりとお聞きしました。
またスペシャルなゲストにも飛び入りしていただきました。

