ここは、サツキ・サクラマスサイトの整理編集前の記事たち

★2016年11月10日のニフティ会員向けの@Homepageサービス終了、引越に伴って
多数のリンクが不能となっていますが、「次へ」「表紙へ」リンクは生きていますので
閲覧の際にはそれを中心に読み進まれるようご注意ください。



質問の多かった魚病薬 2017年9月7日

以前、専門のひとつとして簡易紹介した魚病について
自分のペットの病気で必死に困っている、または知識がある程度なければ斜め読みすらできない、
そんな対象読者へのイメージで一気書きに近かった記事でした。
今までなら魚病について無知な方向けに余談やネタを入れて優しさの反面寧ろダラダラになりましたから。

ところが意外なことに、記述しなかった”隙間”への「教えてください」が多く着信しており、
薬剤の手持ちのパッケージを探して画像をのっけました。

     ↓以下を挿入済。

<グラム陽性菌のみをターゲットにするには>

そんな薬剤があるの?という質問が多く寄せられていたので敢えて触れるだけですが、
こと魚病の対策では決して出ることがない人間医療専用の抗生物質ジスロマック(zithromac)があります。
お魚の病気では使えません。(気軽な入手は99%無理でしょう)

=ヒト用です。人間ですら下痢になったりします。

PS:サイトは休止しているのに、たくさんのメールありがとうございました。
森田さん、松浦さん、星崎さんはじめ感謝しております。



表紙


久々のPCクラッシュ

メール遅延のお知らせ 2017年5月27日

私は自宅にPCを5台持っているのですが、その内の3台が少々ヤバいことになり、
修理を独自で行って気が付けば相当な時間が過ぎておりました。

もっとも、些細なトラブルから大きなものまで忙しかったことに加え、病気を患ってしまって作業効率も悪くなり、
明日以降は1週間以上の不在(PCを持たずに出張りますので、こういうことも加わってしまいます)。

まだまだ諸問題の処理が完了してメールを打てる余力が出来るのはまだまだ先とお考えいただけると助かります。

PS:こんなところで失礼ですが、松浦さんの推測はビンゴです。
あの頃、助けがなく、物理的な助けをしてくれた方以外は協力は求めないというスタンスが確立、
事後には誰でも対応できますが、問題を渦中でも正確に見抜け対処することが出来ないと難しい、
そんな状況でいたら「日本語なのに日本語が通じない」恐ろしさに繰り返して心が折れたという次第です。



表紙


今までどうしてしていなかったのだろう?

そういえば作者のタックルなどの紹介を 2017年4月4日~4月9日

あまり竿仕掛には拘っていなかったといえばウソになるほど竿は選ぶし、
お気に入りの竿は製造中止を意識してサブを用意し同じ種類を複数買うほどのヲタク。

昔の話だが、理想の竿を作りたいと理系の頭だし職業だからと
釣り雑誌に記事を書きながらオリムピックやガマカツ、シマノ、ダイワへ
フィールドテスターをしたいと願い出たこともあった。しかし海外出張が多くなり断念。
(当時は釣り資格も何もない状況、釣り連載が基準の一つだった気がする)
釣り誌の連載を持っていたことから、いい感じの返事をもらっていたこともいい思い出であります。

今更ではありますが、市販品の中から自分の調子に合わせようと
他竿のパーツ繋ぎを工夫したものは除いて、愛用の竿一式をご紹介します。

サクラマス5-6本あげるとよく折れちゃう竿(もちろんサクラマス以外も大量に釣ってる標準的な状況で)、
頑丈だけど私には重くて断念して使わなくなってしまったもの、いろいろとあります。

     

さて、それなりにキャリアがあるために&竿の材質について釣り雑誌にも歴史など書いてしまっているため、
(磯投げ情報誌には雷の防止や防火ネズミの皮などグラスファイバーの発展から云々)
その当人が拘っていないとは口が裂けても言えませんが、まずは最近のレギュラー愛竿たち。

【愛竿一覧】

◎シマノ:スーパーゲームロングスペシャル(285g、9.5-10m 定価12万円)

軽くて軽量でやや柔らかく、細い糸でも時間をかければ大物が取り込めるという触れ込みの竿。
毎日ベテランの本流師が立ち並ぶ激戦区では大物に走られるので迷惑となるのでヒヤヒヤである。
仕掛けを短くして強引さを考えたところ、取り込みはスムーズになったが、仕掛けは相手によって0.5号~0.8号。
私は0.8号が上手く流せないので、0.6号をメインに使用しているが、切れる。切れないようやり取りすると周囲へ迷惑。
関東激戦区では1号~1.5号を使用している方が多い。最初それを聞いてかなり驚いてしまったがのちに納得だ。
最大の問題は、数引きあげ釣ると折れる…。年間で3回も。
折れるのはいつも手元か下から二番目で、交換のパーツ代が2万円とか3万円とか高いのが玉にきず。
1日サクラ6本の日は折れ、更に1日7本の日にも折れた。
ゲット数以外にバラしたサクラ、他にニゴイやニジマスなど加わっているので、
「なんとなくヤバいなぁ」と限界を肌で感じ始めた矢先にポキンと。
7年ぐらい使っているが、トータルで3本も買い直している。自宅には折れた竿の集合パーツがある。
捨てられないんですよね、これが。
(今年は現在、ビニールテープを折れる可能性の高い場所にあらかじめ巻きつけてやる予定。少しはもつかもね。)

△ダイワ:P-3(285g 9m 定価5万円)

重さ、長さと価格の手ごろさから予備用に入手した。
ところが場所により竿を交換して合わせ切れの連発、どうやら体に染み付いてしまった反応が竿と合わない模様。
何回と慣れるだろうと思って繰り返したが、結局、ラインを0.8号にして切れないようにする反面、
流し方が下手になって当たりも遠のいてしまった。
それ以来、予備として&パーツ利用としての悲しい扱いをされている。友人にあげるのも手かな。

△ダイワ:春渓本流(258g 8.5m 2万円)

引っかかって折れてもいいような藪が多くしげり、しかし好ポイントのある広い堰堤で使用するために購入。
実際には藪に引っかけることがあまりなくて竿もいまだに顕在ではあるものの、
竿の持つ特徴・特性が私に微妙に合いにくいため使用頻度が低くなっていき、
部屋において出番が来るのを待って4-5年ぐらいたってしまった。安かったから後悔は少ない。

◎ダイワ:連山本流(226g 8m 5万円)

