挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
昏き宮殿の死者の王【Web版】 作者:槻影

第四章

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
115/115

第二十三話:秘密③

 扉の上からでも窺えた通り、地下部分は驚くほど広くそして、入り組んでいた。広い空洞に無数の通路が繋がっている。


 ゴーレム達はまだいるようだった。足音がするが密閉されているため音が反響して方向が分かりづらい。


 全身に絶え間なく走る激痛は暗闇の中に落ちたことでやや治まっていた。おそらく闇に包まれた事で僕の力が心持ち上昇したためだ。この痛みは僕とセーブルの綱引きの結果のようなものなのだろう。


 とはいえまだ動くことすら億劫だったが――へばっているわけにはいかない。

 センリはこの絶体絶命の状況でも冷静だった。彼女の前で無様を見せるわけにはいかないし、守ってと言われた以上はここが踏ん張りどころだ。


 センリの肌が仄かに発光する。熱を感じさせない静かな光だ。余り肌が見えない服を着ているので光も極僅かだが、もしかしたら服を脱いだら足の先から頭の先まで全身、輝いているのだろうか。

 僕の視線に気づいたのか、センリが声を潜めて言う。


「地下は……酸素が薄い。エンドは平気かもしれないけど――祝福を巡らせることで、代替している」


 さすが対アンデッドのスペシャリストだ。僕が気づきもしない事をよく考えている。

 僕は感心しつつも、一番気になっていることを聞いた。


「…………僕が触れたら、溶ける?」


「……溶けないようにしてる。でも、触れちゃ駄目」


 溶けないけど触れちゃ駄目なのか……なるほど……。

 頷き納得する僕に、暗闇の中、センリが眉を顰めたのが見えた。


「エンド、貴方は……好奇心が強すぎる」


 触りたい……次に血を貰う時は絶対に光って貰おう。頭を切り替える。


「ゴーレムが古い物じゃないって事は、誰かここに出入りしている者がいるってことか」


 ゴーレム製造ってどのくらい難しいのだろうか?

 それで相手の力量が決まるが、今回現れた程度ならばなんとかなる。


 そもそも、罠が仕掛けられた時点で何某かの陰謀があるのは予想出来る。問題はその相手が何者なのか、だけで――。


 センリ曰く、市長はただの人間だったらしい。センリが呼び出されたのは昼間だったし、今のセンリは夜の結晶の存在も念頭に入れているので、その辺りの判断に誤りがあるとは思えない。

 だが、この地下宮殿――迷宮のような空間は人間が運用するには余りにも不便だ。そして実際に地下からはセンリのものを除いて人間の匂いはしない。


 なかなか複雑な事情があるようだ。


 ゴーレムを見下ろしながら、センリが知識不足の僕に教えてくれる。


「力を吸収し切り裂く――破魔鋼は、少なくとも現在は……ほとんど産出されていない。使われているのは一部だけだけど――見るのは久しぶり」


「そういえば、ホロスが操っていた、アンデッドも持っていなかったな」


 祝福を飲み込む金属なんて恐ろしい物持っていたら間違いなく使っていただろう。余程希少な代物らしい。

 そしてそれをそこまで強くないゴーレムにまで配備しているこの迷宮の主はどれほどの力を持っているのだろうか。


 そこで、センリが付け足した。僕が手に握る『光喰らい(ブラッド・ルーラー)』を指して言う。


「エンド、貴方の鉈は、少量の破魔鋼とアダマント鋼が使われている。だから、悪霊も切り裂けるし聖銀の武器と打ち合ってもびくともしない」


「いい武器ってこと?」


「上から呪いもかけられている。おそらく、ただの人間では扱えない」


 そう言われて思い返せば、この鉈の頑丈さはかなりのものだ。

 これまで色々手に入れたが、アルバトス、ライネルと、激戦をくぐり抜け、まだ形を保っているのは僕の身体とこの鉈だけである。

 さすがロードが自分のために用意した武器だ。大切にしよう。


 言葉を止めると、センリが大きく深呼吸をして目を閉じる。そして、僕は思わず目を見開いた。


 その銀の髪から放たれた光がベールのように広がる。おそらく、ここが少しでも光がある外だったら気づかなかっただろう、薄い光だ。真の闇の中だからこそ、かろうじてわかった。

