出身作家インタビュー
ここでは、電撃小説大賞に応募し、デビューした作家さんに突撃インタビューを行います! あこがれの作家さんたちはどのようにして受賞したのか、貴重な経験を聞いて、作家デビューへの第一歩につなげよう!
第23回 沖田 雅
プロフィール
『先輩とぼく』にて第10回電撃ゲーム小説大賞〈銀賞〉を受賞し、同作品でデビュー。『オオカミさんと』シリーズも好評を博し、2013年11月には新作『妖怪青春白書 ―雪雄くんと薫子さん―』(電撃文庫)を刊行している。
- 小説を書き始めたのはいつ頃からですか?
- 中学校の時に一寸書いて挫折した記憶があります。本格的に書き始めたのは二十歳くらいです。
- 受賞するまでの投稿歴を教えてください。
- 第九回に落ちて、第十回で引っかかりました。
- 電撃小説大賞に応募しようと思ったきっかけ、理由を教えてください。
- 電撃文庫を買うたびに、電撃大賞の応募要項がついてたので、いつかは出そうと思ってました。
- 受賞作のアイデアは、何から着想を得たのでしょうか?
- 男女入れ替わりって、原因があんまり納得できないなと思っていたんですが、ある日の眠る直前の意識が曖昧だった時に、「男女入れ替わり物」と「UFO」が関連付けられた記憶があります。
そうか!! 宇宙人の超科学なら、男女を入れ替わらせることが出来るよね!!
みたいな。
- 受賞作を書く際に心がけていたこと、工夫したこと、苦労したことを教えてください。
- アイデアを思いついてから、けっこうさらっと書けた記憶があります。
それまで書いていたものより先に完成しましたし。
ちなみにその時書いていたのが、新作の妖怪青春白書の原型となる話でした。
まあ世界観はだいたい同じでも、話は全然違うんですが。
- 応募した後、各選考段階の発表などはチェックしていましたか? 結果を待っている間はどんなお気持ちでしたか?
- どきどきでした。
一度確認して、名前なかったーと落ち込んで、いやもう一回確認しよう、見落としてたかも知れないしと未練がましくもう一度確認したら、本当に見落としてました。
- 受賞の決め手は何だったと思いますか?
- それはなんとも……
- デビュー当時の思い出などを聞かせていただけますか?
- やっぱり初めて本を手にした時はうれしかったです。
あと、本屋に並んでいるのを見に行きました。
- デビュー後、小説を書いていて大変だったこと、また楽しかったことはありますか? それぞれ教えてください。
- アイデア浮かばない時は、きついです。
浮かんだ時は、お前何様だレベルで調子に乗ってるんですが。
- 小説を書く上で、普段から心がけていること、大事にしていることはありますか?
- 面白ければ何だって良いかなとか思ってるんで、面白い話を書けるようがんばってます。
まあそのせいで、面白くないと自分で判断したときは、面白いアイデアが浮かぶまで原稿を中断なんてまねをしちゃうんですが……すいません。
後はさらっと気楽に読んで欲しいので、あまりストレスが溜まらない話にしようと思ってます。
- 作家になってよかった、と実感するのはどんな時でしょうか?
- ファンレターなどで、面白かったと感想をいただいた時です。
- 最後に、これから電撃小説大賞に応募する方々へひと言アドバイスを!
- どんなにヘタでも良いので、まずは完成させることが重要だと思います。
一冊分ちゃんと完成させて初めて、わかる事ってありますし。
個人的には、一冊分書いて応募して、そこで初めて小説家志望なんじゃないかなと思います。
なのでまずは、がんばって書き上げてください。