現在、中古で2万円以内で購入できる時があり、二本もっている。過去、何本かは川に流してしまった(紛失)。
大きな魚で強引に動かれてもついていける柔軟さと、強さが私の体格や腕力に合っているので重宝している。
40㎝前後のサクラマスやサツキマスなら掛かれば取り込みに不安がないので河川の規模によって使う。
どうしてこんなにいい竿が製造中止なんだろうなぁと時々嘆きます。

○がまかつ:本流スペシャル(210g、8m 8.5万円)

私が初心者のころに類似の「渓流スペシャル」を購入、
生まれて初めてのサツキマスをゲットした竿の流れをくむので相変わらず縁起担ぎで愛用している。
竿を忘れた大概の釣友に貸しても良好な結果を得るので、使いやすさという点では万人向けなのだと思う。
私の心の中では3番手に位置する愛竿です。

○シマノ:渓峰本流(215g~250g 7.5mのと8m、8.5mの三本 4万円~5万円)

小河川7.5mでの水深のある狭い淵、8mは増水時の淵、すぐに下に小滝や段差があったりして、
強引なやり取りが必須な際に使用する「まるで一本の棒」とでもいえる頑丈な竿。
これで結構、私はサクラもサツキも45㎝オーバー(のタイコマス系)を激暴れの中取り込めています。
8.5mの竿は、数引き釣ったら折れてしまいがちなロングスペシャル10mの予備で活躍しています。
初心者向きの竿といわれるが、年齢が行ってしまった自分の体力が午後落ちた際に取り出す竿でもあります。

△シマノ:スーパーゲームパワースペック(370g 9.7m 8万円)

10mのスーパーゲームロングスペシャルが余りにも折れてしまうので、苦肉の策として購入してみた頑丈竿。
60㎝のサクラだろうとニジマスだろうと大ゴイだろうと折れる心配なし。最大が90㎝オーバーの太いニゴイ取り込み。
イトウが釣れたかと余裕練習で取り込めた。しかしながら・・・長い時間がたつと重くて私の体格や腕力の限界が近く、
使用頻度が低下して滅多にトランクにすら入らなくなってしまった。

○シマノ:中継渓峰(230g 3ズーム 8m 8万円)

初めての川、知らぬ車とめ、餌の購入店すら何も知らない通りすがりの場所にて一日券を購入し、
行き当たりばったりで行う釣りイメージの際、選ぶ竿です。とにもかくにも万能感が一番いい感じ。
大物から小物まで余裕でOK。長く使用すると塗装の傷が気になるぐらいでしょうか。

◎ダイワ:連山(150gぐらい 超硬 予備4本持ち 6.1m ?円)

すでに生産中止の昔ながらの好感度・高粘度・オールラウンドプレーヤー。小規模渓流用の愛竿。
この竿で中規模渓流の淵にて55㎝のイワナをかけジャンプあり、上流へ上り、下流へ下り、
タモも届かぬ状況で飛び込んで取り込めたのが記憶にあり、その時の仕掛は岩太郎0.4号の通しであった。
針も5号ぐらいで小。それ以来、何匹も大型にお世話になっているが、確実性として私は連山のファンである。
ということで、同行の初心者さんにはこれを渡し、使ってもらう。
(中古を購入しますと、よく穂先が折れて交換されている。)

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他にゼロ釣法の高額渓流竿あり、または古くて重い博物館級の渓流竿あり、
名竿とうたわれた郡上竿磯竿2号磯竿3号ルアー竿などいろいろと釣り具を持っていますが、
今回は渓流エサ釣りだけという事で絞り込んでご紹介しました。

選んだ理屈には書ききれないほどの要素があるのは皆さんも同様だとは思います。
釣りの初心者さんなら一本を長年使用して特徴を把握してから少し調子や重さの違うサブ竿を買い、
工夫していくのが一番かと思います。

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【仕掛】

私は0.4号~0.6号の通し仕掛がメインです。天井糸から針まで一直線。毛糸の目印。
これで山の奥の渓流から本流まで行っています。ばか(竿尻から出ている長さ)はその都度。
0.8号はサクラやサツキよりも先に大きなニジマスが食いついてくる場所”のみ”で使用。

過去の経験では、いなしを多用して0.5号で約60㎝のヒレピン太目ニジマスを取り込めているので、
「細いですねぇ」と関東では驚かれる。しかし岐阜郡上では標準と思うので、激戦度の違いなのか。

錘から針までのハリス長さについては場所、小魚の多さで神経質に長さを変えています。

1匹のサクラやサツキ(45-50㎝あたりを標準にすると)、たいがい群れ行列をなして上がってくるところは狙わない。
それは地元の人たちのものなので、入り込めても遠慮してしまいます。普通の渓流っぽくなる堰堤や淵が好き。
私は2016年、いままで「なぜ気づかなかったのか?」という工夫を編み出して年50本という記録を得てしまった。

これはここを読まれるあなたへも「まだまだ上限がある、そういうやり方が存在している」というヒントであり、
自分で気づけたときの衝撃は大した破壊力でした。私は20年以上かかって気づいたわけで、
加えて増殖研究、自宅でペット化までしているのに気づけなかった。

2016年度は5月から9月初旬まで釣れ続けました。1回の釣行で最高7匹、平均4匹ぐらい。
2匹(40㎝オーバー)だと少ないと感じてしまったほど。

一回の釣果はサクラ抜きでニジマスなど大型20匹ぐらいは釣っているので、資源枯渇を心配するほどの理由がこれです。
ポキンと竿が折れるのもそうとうな負担があったと思われます。

今年は「たまたま昨年が偶然」でなかったことを証明するため、関東激戦区、荒川、利根川、鬼怒川、桂川など、
中部の激戦区・郡上八幡、庄川にて同じ工夫が通用するのかを試していきたい。

私がサクラマス、サツキマスを始めるのは5月ぐらいからです。
それまではイワナ狙いで(ちょっと新たな生態を発見しつつありますので)、記事更新はノンビリ参ります。





表紙



渓流解禁、関東の多くは3月1日 2017年2月26日

中部では2月1日だったのが半月遅らせて2月15日解禁、
遅らせる旨が届いた際には「え~」みたいな気持ちでしたが懐かしい。
関東ではさらに遅く3月1日がメイン。
最早、雪の中で釣るイメージがなくなる季節です。
(釣り人の事故が減るから、その点はOKですけど)

