この件です。

 自民党ハウジングファースト勉強会 
 仁藤氏はどの議員が来たか明かしていませんが、以下の投稿からバスカフェを訪れたのが自民党の「ハウジングファースト勉強会」なる組織であることが分かっています。この写真だけで明らかに「5人」を超えていますね。
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 この勉強会は以下のツイートにある通り、Facebookへ写真を投稿した馳浩を会長とし、阿部俊子を幹事長に、鈴木隼人を事務局長として動いているようです。

 この写真だけでは誰が訪れたのか判然としませんが、ツイートを探ると井出ようせい、鈴木隼人の両名も参加していたことが分かっています。(すでに消されていたり、消されそうなのでスクショで)
スクリーンショット (84)
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 「調査」に思い上がる人たち
 実のところ、この手の「調査してやっているのだから」式の「思い上がり」は、心理学や社会学といった調査主体の学問ではよくある失態としてたびたび注意喚起されているものです。そのものずばり『調査されるという迷惑』という本があるほど。

 調査をするという状況、あるいは調査ができるという立場や専門性を持つと、人は割と簡単に調子に乗ります。権利意識の希薄な自民党議員ならなおさらでしょう。このように調子に乗ると、意識が「調査してやっている」というかたちになっていきます。

 しかし本来、調査をされる側にとって、その調査に付き合う義理は一切ありません。いつでも好きな時に、理由を明かさず、一方的に参加を打ち切ってよいというのが調査参加者の持つ権利です。ですから実際には、「調査してやっている」のではなく「調査されてやっている」というのが正しいのであり、調査をする側はされる側の好意と気まぐれの恩恵を受けているに過ぎないことを忘れてはいけません。

 今回は支援の場の視察ということで、心理学の調査とは状況が少し違いますが、それでも前提は共通しています。調査なり視察なりというのは、あくまで相手の「見せてやってもいい」という思いの恩恵を受けるものであり、相手の好意を踏みにじればその時点で叩き出されてもおかしくないのです。

 調査で注意すべきこと
 調査で気を付けなければいけない基本的なことがいくつかあり、自民党議員のこの視察はその基本を全く無視した最悪なものと言えます。

 1つは、相手に関する注意事項をよく聞いて守るということです。今回の事例でいえば、5人までと先方に言われている以上これは厳守すべきです。
 個人情報の保護にも努めなければいけません。無断で撮った写真をSNSにあげるなど、今日日大学生でも滅多にやらない失態です。写真を撮るなと言われている訳ですから、余計に質の悪い行いです。

 また、先方から言われてなくとも、場の性質を考えて当然予想されるべき注意事項は先回りして守るという配慮も求められます。今回は性暴力被害や虐待を経験した未成年の女性が中心の場であることから、男性でぞろぞろ出向くなどということは絶対に避けるべき事態であり、視察に行く5人を女性だけで構成するといった配慮をするべきですらあった状況です。

 仁藤氏のツイートにもありましたが、しっかり名乗らないというのも悪手です。自分がどこの誰であるかを明示することは、責任の所在をはっきりさせることにも繋がります。そこが判然としない「調査」に協力する人はいないでしょう。


 自民党のこの視察は、調査の基本を全く無視した酷いものであるというべきですが、それ以前に、先方から言われた注意事項すら守れないという、いい年した大人としてどうなのかという振る舞いでもあります。
 まぁ、自民党なんでその程度といわれりゃそれまでですが。