埼玉県などによりますと、新型コロナウイルスに感染し軽症だとして自宅待機していた52歳の男性が死亡したことがわかりました。
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埼玉県などによりますと、新型コロナウイルスに感染し軽症だとして自宅待機していた52歳の男性が死亡したことがわかりました。関係者によりますと、死亡したのは、埼玉県白岡市に住む52歳の会社員の男性です。男性は、今月11日に発熱や味覚症状などを訴え、その5日後に新型コロナウイルスへの感染が確認されました。県によりますと、男性は軽症と判断されましたが、男性を受け入れる病床の空きがなく、自宅待機となっていました。関係者などによりますと、21日午前9時すぎ、男性と連絡が取れないことから父親が自宅を訪ねたところ倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されたということです。死因は、新型コロナウイルスによる肺炎とみられるということです。県によりますと、死亡が確認された前日の20日の夜、保健所が健康管理のため、電話した際、男性の体調悪化が確認されたため、21日からの入院が予定されていたということです。埼玉県は、男性の死亡について、「今回のことは非常に残念だと思う。今後も健康観察をして、こういうことが起こらないように努めていきたい」とコメントしています。埼玉県では、病床不足から感染者の半数以上にあたる少なくとも349人が自宅待機をしています。