私は少し体調を崩してしまい、久しぶりに長期の闘病を強いられました。
失って初めてわかる健康のありがたさ、実感ですね。

さて、当方サイトの引越しも最近でした。
どれだけのサイトさんが修正してくださっているのか不安でしたが、
一般では語句検索で内部ページに直接来るというネット状況になっていますので、
主要サイトさんが変更してくださっていれば、宙ぶらりんの僻地サイトからは脱却、
よかよかです。

相互リンク集というページのリンクをはずして表紙右欄に集中させました。



表紙



魚病について 2017年1月27日

魚病について
愛魚が病気で苦しんでいる時、なんとか助けてあげたい。しかし魚を扱う獣医さんは滅多にいない。
自分自身が医師にならなければなりません。ある程度まではネットで調べたりして出来るようになっても、
論文などでは専門用語が多く、薬剤や病原菌のアレコレは拒否反応が出る、そんな現状が見えてきます。

リンパ浮腫について(医学雑談用):作者の本来の専門「人間」の方のオマケ
ひとえに「治せるか・治せないか」に集約される医療関係の全部。
偉そうに机上の空論で語るのは他の界隈にお任せして、科学のいいところは結果が全てな事。
結果を良くしたいのなら知識をどん欲に吸収し、可能か不可能か自分の立ち位置を認識し、
地道に専門の道、結果を求め続けるしかありません。普通のジャンルにはない魅力。

メーター大イワナの科学的可能性は?
ずいぶん前に書いたひな形原稿。まだ種別・分類について議論していたのが懐かしい。

大イワナを追う
これも懐かしい対外的記事。少し真面目バージョン。



表紙



(約25年前)エサを食わないとされた謎にも挑む

一匹大きいのがいれば周囲を威嚇し追い回して全体が餌食いどころじゃなくなります。
これが堰堤にてたくさん飛び跳ねていても餌に食いつかない理由の筆頭と思われます。

そういう釣れない時でも釣果を得る。どこを狙えばいいのでしょうね?渇水時の狙い場。

このサイトは今更聞けない渓流釣りの基本ウンチクから、上級者向けに奥義までを解説しています。
科学解説がメインですが、理解して実践すれば、必ずゲットできる確率は跳ね上がります。
教科書として是非役立ててくださいませ。

過去、初心者でも何回とシーズンを通じて顔も見れずに切られてばかりという釣り人の相談を受けていました。
全員に聞き取った共通する失敗原因は、単純な常識間違いでした。

釣りの最難関といえば渓流釣り。細く繊細な糸に柔らかい竿。
慎重に川に入らねば、直ぐに魚は散ってしまう警戒心の高さ。
なにせ激流の中、上流に走り、下流に下る魚の竿操作は無理してはいけないという困難さが壁。
総合的なスキルが必須なジャンルです。

時々、竿がグニャッと曲がり、何も出来ずに切られることがあります。
春から初夏にかけて、大きな遡上魚がヒットするのです。
しかし、通常の渓流釣りのタックルではゲットするには困難なのが正直なところ。
小さなものでも30cmを超え、大きなものでは50cmを超える渓流の激流に棲む巨大魚
料亭でしか賞味できないほどの高級魚です。

どうしても頑丈なラインと竿で顔を見たい、ゲットしたいと望まれた結果、ルアーが登場します。
しかし、遡上してエサを食わないと言われる程の魚を食いつかせるのは大変です。



表紙



2014年6月14日 新しいサクラマス釣り場

サツキマスが中心の関東以南はわりと制覇しているので、サクラマスを中心に探している今日この頃。
以前より誘われて行っていたにもかかわらず、まったく記憶にないほど疎遠なエリア。

新しい釣りポイントを調べるには、地元の釣具屋さん、現場で出会った釣り人さん、
語句検索でポイント紹介している上州屋さんの記事執筆の方、そういう方々に聞いたりして、
一歩一歩、可能性のあるポイントを絞り込んでいきます。

しかし相手はサクラマス。サツキマス同様に放流され堰堤に魚道を作って増えてきているとはいえ、
絶対数的に少ないので研究対象にも不足がち。
特に山間部では「堰堤がある」だけで大きなポイントや砂泥の体積、工事土砂の有無に左右される。

堰堤どころかダムばかりの内水面系へ行くと、水の増減はダム任せ、自然界の降雨に大きく左右されず、
地元や通いなれた方々は驚かなくても、他の内水面の河川で慣れた釣り人は(ベテランであればあるほど)驚く。

場所を紹介されたりして実際に釣り糸を垂らして釣り上げた魚は自宅の水槽へ入れて生態を観察する。
あまり人馴れしていないイワナは人に慣れやすい傾向がある。ちっとも慣れない場合は釣り人の多い水系と思ったり。

=色がやたら白い湖沼遡上型イワナ。通称”王様”。30㎝超え。

=白色の強いヤマメ。通称”まゆげ君”。20㎝後半。

=左から銀毛ヤマメ”でか腹”、小ヤマメ”チビ”、通常ヤマメ”黒ヤマメ”

新しい釣り場では、ベテランといえども初心者になった気持ちになって一喜一憂する。
いやはや、中部の河川をメインにしている私にとって、新しい魚たち、生態系、太い仕掛け、エサなど新鮮です。

水槽内の魚たちは慣れまくっています。



表紙



読者さんからのメール紹介

本流釣り道場の管理人コータローやまめさまより。

佐久間様

初めまして、コータローやまめと申します。
中学生の頃から佐久間様のWebサイトのファンでした。
釣り雑誌の記事もいつも読まさせていただいております。

2年前、郡上八幡の「田中釣具店」と「和食処八代」でニアミスした時があり、
お話しできなかったのを後悔しておりました。

サツキマスや鮎釣りに郡上に頻繁に通っていますので、もしお会いになりましたらよろしくお願いいたします。


大イワナの記事に影響され、昨年は吉田川に潜ったりもしましたが、
結局1.5メートルの大イワナは発見できませんでした。
(メーターオーバーオオサンショウウオなら見れましたが・・・)

今後なにか佐久間様に提供するレベルのネタが出来ましたらご連絡いたします。
また、今年、サツキマスが釣れましたら提供したいと思います。

ぜひ研究の為に役立てていただければと思います。

作者より

コメント、しばらくお待ちください。サイト拝見し感想もいたしますね!!!



