記事はまず、長期にわたって日本で生活している中国人すべてが直面することの1つに「永住権を取得して日本で生活するのか、それとも日本に帰化して生活するのか」という問題があると紹介。全外国人の日本の永住権取得率は約50%であるのに対し、日本への帰化は約90%の人が成功しているため「日本に帰化するほうが、許可が下りやすいのは確かなようだ」と紹介した。
続けて、永住権の取得と帰化のどちらを選択するにしてもメリットとデメリットがあるため、一概にどちらが良いと言えないとしつつ、どちらが良いのかは簡単に決めることができないため、中国人の間でも決着が付かない論争が起こっていると指摘。これは個々の感情も関係している複雑な問題であるとし、永住権の取得を望む中国人は、「自分の祖先はすべて中国人で、生まれ育った祖国を捨てることは出来ない」と考え、逆に帰化を望む人は、「自分も子どももこれからずっと日本で生活する予定であるため、中国国籍を残しておく理由はない」と主張すると紹介した。