――日本語には、音は同じでも違う意味の漢字がたくさんあります。音だけ聞いて思い浮かべた漢字から、あなたのことを診断してみましょう。
※アプライ=apply(当てはめる)の意味
【質問】
「へん」と聞いて、どんな漢字を思い浮かべますか?
A:変
B:編
C:辺
D:返
あなたはどれを選びましたか? さっそく結果をみてみましょう。
【診断できること】
「1人上手度」
無意識に思い浮かべた漢字が持つ意味で、今のあなたの状態がわかります。今回は選んだ漢字から、あなたの1人上手度を診断してみましょう。
■A:変……いくらでも1人でいられる
「変」という漢字は、本来“變”と書き、もつれて乱れた糸のように動いて変わっていく様子という説、誓いの言葉を神に捧げるときの糸飾りを打ち叩いて変えていくという説などがあります。変わっていく動きというこの漢字を選んだあなたの中には、いつでも「何かしたい」という自然な欲求があるのでしょう。誰に何を指示されなくても、自分から動けるあなただからこそ、自分1人の時間を楽しむことができるのです。
■B:編……1人にさせてもらえない
「編」という漢字は、扁は薄い板状の札をあらわし、それを糸で綴じた、竹製の書物が描かれています。札を編んで綴じ合わせるというこの漢字を選んだあなた自身は、本来は1人でもいられる人です。でも、有能なあなたをまわりが放っておいてくれないのです。仕事でもプライベートでも何かと声をかけられて、「あなたがいないとはじまらない」といわれて、結局なかなか1人にさせてもらえないのでしょう。
■C:辺……人の輪の端にいる人
「辺」という漢字は、もともとは“邊”と書き、しんにょうがあらわす村の外れの道にさらされた、はりつけにされた人が描かれています。この漢字を選んだあなたは、人が多いところは苦手のようです。さらに、マニアックな趣味を持っていたり、自分1人で楽しむ方法を知っています。人の輪の中心にいるよりは、端っこにいて、自分の好きなことをしているほうが合っているのです。1人上手の上級者といえるでしょう。
■D:返……ツンかと思えばデレなさみしがり
「返」という漢字は、斜めの坂や布を描いた反に、十字路を進む、しんにょうで、もときた道へ返るという意味になりました。振り返って戻るという意味のこの漢字を選んだあなたは、ズバリ天邪鬼でしょう。誘われたら、とりあえず断ります。それなら1人が好きかといえば、実はそうでもなく、「全然さみしくなんてないんだからねっ」といいながら、どこかさみしそうなのです。ちょっと面倒くさい人です。
ウエブやSNSなど、人とつながるツールがたくさんある現代。うまく使いこなすことによって、1人上手な人も、さみしがりな人も、それぞれに自分らしくいられるいい時代です。
(高橋桐矢)
※画像出典/shutterstock