※この記事は、VVmagazine vol.9(2015年3月25日発行)に初掲載されたものです。
ヴィレヴァンに住みたい。
今これを読んでいるサブカルファンなら誰もが一度は考えたことがあるのではないだろうか。
そう、何を隠そう私(=ライター・20代・女子)も「ヴィレヴァンに住みたい」と長年思い続けていたひとり。
宮崎駿先生の不朽の名作『風の谷のナウシカ』のコミックスを箱買いしたのもヴィレヴァンだったし、ジャケ買いした『ソラニン』にあまりにも感動して、浅野いにお先生の漫画をすぐさま大人買いしたのもヴィレヴァン。
『AKIRA』は作品としても大好きだし、インテリアとして部屋に置きたくなる装丁も最高。
社会人になってから漁ることが増えた大好物のデザイン書や写真集もたくさんあるし、昔、姉と読んでいた岡田あーみん先生の作品だって揃っている。
いわばヴィレヴァンは、私の青春そのものなのだ。
今回、渋谷宇田川店(2016年閉店)の特別協力で、そんな憧れのヴィレヴァンに…住めることに!
(いや正確にはひと晩だけ、生活を再現できることに。普段はこんなこと、できませんよー)
うおおー!
生活に必要なものは店内にすべて揃っているように思えるが、決定的に足りない「お布団」はこちらで用意して持ち込もう。
うむ「ヴィレヴァンにお布団」まさに「鬼に金棒」状態。マリオのスター状態とどちらが無敵か勝負したいくらいだ。
ただ一つ、欠点があるとするならばそれは「寝られない」こと。いや、正確には寝られるんだけど楽しすぎて寝られない、寝たくない。「遊べる本屋」じゃなくって「寝られない本屋」だ。
う~ん、ジレンマ。
個人的に一番のお気に入りポイントは布団の中から見上げる「見知らぬ、天井」なんだよ。普段見てるものと違うんだよ。ぜんっぜん違う! わかるかなあ~わかんねぇだろうなぁ~。
この思い、全国のヴィレヴァンフリークに届けッ!