 光は間違いなくアンデッドの苦手とする祝福由来のものだったが、僕に触れても痛みも衝撃もない。


 心臓の音が、脈拍が聞こえる。センリは目を開けると、小さな声で言った。呼吸が注意して知ろうとしなければ気づかない程度に乱れている。


「かなり複雑な地形。ゴーレムの数もかなり多い。これは……厄介」


 なるほど……今の光がセンリの知覚の正体か。これまで気づかなかったが、これまでも度々、放っていたのだろう。

 そしてよく見ると、握った鉈の周囲だけ光が乱れている事もわかる。


 センリの言葉はいつになく弱気だった。

 アルバトスとの戦いで重傷を追った時にもほとんど態度を変えなかったのに、これはもしかして、信頼の証だと思ってもいいのだろうか?


 少しだけ全身を苛んでいた痛みが和らぐ。気合が入る。

 闇の中は僕の独壇場だ。祝福の応用力は言わずもがなだが、元終焉騎士を謳っている者をターゲットにする怪物相手では分が悪い。


 センリが慎重に一歩前に進む。

 僕は腕を伸ばすと、その光る首筋を指先で突っついた。珍しいことに小さな背中がぴくんと震え、センリがこちらを向く。まるで悪戯を咎めるようなジトッとした目つきだ。


「……何?」


「仕掛け床だ。何かある」


「!?」


 見える。見えるぞ。また一つステージが上がったのを感じる。

 いや――僕が吸血鬼としての肉体にまた一つ慣れたとでも言おうか。


 這いつくばり、地面に身を低く伏せる。丁寧に削られた床。匂い。色。

 闇が僕の味方をしていた。


「色が……違うんだ。センリ、君は――見えていない」


 僕にはどんな暗闇でも世界が昼間のように見える。色の識別すら容易い。

 だが、おそらくセンリの眼にはそこまで見えていない。祝福の力で補助することで周囲の状況を把握しているだけだ。

 終焉騎士の力は恐るべきものだが決して万能ではない。だから、箱の下の扉も市長から教えられるまで気づかなかった。まぁ、あれは僕も気づかなかったけど……。


 僕の眼には広い広間。その床の一部の色が異なっているのがはっきりとわかった。

 少しだけ凹凸もある。おそらく、スイッチだろう。


「これは……終焉騎士を殺すための罠だ」


 センリの放つ祝福による知覚の光にはそこかしこに乱れが見えた。大まかな空間は把握出来ても、精密な状況はわからないだろう。僕の持つ武器が、そして倒れたゴーレム達の残骸に混ざった破魔鋼が知覚を乱している。