表紙


クニマス調査員

読者さんからのメール紹介

★メールは再開ではありませんので、他の読者の投稿の数々、ごめんなさい。

今年、私の自宅の水槽4つには、魚がいない状態で濾過槽などが回ったままになっております。

Subject: クニマスを見に行ってきました

佐久間 様

ご無沙汰しております。岡部です。大変お疲れ様です。

絶滅したと思われながら発見されたクニマスを見に行ってきました。
場所は「富士湧水の里水族館」という忍野八海にある淡水魚専門の水族館です。
サケ・マスの類が大半を占めていますので、サイト既読者にはなんともなじみのある水族館となっております^^

展示されているクニマスの幼魚は2012年1月に捕獲されたクニマス雌雄より人口受精・産卵させたものだそうです。
その際、捕獲の刺し網は水深40~50[m]の棚にしかけたとか。むう、西湖の溶残酸素の状態が気になります。

温度や大きな流入口など何らかの原因で対流し酸素があるから、明暗の加減にフィットしたタナが存在し、
生活サイクルが可能となったと思います。By作者


小ぶりな水槽が二つ並べられ、クニマスとヒメマスが比較できるように展示されておりましたが、
水温は14[℃]と低く設定してあるとのこと(HPより)。
外気との温度差があっても結露が生じない自慢の水槽との事で、大変良好な状態で観察する事ができました!

……しかし写真は上手くとれませんでした><

透明度が高すぎて、コンデジのオートフォーカスが水槽向こうの壁や人に(汗
下手な写真ですが、添付させて頂いてます(3MB弱の容量失礼します)。



画像作業は時間の有った際にやりますね。⇒やっておきました。



しかし見比べても本当に姿形はそっくりですね、ヒメクニマス。
産卵(成熟)前は黒くならずに銀体なのでは?という話もあるだけに、とても素人目には見分けがつきません。

また、かねてより地元の人たちが食べていた「クロマス」はパサパサしてて美味しくなかったとの事。
米一升と交換できるという田沢湖のクニマスは大変美味な魚として有名だったそうですが、
これを聞くとやはり成熟するまでは色が付かないのでは?との思いが強くなりますね。
と言いますか、本音を言うと是非食べてみたいです、クニマス。

産卵が近くなると殆ど栄養が移動してしまいますからね。丸々太った時期がコツです。

個人的に興味をそそられた話として、ヒメマスと違いクニマスは成熟しても身の色がサーモン色にならないとか。
そもそもオキアミが居ない湖沼で何故ヒメマスが赤身になるのかが私には分からないのですよ(泣

身を赤くするアキタスサンチンが含まれている川虫やエビ類がいれば赤身がつきますが、
魚によって好き嫌いがあるらしく、また生息する場所により、赤身の濃淡の差が激しいようです。


また、館内にてクニマス狂想曲という特別上映を行っていまして、
さかなくんさん、京大の中坊教授、漫画家の矢口先生等々が語っておられたのがとても興味深く、面白かったです。
とくに矢口先生の「事実は小説よりも奇なりとはこの事だね」と嬉しそうに笑っておられる姿が印象的でした。

その上映中に「西湖の温度は4℃前後」と言っているのを聞き、4℃と言えば全循環を起こす温度じゃないか!」などと
興奮したのは私一人だったかもしれません。 しかし当然ながら夏場は躍層が出来る程度の温度差はあるでしょうし、
50[m]級の深さにまで酸素を運ぶ手立ては何なのか考察中です。
まさか……フジマリモが供給源か!?などと下らない想像をしております(笑

平均水温が4度、酸素を運ぶ対流の一原因が出ましたねぇ。他に少しでも大きな流入があればイケルかなと。
フジマリモ案も素晴らしいです。そういう科学と科学の結びつきが出来るとマスターしている証拠ですね。


冗談はさておき、フジマリモの群生エリアがクニマスの産卵場所と目されているようでして、
綺麗で冷たい湧水のある安全な産卵場所と言うのがクニマスが生存・定着した要因かなぁ?と個人的に思っております。

人口産卵した固体が成長するにつれ、色々と発見も生まれそうで楽しみです。
また、本栖湖でクニマスとヒメマスの交雑種が発見されたというニュースもありましたので、今後の期待も禁じえません。

と、だいぶ長くなってしまいましたが、駄文に付き合っていただき恐縮です^^;
動画も撮影したのですが、ちょっと容量的に送るのが偲びないですね(汗

では、本当に長々と失礼致しました。







PS:夏休みの子供達に混じって必死にカメラを持って撮影する一人の大人……。結構恥ずかしかったです(笑

お久しぶりでした。画像枚数がありがたく。見てるだけで気分が変わります。
私は今、別件が手放せなく延々と来ていますが、画像アップは今後やりますので、
またお知らせしますね。



表紙



磯投げブログにエサ食い動画と写真

ほぼ日刊・磯投げ情報のブログにサツキマスのエサ食い動画と写真がアップされています。
当方へのアップは時差を付けてしますが、ご覧ください。
42-43㎝のメスの遡上型です。

2011-12-22の部分。
編集部さんの撮影です。=海釣りの実釣取材のついでのオマケでした。

主役のサツキマスですが、当時は銀ピカの魚体だったのが、
秋に入り(今は冬ですが)、身の赤色が表皮に現れて、くすんでいます。

大きさから湖沼型より大きいしヒレも遡上タイプと分かってもらえればOKです。
オスよりも餌付けがしにくいメスなので、生態を知っていればいる程、驚きです。

養殖ものや遺伝子3倍体ではありませんので、そういう知識のあられる方々は、
学術背景の面もチェックして楽しんでください。



表紙



読者さんからのメール紹介


うなぎについて

こんにちは。いつも楽しくhp見させていただいています。

中禅寺湖でうなぎがとれた記事がありまして
たしか流出河川が下限の滝だけだったと思いまして
もしかするとうなぎの新生態として
海に下ることなく産卵発生できるのかな?

