ハッピーバースデーと言うよりは…「みんながハッピーになれればいいな」中日・柳が“26歳の願い”

　スタンドが空っぽでも闘志をみせる！！　中日の柳裕也投手が21日、たとえ無観客試合でもマウンドで熱投を見せる考えを語った。26歳の誕生日を翌日に控え、電話での代表取材に応じた。この日は5日ぶりに1軍がナゴヤ球場での自主練習。22日には2軍も自主練習を再開する。

　いつもは何の気兼ねもなく祝える特別な日も、今年は少し違う。22日は26歳の誕生日。どういう1年にしたいか、と聞かれると、柳はしみじみと答えた。

　「自分がというより、みんながハッピーになれればいいなと思います」

　全国に緊急事態宣言が拡大され、外出自粛の日が続く。プロ野球もいつ開幕するのかいまだに見通しは立たない。そんな状況だからこそ、プロ野球を楽しみにしているファンの期待に応えたい気持ちは強くなる。

　「今はコロナの影響で暗いニュースばかりですし、苦しんでいる人もいっぱいいる。開幕した時にはいいプレーをして、ファンの人やいろんな人の見ている前で元気にプレーできればと思います」

　その思いは、どんな状況で開幕を迎えても変わりない。

　「たとえ無観客であったとしても、報道を通してファンの方に自分たちのプレーは伝わります。自分が活躍してドラゴンズが勝つことが一番ですけど、頑張って元気なプレーをすることで少しでも喜んでもらえたらなと思います」