 地面のスイッチもおそらく同じ金属で出来たものだ。僕は這いつくばるようにしてスイッチに近づくと、そっと手で押した。


 スイッチが僅かに動く。鋭い音がして、どこからともなく矢が飛んでくる。ちょうど僕の頭上を通り過ぎようとしたそれを手を伸ばし無理やり掴み取った。


 鏃が破魔鋼製だ。言われてみれば光沢が僕の鉈に少しだけ似ている。


 奇妙な匂いがする鏃を眺め、注意深く舌で触れる。

 屍鬼から変異した下位吸血鬼の味覚はかなり許容範囲が広い。ぴりぴりした心地のいい刺激を感じる。僕は矢を真っ二つに折ると、鏃をポケットに仕舞った。


 暗い状況を吹き飛ばすつもりで言う。


「毒だ。終焉騎士が強すぎるから対策も強くなってるんだ。か弱い僕からすれば、いい迷惑だよ」


「エンド、拾い食いは駄目。そんなんだからお腹を壊す」


「!? センリがあまり血をくれないからだ」


「…………貴方の食事の時間は、長すぎる」




§





 迷宮はセンリが顔を顰める程いやらしい設計になっていた。

 灯り一つない真の闇。ほとんどない空気に――祝福による知覚を妨げる破魔鋼。そして、闇に紛れ襲い掛かってくるゴーレム。

 並の傭兵ならばまともに抵抗する事すら難しいであろう、悪意の塊だ。


 【デセンド】は吸血鬼に執拗なまでの対策を打っていたが、この城からは終焉騎士を殺すという強い意志が感じられる。


 先輩の工夫に、僕は感心しきりだった。なるほど…………こういう城を作れば終焉騎士から身を守れるのか。

 だが、僕が城を作る時はもっと対策を打とう。吸血鬼と終焉騎士のペアを撃退できるような対策を。


 地下迷宮は大きく分けると、無数の通路と部屋、そして扉で構成されていた。

 分厚い金属の扉は部屋の前はもちろん、通路の途中などにも存在していて、侵入者の足取りを妨げる。鍵はかかっていないので、どちらかというと待ち伏せするための死角を増やすためのものなのだろう。


 吸血鬼の呪いはユニークだ。僕は許可がない限り他人の家には入れない。


 その区切りの判断基準の一つが扉だ。


 今思えば、地下空間への扉に入れたのはこの地下宮殿の主が招待していたからだったのかもしれない。


 迷宮の扉は僕にとても入ってはならない気分にさせてきた。下位吸血鬼の僕には扉の効果は薄いが、センリがいなければ僕は大きく疲弊していただろう。


 だが、それをセンリが全て解決してくれた。

 扉を開け、中の安全を確認すると、センリが僕を招き入れてくれる。


「エンド、入って」


 呪いというのは本当に不可思議である。たとえば僕は流れる水の上を通る時、ほとんど全ての吸血鬼としての力を失うが、お湯ならば弱化する程度で済むのだ。

 余り理屈で考えない方がいいのかもしれない。


 魂を蝕む痛みは熱を伴ったものに変わっていた。昔風邪を引いた時のように頭がくらくらする。


「ありがとう。手間をかけてごめん」


「……気にする必要はない。エンド、貴方は役に立っている」


 センリは優しいなあ。頼りにされているという事実が僕を奮い立たせる。

 天井から落ちてくるゴーレムを鉈で真っ二つにする。最初は驚いたゴーレム達ももはや流れ作業のように撃破できる。


 ラザル達はちゃんと撤退しただろうか……。


 地下迷宮は入り組んでいて何がなんだかわからなかったが、目的地は着々と近づいていた。

 目を見開き、壁を――気配の感じる方向を睨む。



「感じる。後少しでたどり着くよ……特大の夜の結晶の気配だ」

本日コミカライズの四話が更新されました。エンドはちゃんとズボンを履いています。是非ご確認ください!



==次回予告==



昏き宮殿の先。そこに待ち受けていた驚愕の真実!

デセンドの街が隠していた秘密が今明らかに!




次話、夜の結晶の源はエペ(雑) お楽しみに!

※予告は実際の内容とは異なる場合があります



/槻影



書籍版一巻、発売中です。

少し色っぽいセンリのイラストやパワーアップしているルウのイラスト、書き下ろし短編などなど盛りだくさんです。

そちらも宜しくお願いします!


唐崎先生によるコミカライズも連載中です。下のバナーからどうぞ!