色々と調べなければいけないですが
おもいつで!と思いましてメールさせていただきました。
水深も深いのでどうかなと素人ながらに思ったわけです。
個人的にはそこら辺で発生してそうな気きがするんですけどね。

的外れかもしれませんがメールしてしまいました。

高野正英

高野正英さま

そういえば、ウナギの産卵場を発見したというニュースがありましたね。
関係者なら「ウソ~マジかぁ」という感慨深げなニュースでしたが、
まぁ、それはそれ、一般的な感覚なら、その辺で産卵してても不思議でなく、
しかも、独立した沼や池、海に繋がってない小川で見かけたら、
純粋な淡水魚と思ってしまうのが普通ですものね。

ウナギが海と川を行き来していること、渓流の最上流では水の取水があれば、
干上がったりする場所もあり、なぜ魚がいるのか不思議なもの。

イワナやウナギが、どうして他の独立した池などにいるのか?
雨の日に地面を移動する所を目撃されて「移動している」ことが分かり、
生命力の強さというか、面白いものだなぁと思う次第です。

イワナが地面を移動する水域は、イワナが長細いのが多いです。
クネクネと動いて移動するように都合よくなってるんでしょうね。
もちろん、食物連鎖でエサが不足している水域だから痩せてることも含めて。

By作者

表紙




死にかけた思い出 山岳地帯&渓流つり

渓流の解禁が2月1日にありました。いわゆる渓流師=たにし=のお祭りでした。
(知らない人:渓流で釣りをする時は多くの場所で漁業権が指定されている)
この寒さ、季節感、生きてる人間なら気候を肌で感じる重要性は身に染みてるはず。

そして、事故などへの対応。雪道ならばよくあるスリップなんか思い出す。
車で山から下りるときに滑ってしまい、ガードレールへずどん。
何も出来ないまま接近してくるガードレールを見ながら同乗の4人がパニックに。
しかし、チェーンをはめているにも拘らず起きてしまった事故。20年ぐらい前です。

そのチェーンは更に抵抗が起きるチェーンへと交換したけど、
スピードが出るチェーンはこういう時(急坂道で下る)にすこぶる弱いです。
いや、ガードレールが無ければ谷へまっさかさま、直滑降でしたので今思うと怖かった。
ブレーキもハンドルも、何も利かなくて、運転する車が滑ってくんだから、
ハイドロプレーニング現象の長距離かつユックリ版です。ふぅ~、怖い。

さて、そんな季節を感じる趣味は渓流釣りが一番と思っているのだけど、
お付き合いでスキーをしたりゴルフをしたり、病院勤務の頃は休みですら職員同士。
そんな時代が長かったなぁとしんみりします。私の青春を返せ(月の休み1-2日)。

渓流釣りにはココ3年間はご無沙汰続きで、今年も渓流どころか海釣りにもいけてません。
私の自宅から、車で30分も走れば港湾なのに、手軽に釣れるのを期待して引越ししたのに。
いやはや、仕事バカというのは人生を失っているのを気づかない性質があり、
年を経ないと気づかない。やばい、私も未だに気づいてない資本主義の下僕です。

あんなスリップ事故を経験してから、チェーンだけには気をつけてるけど、バカでしたね~。
しかし、バカといえば渓流釣りの滝つぼ落下。真冬の雪降る中で釣り糸を垂らしてて、
滑ってボッチャン。腰までの深さで余裕をぶっこいていたのが失敗で、
ウェーダーに水が入って重くて動けない。夏なら楽勝な上り口が登れない。

そう、冷水に浸かって、手足が思うように動かなくなったんですね。
車の運転で雪道でスリップした件と同様で、人体の手足が思いどうりに動いてくれないのです。
ずりあがる感じで口まで使って(草を噛んだりして)登って車へ直行。暖房フル回転。
文明の利器に感謝しつつ、冷水マヒの怖さを身をもって体験した次第です。
そのまま登れずにいたら新聞に出たでしょう。簡単に死ねるものだなぁと恐るべし。

そういった経験があったからこそ、パキスタンでの銃撃やクェートでのイラク侵略などを
度胸よくクリアーできたと思う。

そんな危険とは縁のない都会生活。
いつの間にか雪降る中での釣りなんて出来そうにないほど弱体化した人々。
渓流の解禁時には本当に色々と考えてしまうんだな。



表紙



歴代最大のサツキマスが水槽に!!!

過去に扱った生体では歴代過去最大のサツキマスと
通常サツキを超える大アマゴがいる。
両者とも大変貴重な固体と思えますので死なせないように注意中。

写真は撮影してあります(失敗ばかりですが)。

大型水槽がたった一匹で狭くなってしまうなんて驚きです。
ふぅ~、でかい、でかすぎです。見るたびに感心。乞うご期待。

その後、下の超巨大サツキマス♀の餌付けが成功
動画をとりたいけど、やり方を勉強する時間がない。
誰か代わりに撮影してアップしてくれないかなぁ。
作者自宅のため、女性だと危険だが(←ジョーダンです念の為)

=2011年2月2日



表紙



絶滅指定のクニマス再発見

出張中にこのニュースを聞きました。

クニマスの生息深度は深く、そういう深度に酸素のある場所を持つ湖が少ない(サブサイト)。
それゆえ、受精卵を過去に放流して増殖を狙っても、なかなか定着しなかった模様。

それが水圧か明暗の刺激か、富士五湖のひとつ西湖に生息しているとは。
暗ければ深海魚も浅瀬で生活している奇跡の海=通称赤い海=がある。2ページ目も関連記事。

意外と奇跡的な偶然として環境が生態にマッチしてたんでしょうが、
ブラックバスやブルーギルとの競合と上手く差別化できていたんでしょうね。
琵琶湖ぐらいでかいとビワマスのようにサツキマスの亜種が生まれるけど、
西湖ほどのエリアでは、正直、奇跡級の話であり、環境学を含む研究者も大喜びでしょう。

ただ、クロマスとして西湖地元が「クニマスじゃないの?」と過去に鑑定した学者は、
はっきり言って恥ずかしいDNA鑑定技術なんじゃないかと思う。

DNA鑑定とかアミノ酸鑑定とか言うものは、金をかけるほうが精度がいい。
人間の犯罪で行うDNA鑑定が昔のデータを覆す(冤罪発覚)のも聴いたことがあると思うけど、
そんなものです。昔の話であればニューネッシーとかのウバザメ判定もあったけど(いや、失礼)。

さぁ、貴方も再発見にいそしもう!!!

