20/4/17(金)18:45
企業から支援の動きが広まっています。大手自動車メーカーのホンダから県に感染者を搬送するための専用車両が無償で提供されました。
提供されたのは感染者を運ぶために改装した専用車両、あわせて5台です。
この車両は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための支援としてホンダが社有車を改良して作ったもので主に、軽症の患者を病院や宿泊施設に搬送する際に使われます。
車両の提供は4月13日に都内から始まり、今後、感染者が多い地域を中心に50台ほどまで増やしていく予定です。
県は、来週にも車両の運用を始めるということです。
20/4/17(金)18:43
緊急事態宣言を受け、県内の大学でもオンライン上での対応を進めていますが、初めての取り組みに課題も多くあるようです。
横浜市にキャンパスを置く、神奈川大学です。
すでに8月まで一部の教職員などを除きキャンパスへは全面立ち入り禁止とし、前期の授業はオンライン上で行うことに決めました。
5月中旬から始める予定で、形式はテレビ会議を使ったリアルタイムでのやりとりや、録画したものなどそれぞれの教授が検討しています。
対面での講義が当たり前だった大学にとって、思いがけぬ事態に課題は多いといいます。
神奈川大学理事・明比卓事務局長「1コマ100分でやっているが、100分全部オンラインでできるんだろうかとか、質が保てるのかとか、そういった不安はある。学生さんの方がもっと切実な問題は、PCあるいは通信環境がしっかり整備されていない状態でできるかどうかという、不安はあると思う」学部や、自宅の通信環境などによって、学習格差が生まれるのではと学生にも戸惑いの声が。
工学部3年・学生「実験はどうしてもビデオ授業では難しいところがあるので、単位の修得が難しくなるんじゃないかなと思っています。そもそもパソコンを持っていないという学生もいるので不安ではある」また就職活動でも、主流はオンラインになり、ビデオ会議を使った学生への就職支援が行われています。
本来、就活はピークの時期ですが、大学によりますと採用活動自体が半分以下に激減。
面接や説明会がなかなか開けない企業側としては、ウェブ上の面接だけで内定を出すケースもあり、それに応じた対策も必要だといいます。
神奈川大学理事・明比卓事務局長「学生の方は混乱していると思う。まず何もやらないということではなくて、今何ができるのかということをしっかり考えていただいて、大学の方も何とかバックアップしていきたい」貴重な時期に自宅でできることは何か、模索が続きます。
20/4/17(金)18:30
新型コロナウイルスの影響で苦しむ事業者を対象に、独自の補助金を用意する動きが、鎌倉市などの各自治体で進んでいます。
鎌倉市の給付金は、市内で店舗を借りて営業し、前年の同じ月に比べて売り上げが5パーセント以上減った中小企業が対象です。
家賃補助として1カ月あたり25万円~最大50万円を2カ月間支給するもので、4月中の受け付け開始を目指しています。
一方で小田原市は、県の休業要請に応えた市内の飲食店などを独自で支援します。
支援は1つの事業者に一律で20万円で、補正予算の中から1000軒分の2億円が使われます。
受け付けはインターネット上で、5月7日から始める考えです。
また箱根町でも、経営が悪化している中小企業や個人事業主などに、最大で30万円を補助します。
消毒液の購入費や、事業の継続を見据えた取り組みなどが対象で、郵送で4月22日から受け付けます。
いずれの支援も、県の最大30万円の「協力金」とあわせて利用することができます。
20/4/17(金)18:28
17日県内ではこれまでに、新たに男女26人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。
感染が確認されたのは、午後6時までに横浜市で6人、川崎市9人、相模原市で7人、藤沢市2人、横須賀市1人、茅ヶ崎市保健所管内1人で、10代~80代の男女あわせて26人です。
このうち横浜市の青葉消防署に勤める20代の男性隊員は、4月6日の当直勤務後に発熱や頭痛があり、13日に解熱したため出勤しましたが、その夕方に味覚などの異常があったということです。
青葉消防署では職場の消毒を行ったほか、同僚7人を自宅待機としています。
また、川崎市では高津区に住む60代の男性の死亡が確認されています。
20/4/17(金)15:18
3月に相模原市中央区のホテルの駐車場で、男女2人に包丁を突きつけ「金を出せ」などと脅したうえ、女性にケガをさせたとして、無職の男が逮捕されました。
強盗傷害の疑いで逮捕されたのは、相模原市中央区に住む無職の瀧本雄一容疑者42歳です。
県警によりますと瀧本容疑者は3月、相模原市中央区相模原のホテルの駐車場で、男女2人に包丁を突き付けて「金を出せ」などと脅したうえ、女性の顔を殴ってケガをさせた疑いが持たれています。
女性は軽い打撲で、瀧本容疑者は金銭を奪うことなくその場から逃走していたということです。
男女2人と瀧本容疑者に面識はなく、県警の調べに対し「金を盗もうと思った」などと容疑を認めているということです。
20/4/17(金)13:08
緊急事態宣言による休業要請の対象になっていない、保育所。働く親には欠かせない施設である一方、保育所はギリギリの状態で受け入れを続けています。
横浜市中区のうちゅうこども園。
2月下旬頃から感染症対策を強化し園内に入れるのは子どもだけ。
検温や消毒を徹底しています。
横浜市では緊急事態宣言の発令後、保育所は原則開園としたうえで利用者には可能な限り登園を控えてもらい、休んだぶんの保育料は返還するとしています。
この園の利用者も半分ほどに減っています。
しかし4月13日、市内の保育所などが加盟する団体は保育所の原則休園を求める要望書を市に提出しました。
緊急事態宣言が出されても保育所への対応が何ら変わらないことに不信感を覚えたといいます。
横浜市私立保育園園長会の大庭良治会長「『保育園は開所しているのでご安心ください』ここに市と我々の温度差が非常にある。
我々は決して安心してお預かりはできない。
どう感染しているのかわからない。
慎重にならざるを得ない。
保育士は本当にまじめですいまこの現場を放ってどこかに行くようなことはしないと思うですがそこに甘えているとこの騒動がひと段落したときにどれだけの疲労がたまって離職率が高まるか懸念している」市は、保育所の原則開園は県の方針に沿った対応で変更の予定はないとしています。
20/4/17(金)13:04
厚木市立病院が新型コロナウイルスの検査を受けた患者2人に結果を誤って陰性と伝え、後に陽性が判明するミスがあったことが分かりました。
厚木市立病院によりますと4月13日に病院で採取した20代男性と60代女性の2人の検体についてPCR検査を民間検査機関に依頼。
15日に検査機関から送られてきた中間報告を担当の医師が最終報告と見誤り、患者2人に陰性と報告しました。
16日に検査機関から最終報告が来て厚木保健福祉事務所経由で患者に陽性であることが伝えられ、報告ミスが発覚したということです。
検査結果は医師と看護師の2人でチェックするものを医師1人で確認したことなどが原因で病院は、患者2人に謝罪するとともに「今後はダブルチェックを徹底する」などとしています。