  • ブックマークに追加
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
ポイントを入れて作者を応援しましょう!
評価をするにはログインしてください。
書籍版一巻、11/30発売しました!
全体的に改稿が入っている他、ルウのその後など、巻末に描き下ろしの話が二本入っています。
Web版既読の方でも楽しめるようになっておりますので、よろしくおねがいします!
i421905

2020/1/24より、ComicWalker様にて漫画版が連載されています。是非ご確認ください!
i436211
ニコニコ静画から閲覧する場合はこちら

感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全379部分)
  • 11952 user
  • 最終掲載日:2020/04/11 18:00
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全555部分)
  • 13728 user
  • 最終掲載日:2018/11/25 01:03
冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた

 駆け出し冒険者の頃に片足を失い、故郷のド田舎に引っ込んで、薬草を集めたり魔獣や野獣を退治したり、畑仕事を手伝ったり、冒険者だか便利屋だか分からないような生活を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全158部分)
  • 9721 user
  • 最終掲載日:2020/01/21 17:01
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です

男が乙女ゲー世界に転生!? 男爵家の三男として第二の人生を歩むことになった「リオン」だが、そこはまさかの知っている乙女ゲーの世界。 大地が空に浮かび、飛行船が空//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全176部分)
  • 10156 user
  • 最終掲載日:2019/10/15 00:00
望まぬ不死の冒険者

辺境で万年銅級冒険者をしていた主人公、レント。彼は運悪く、迷宮の奥で強大な魔物に出会い、敗北し、そして気づくと骨人《スケルトン》になっていた。このままで街にすら//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全636部分)
  • 15073 user
  • 最終掲載日:2020/04/01 15:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部分)
  • 12177 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部分)
  • 13469 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
ヘルモード ~やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する~

山田健一は35歳のサラリーマンだ。やり込み好きで普段からゲームに熱中していたが、昨今のヌルゲー仕様の時代の流れに嘆いた。 そんな中、『やり込み好きのあなたへ』と//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全187部分)
  • 11857 user
  • 最終掲載日:2020/04/24 20:00
元・世界1位のサブキャラ育成日記 ~廃プレイヤー、異世界を攻略中!~

 ――世界1位は、彼の「人生」だった。  中学も高校もろくに通わず、成人しても働かず、朝昼晩とネットゲーム。たかがネトゲに青春の全てを費やし、人生まるごと賭けち//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全257部分)
  • 10418 user
  • 最終掲載日:2020/04/24 07:00
ライブダンジョン!

ライブダンジョンという古いMMORPG。サービスが終了する前に五台のノートPCを駆使してクリアした京谷努は異世界へ誘われる。そして異世界でのダンジョン攻略をライ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全411部分)
  • 11233 user
  • 最終掲載日:2019/11/17 17:00
魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~

 書籍化決定しました。GAノベル様から三巻まで発売中!  魔王は自らが生み出した迷宮に人を誘い込みその絶望を食らい糧とする  だが、創造の魔王プロケルは絶望では//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全223部分)
  • 9672 user
  • 最終掲載日:2018/03/30 19:25
転生したらドラゴンの卵だった~最強以外目指さねぇ~

 目が覚めたとき、そこは見知らぬ森だった。  どうやらここは異形の魔獣が蔓延るファンタジー世界らしく、どころかゲームのように敵や自分の能力値を調べることができる//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全612部分)
  • 10785 user
  • 最終掲載日:2020/04/24 14:32
陰の実力者になりたくて!【web版】

【web版と書籍版は途中から内容が異なります】 ※書籍3巻とコミック2巻好評発売中です!  どこにでもいる平凡な少年は、異世界で最高峰の魔剣士だった。  //

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全203部分)
  • 14734 user
  • 最終掲載日:2019/09/22 22:26
難攻不落の魔王城へようこそ~デバフは不要と勇者パーティーを追い出された黒魔導士、魔王軍の最高幹部に迎えられる~

【書籍版2巻発売中(GAノベル)】【コミカライズ4/30より開始(マンガUP&ガンガンGA)】 『人と魔族が争って勇者が魔王を討伐……』なんてのは遠い昔の話。 //

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全224部分)
  • 10787 user
  • 最終掲載日:2020/04/20 16:08
ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで

 空気モブとして生きてきた高校生――三森灯河。  修学旅行中に灯河はクラスメイトたちと異世界へ召喚されてしまう。  召喚した女神によると最高ランクのS級や//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全192部分)
  • 9911 user
  • 最終掲載日:2020/03/01 21:09
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部分)
  • 10240 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで

「働きたくない」  異世界召喚される中、神様が一つだけ条件を聞いてくれるということで、増田桂馬はそう答えた。  ……だが、さすがにそううまい話はないらしい。呆れ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全452部分)
  • 10313 user
  • 最終掲載日:2020/04/19 00:00
マジカル★エクスプローラー エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる

【②巻3/1発売! 紙版初回のみボイスドラマ(瀧音役:島﨑信長さん、ななみ役:M・A・Oさん)が聞ける特製カード封入】 日本の紳士の間で一世風靡した伝説の美少女//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全145部分)
  • 10630 user
  • 最終掲載日:2020/03/06 03:36
とんでもスキルで異世界放浪メシ

■2020年1月25日に書籍8巻発売決定! ドラマCD第2弾付き特装版も同時発売! 本編コミック5巻と外伝コミック3巻も同日発売。■ 《オーバーラップノベルス様//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全517部分)
  • 10659 user
  • 最終掲載日:2020/04/21 00:25
モンスターがあふれる世界になったので、好きに生きたいと思います

会社からの帰り道、主人公は大きな犬を轢いてしまう。 その瞬間、彼の頭の中に声が響いた。 ≪モンスターを討伐しました。経験値を獲得しました≫ 「え?」 突如として//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全202部分)
  • 11532 user
  • 最終掲載日:2020/04/12 18:00
最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

フォーゲル大陸にあるアードラシア帝国。 強大な軍事力と広大な領土を保有するこの帝国では、帝位を巡って争いが起きていた。 皇太子が決まらず、皇帝の子供たちが//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全309部分)
  • 10454 user
  • 最終掲載日:2020/03/27 00:00
盾の勇者の成り上がり

《アニメ公式サイト》http://shieldhero-anime.jp/ ※WEB版と書籍版、アニメ版では内容に差異があります。 盾の勇者として異世界に召還さ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全983部分)
  • 10283 user
  • 最終掲載日:2020/04/21 10:00
狼は眠らない

異世界に落ちた剣士レカンは、不死の賢者シーラから魔法を教わり、少女エダとともに各地の迷宮を踏破してゆく。これは最強の力を得んとして戦い続ける魔法剣士レカンの物語//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全578部分)
  • 9708 user
  • 最終掲載日:2020/04/24 00:00
嘆きの亡霊は引退したい 〜最弱ハンターは英雄の夢を見る〜【Web版】

※2020/1/30 書籍版四巻発売しました。書き下ろしマシマシです、Web版、漫画版共々、よろしくお願いします! 世界各地に存在する宝物殿とそこに眠る特殊な力//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全227部分)
  • 15416 user
  • 最終掲載日:2020/04/23 17:17
Re:ゼロから始める異世界生活

突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全491部分)
  • 12326 user
  • 最終掲載日:2020/04/01 12:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 )

2020.3.8 web版完結しました! ◆カドカワBOOKSより、書籍版19巻+EX巻、コミカライズ版9巻+EX巻発売中! アニメBDは6巻まで発売中。 【【//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全668部分)
  • 11084 user
  • 最終掲載日:2020/04/19 18:00
人狼への転生、魔王の副官

人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。 元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全415部分)
  • 10639 user
  • 最終掲載日:2017/06/30 09:00
食い詰め傭兵の幻想奇譚

世話になっていた傭兵団が壊滅し、生き残ったロレンは命からがら逃げ出した先で生計を立てるために冒険者になるという道を選択する。 だが知り合いもなく、懐具合も寂しい//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全389部分)
  • 10254 user
  • 最終掲載日:2020/02/22 12:00