66 :名無しのひみつ:2010/12/15(水) 01:30:52 ID:x9sOGKQD
目指せ、再発見

オキナワオオコウモリ 絶滅(存在自体に疑義あり)
オガサワラアブラコウモリ 絶滅(存在自体に疑義あり)
エゾオオカミ 絶滅
ニホンオオカミ 絶滅
ニホンカワウソ 絶滅寸前(恐らく絶滅)
ニホンアシカ 絶滅寸前(恐らく絶滅)

ハシブトゴイ 絶滅(海外では現存)
トキ 野生絶滅(海外では現存) → 野生復帰?
カンムリツクシガモ 絶滅
マミジロクイナ 絶滅(海外では現存)
リュウキュウカラスバト 絶滅
オガサワラカラスバト 絶滅
ミヤコショウビン 絶滅(存在自体に疑義あり)
キタタキ 絶滅(海外では現存)
ダイトウミソサザイ 絶滅(存在自体に疑義あり)
オガサワラガビチョウ 絶滅
ダイトウウグイス 絶滅? → 2000年代に再発見
ダイトウヤマガラ 絶滅
ムコジマメグロ 絶滅
オガサワラマシコ 絶滅

スワモロコ 絶滅
クニマス 絶滅 → 2010年に再発見?
ミナミトミヨ 絶滅

こういう件に関われないということで、私は研究者として失格なのかもしれない。
(関連する大学が出てるのに、まったく知らなかったよ)



表紙



相互リンク集の修正

相互リンク集内のアドレス変更。それに従って表紙の部位も修正。

Kazu World 親友のベテランダイバー、
数多くの魚写真の提供元であるカズオ君です。

共通記事にも出しているので覚書です。



表紙



少し変わったアマゴが釣れた報告

エノハ亭の谷澤さんより

『こそこそといつも楽しませてもらっています。探した結果不明
早速なのですが、教えていただきたい魚体と出会いました。
=エノハ亭さんより。
大分県の大野川水系(アマゴ域)なんですが、黒点と朱点が無く、
四国で見たイワメにパーマークが少し残り、色白にした?
という感じを受けました。体側の黒色の筋が弱いのですが♪

実際同水系の神原川メンノツラ谷にはイワメが居るのですが、
この谷とは尾根で区切られています。無斑というわけでもないし?
「突然変異が固定しつつある固体」?』

作者の返事はお待ち下さい~~!!!



奥秩父にて同じタイプのヤマメを釣りました。他のヤマメ・イワナと明らかに色合いが違い、
体型はヤマメでイワナの感じではなく、私も驚いてしまいました。

イワナとヤマメ・アマゴの交雑であるヘテロシス、つまりカラクサは長良川や秩父荒川で二匹ゲットしていますが、
ヘテロシスが子孫を残してどちらかの血が濃くなったりというのはないそうなので、興味深いです。

しばらく飼育して照明の強弱やえさの種類でどうなるのか観察してみたいと思います。



表紙



サツキの生きたサンプルをどうしよう…

サツキマスなど遡上サケ属の研究スタートは秋。
禁漁の9月末までに釣ったりして生体を確保するのが必須な研究。
数多くの個体入手がダメなら、裏手段としてヤナに頼んでいました。

協力してくれる所が多かったのが幸運でしたね~。

しかし現在は生体の確保がゼロ。ちょっと困ったな。リアル多忙すぎ…
研究は季節ごとの生態観察を基礎として変化なしを把握し前提とする。
その後、応用実験をしたりして差を導き出します。基本の比較法です。

過去と照らし合わせて遺伝子や塩類細胞の数を調べたりするので、
天然の個体が今水槽に居ないのは痛い。う~む、危機かな。



表紙



サツキたち、いよいよ遡上始まったのに……

釣り雑誌に連載してるのに釣りに行ってない執筆陣って、
世界広といえども私ぐらいなものかな~。
まぁ学術的な分野だから許されてるんだろうけど、いや困った。

ここ10年、毎年「今年は釣り三昧だぜ!!!」と決意するものの、
リアル仕事がどうしても断りにくい正義感やら人の命やらが関わる、
伝家の宝刀を毎日抜かれているようなレベルで、結局、数回しか、
真剣に数えるぐらいしか釣りに行けていないのが悲しさ爆発。

辞表出したのも随分前なのに、一度足を踏み込むと情報の質から、
抜けられなくなるんですよね。辞表は2年前に出したやつ…(悲哀
釣り場の傍で事件が起きないかと思うのは反則だしなぁ



表紙



ご感想、感謝いたします。

とうとう、渓流解禁から3ヶ月近くが経とうとしています。
昨年シーズン、剥製を頼んだサツキマスも取りに行っていない私。
もちろん、長良川を始めとする年遊漁券も1枚も無い。
なぜこんなに忙しくなってしまったのだろうか?
災害とか多くなってるから?いえいえ、後継者不足デス。はい。

渓流茶房エノハ亭NEW
谷澤憧渓さんの作成されている九州(大分・宮崎)の川を中心に
釣りを楽しまれている。メールの返事が出来ず、先にアップ。

当方の相互リンクは表紙の右下に一覧としてありますが、
本来の相互リンク集があったことを忘れていた自分。
整理整頓するとしながら何もやってなくて、少しだけ唖然。



表紙


生態変化を確認しちゃった。どうしよう。

郡上八幡でよく行く店その2

2009年のシーズン。サツキマスが生態変化を起こし、春産卵と夏産卵をしたと確認。
ペアを作ったり、フィンガリングすら水槽内でやっていた。
今秋に産卵を行っているのは、普通の大アマゴ(陸封型)ばかりだと推測できる。

これらが意味するのを、学者だけでなく、釣り人にも理解していただきたいものです。
8月に産卵するように変化しちゃったら禁漁期の変更が必要になったり、
他魚との食物連鎖の生態系崩壊が起こる。
一種類の生態が変化すれば、それは他魚にも影響して、最後には様々な河川~海の変化に繋がっていく。

産卵時期が変化して、保護の視点から8月に禁漁期スタートになっても、
夏はウグイ君たちが腹を空かして元気一杯の時期。
産卵後の卵が食われるし、そもそも発眼などの積算温度がめちゃくちゃになり、生まれない。
こうならないように願っていたが、サツキマスだけじゃなく、
サクラマス生態にも飛び火している可能性があります。

さぁ、どうなる?今年だけで変化が終わるのを祈りたいが……。

▲発生の積算温度とは=卵が成長し生まれるとき、その進み具合を数字で表す。
積算して何度で発眼して、積算何度になったら卵の殻を破る…などと使います。

続き↓

以前から危惧していたサツキマスが生態変化

カメラを忘れて写真を撮り損ねたが、8月中下旬にはペア組み、8月終盤には死骸が散乱していた。
最初、新しく白い岩が密集していたと思ったが、それは死骸集。30-40匹の集団死だった。
これには大変ショックを受け、ヤバイ、ヤバイぞと感じました。

釣ったサツキマスも8月だというのに水槽の壁にフィンガリングをしていた程だったし、
過去で至る所で触れていた”ヤバイ”危惧が、いよいよ現実に現われてきたと思った。
あ、専門用語はサイト内に何度も出てきますので無視してください。

過去の話を簡単に言えば、サツキの生態変化がある事を時々観察(自然河川内)していたため、
その原因を遺伝倍数体(特に3倍体)とヘテロシスが何らかのキッカケで交雑、
”連続”産卵能力のある3倍体メスを出現させてしまったんじゃないかと想像していた。
3倍体オスはそもそも成熟してしまうので問題ではなく。
これは、イワナやニジマス、イトウなどと同じ能力。サケ進化の過程で分化してたのに、逆融合か?

とまぁ、2-3年前から注目してたわけで、渓道楽のタカさんや渓流バカなが隊がゆくみっちゃんのBBSで、
かんかんしかじかと語らせて頂いた記憶があります。おっと、懐かしいなぁ。

2010年はカメラを忘れないようにしたい。
私は9月のラスト日でもサツキマスを釣ったのは偶然でもなく、狙って釣れた。微妙に嬉しくなかった。

(こういう危機に着目している研究者が少ないので、どうしようもないのが現状)

岐阜県の公的機関(エライさん)から調査依頼

サツキマス(遡上タイプ)の生態変化の詳しくは省くけど、どうも関連しているという件を紹介。
新型インフルが強毒に変異したウクライナ対策の仕事が大変だというのに、
私のサービス作業の限界を突破した依頼でした。でも、来年も継続するらしいです、これ。

いまだ原因不明の「5万匹のアユ・アマゴが死亡したある河川」の原因調査への相談を依頼されました。
岐阜県水産試験場&岐阜県庁のエライさんから直々に「学芸員や研究員が幾ら調べても判らなかった」と。
調査に加わっていた岐阜内の大学の関連学科教授らもお手上げだったらしい。

今、ニュースサイトでも残っていないか探そうとしたけど、途中で面倒に(おっと)
これは水産界の大事件だったから、すぐにヒットすると思ったんだけど、
事件を知らない方へは解りにくいからお許しいただきたい。探してね。

河川中流以降の場所や河口でボラなど魚や貝の大量死が発生するのとは違い、場所は上流部。
水は速く流れ、毒素の濃度が薄まるのも早い。電気を流して感電させて漁獲するのとは違い、
5万匹も死んでいるのに、あらゆる最新の公的調査をしても原因が判らなかったという。

死骸から採取したサンプルで、DNA検査、水質検査、血中酸素濃度(人間のSpO2)、エトセトラ。
(流れのある河川では基本不要だが)河川の酸素濃度まで。しかし、原因の痕跡は無かった。

なんかありそうでしょ。

で、来年には関連を含めて証明できるものがあれば、ここでコッソリ紹介しようと思う。
税金で専門をやってる人たちからヘルプが(本職&県も違う)私に来るのは嬉しいが複雑……報酬安っ!!!

サツキマスとアユの”混泳”では餌付けが難しいよ。

話はガラっと変わって、昔懐かしい「エサ食う食わない」論争時代に戻ってみよう。

”エサを食わない原因を探れ!!!”混泳実験から(自宅の研究用じゃない水槽)↓



アユの餌付けは、赤い色に反応する習性を利用し、肉食魚えさ(赤みが強い)の飼料を砕いて、
(赤色の弱い)オキアミのフリーズドライを砕いて、両者を加えて与える。
これをすると、アユはコケ食状態でも、オキアミのフリーズドライのカケラを食い始めるから不思議。
オキアミ単独で与えても食わないので、どんな刺激が有効に効いたのかは、私も未だ調べてない。

遡上魚単独飼育が必須と書いているが、一緒に入れているサツキマスは、エサを食わない説の原因のひとつ、
それを調べる際にやった比較の実験です。一度針に引っかかれば釣り人を避ける脅威の学習能力と共に。

混泳している香魚とまで称されるアユの匂いで、全くといっても好いほど、
容易な餌付けが出来ないので驚いたのなんのって。原因はアユが香魚ゆえと推測している。
海から遡上したサツキマスの”警察犬並みの”嗅覚は、海水と淡水のエサの匂い差で混乱している筈。
それにアユの香りが加わるのだから拍車。アユを入れてる水槽はスイカの匂いがするから分かり易い。

噛み跡が残ったミミズを避ける謎で、体液が苦手だから避けるんじゃ?と昔書いたが(根拠は目が悪いから)、
アユのスイカ香りも苦手だったのかもね。これはコレで新発見だったりして
ウグイが釣れると匂いを出し、他のウグイが避けるようになるのは知られた話だが、類似してると思う。

アユ成分の何が苦手なのかを調べなきゃ。余力が無くてやってなかったけど。

一方、サツキやサクラを、アユじゃなく匂いの少ないウグイやオイカワなどと一緒にした場合は、
他魚が先にエサを食っちゃうので、餌付けが遅れるので余りオススメできない。

混泳させるというのは、エサを食わないニジマスなどを餌付けするときに使われるテクニックだが、
他魚が食う姿を見て誘発されて、サツキ&サクラマスも食いはじめるという事は確認できなかった。
多分、これで食った時は、偶然か、アマゴ・ヤマメの陸封型が大きくなったタイプだと考えられ)。

結局、混泳方法のサツキ餌付けとアユの”赤みが弱いエサ”単独餌付けは難しいと思う。

あくまでも遡上魚は一匹(単独)飼育で私のノウハウでやれば90%以上の成功率なのは確か。
どんな人がやっても90%以上同じ成功結果にならなければ科学ではないから、その点をご注意下さいな。

▲海からの遡上魚と陸封型がデカくなった魚(湖沼型・本流戻り)の区別は、
サイト内で詳しく書いてる「塩類細胞の量」計測で判断する。=私の独自方法=
パーマークのあるなしではないので、プロ釣り人さんでもよく勘違いされてるから、
サイト解説をよく読まれてご注意下さい。

海で採取されたサツキマスやサクラなどでもパーマークのあるものがいるからね。
経験則は科学ではないので、科学のように説を流すのはバツ。
雑誌やTV番組のデスクは、ほんと注意です。

八代(和食)
岐阜県郡上市八幡町五町124-2 0575-65-4986

郡上八幡のインターチェンジ傍にあり、他のお店が終わっても開いている可能性が高い。
釣りを夕マズメまでやってから川を下ってくると、ほとんどのお店は終わっているので(観光地ゆえ)、
私が非常に重宝しているお店。アユの塩焼きなど、パーフェクト・メニュー網羅。

特に書くとしたら、田中釣具店の奥様と親戚だと言う縁が、釣り好きには大歓迎。
厨房のサツキマス好きさんとは盛り上がってしまった。

来季はお店の出入り口付近で大型水槽でサツキマスを泳がす(飼育する!!!)と発奮されている。
餌付け方法らのノウハウの出所は私ということで、行かれたら是非。

清水釣具店
岐阜県郡上市八幡町稲成550-7 0575-65-4740

私が渓流をはじめ各地を転々、そして郡上を訪問する際に最初にご厄介になった釣具店。
時々、サツキマスの剥製を頼んだり、本流サツキマス竿も2本購入している。
ご主人も奥様も面白くて好きだ。いろいろと渓流の何たるかを教えてもらった。

数少ない”渓流初心者の私”を知ってる人。
まさか私が学術上の権威みたいになってたとは驚きだったことでしょう。いやはや。
ちなみにお店が閉まるのは、やや早く、夕マズメから戻って釣果報告は間に合わない事が多い。

田中釣具店
岐阜県郡上市八幡町城南町249 0575-65-2540

最初期、仲間がほしいなぁと郡上サツキの会(解散)に入った際の窓口だった。
ご主人より(←不在が多くスレ違い)奥様に厄介になった。
週刊釣りサンデーのビデオでは、このお店中心のメンバーと野田正美さんが出演していた。

先に書いたお食事「八代」さんと釣具店の奥様は親戚だそうで、面白く盛り上がった。
ちなみにお店が閉まるのは、早く、夕マズメから戻って釣果報告は間に合わない。

サツキマス・サクラマスは9月末まで釣れます。中部地方では。
(私自身が何匹も釣ったことがあります)
作者の個人水槽(NOT研究用)。
奥ゆかしいアユやサツキマスがいます。

アユも遡上マスも餌付けは簡単
是非ともノウハウを上手く抜き取って
貴方も釣りや鑑賞で応用下さいね。
▲アユも免疫がなく釣針の小傷でも悪化の一途、治療必須です。





よく行く店その1:郡上八幡/郷土料理大八、恩田忠弘さん芳花園

行方不明の女の子(常滑)の科学的方面から考察する捜査協力をしてきました。
久しぶりの郡上八幡です。閉鎖的地形の形状現場と、行方不明時の5分という短時間の事件、
それゆえ、神隠しなど様々な意見が出ていました。もっとも、証言が正確だという前提。

縦穴を重点的に調査すべきという方針をアドバイスし、岐阜県警と愛知県警の合同捜査は何だか…
警察犬が警視庁により投入されたのが昨日。それにしても、最先端ではオカルトじみた事件は多い。

さて、私の見解を終えて、帰宅に向かう目の前には長良川と吉田川があった。

釣りを興じ満喫する状況に無かったため、メシを食べて辞したが、
オススメの店を発見したので紹介しましょう。

その前に、前回の写真。
光加減で別の魚に見えるというポイントだけど、海から遡上してきたサツキマスは病気に弱い。
病気にかかっていれば食う行為は控えめになる、くどいほど書いた観点ですが、
下記の魚をもう一度登場させましょう。よ~く観察下さい。



↑普通に見る分には綺麗なサツキマス40cm。↓同じ個体です。
光の角度を変えて見ると、白いポツポツが見えるでしょ?あれが白点虫(白点病)。



どんな魚でも、アクアリウム初心者さんが水槽に入れ、2週間もすれば発生するヤツで普通に観れます。
フナやコイでも発生するのだから、サツキマスなんてもっと弱い。食欲が一気に無くなる様子も楽勝観察。

エサを避けるかのような動きをする魚が居ます。見えている大型魚に仕掛けを静かに向かわせる、
しかし、どんなベテランでも経験する「振り向くどころか避ける」行動に唖然。
エサ食わない説の根拠の一つでした。

しかし、それは「食う気がない」のではなく、病気だから。そんな可能性が高いと思います。

さて、オススメのお店。
まぁ、渓流釣り師で中部に住んでいるなら、一度は行ったことがあると思う。有名だからね。

恩田忠弘
501-4221
岐阜県 郡上郡八幡町小野5丁目
芳花園・・・サイトを発見。正式には作られていないみたい。

恩田俊夫さんを、検索でバンバンヒットさせ、探していくと息子さんに辿り着く。
息子さんといっても、立派な経営者でお店のオーナーですから、誤解なきよう。
お店の中に本棚があるけど、アユ釣り秘伝08月刊つり人2008年6月発売号を探そう。
私のネタ記事が掲載されているので、その点でも話題に出来るはず!?

そして、次のオススメ店。

大八(だいはち・ダイハチ/その他郷土料理)
サイトが二つあったので、リンクしておきましょう。AサイトBサイト
ここは、私が駐車が出来ないエリアを避けるという性癖から、なんと今まで存じ上げなかった。
超掘り出し物と感動したお店です。

その理由は、サツキマスの切り身があれば注文できるという驚きの場所。
高級食材なので一切れ1200円だが、今となっては、サツキマスの貴重さから当然、
そもそも、釣り人以外は料亭で消費されるぐらいで、実際に一般人の口に入ることは滅多にない。

この私ですら、何匹も釣っていたって、研究サンプルとしてヤナに分けてもらっていたって、
食べたことがなかった。最初に出会ってから20年も食べてなかったのだから、その感動は破格。

美男美女の一家が経営されているので、そちらを期待して訪問しても可。
なぜか骨董的なムードがあり、私の心の琴線をはじく。いやはや、参りました。

ところで、私が最初に「恩田俊夫」さんと会話したことを書いている「エサ食う記事」がある。

=これなんだけど何故かプレミア価格(売れた場合は標準モードに自動切換え)。

なぜかプレミアが付いて1.5倍の価格になってる。驚きだ。
普通、古い釣り雑誌なんて1円とかでも中古で売ってるし、しかも売れてない。
この渓流スペシャル98がプレミアが付いてるとは、まさか…と思いつついるが、
(エサ食うに切り替わった分岐点の誌面だから)それは私の自惚れさんだろう。気にしないで。



表紙     次=その2へ古いものは削除しています。