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【Tradingview】主なインジケーターのアラート設定例22選

2019年12月5日


 

tradingviewインジケーターのアラート

今回は、TradingView(トレーディングビュー)のインジケーターのアラート設定例を22個紹介します。

2本のMAのクロスやMACDのGC&DCなど、いろんな条件の設定を紹介するのでぜひ参考にしてください。

 

はじめに:アラートの設定方法

アラートの設定画面は、チャート上で右クリックして「アラートを追加」を選択すると表示できます。

アラートの条件は、上の3つで構成されています。今回は便宜上、それぞれ「メイン」「方法」「サブ」とします。

関連記事 【全解説】TradingViewの使い方&機能

 

では、各インジケーターのアラート設定例を順に紹介していきます!

 

 

ボリンジャーバンドのアラート設定3選

ボリンジャーバンドでは、ミドルライン・+2σバンド・-2σバンド・現在値・特定の価格水準の5つを組み合わせて、条件を設定できます。

 

例1:現在価格が+2σバンドにタッチ

メイン:通貨ペア
方法:交差
サブ:BB(20,close,2) Upper

 

ローソク足が+2σバンドに到達したらアラートが鳴ります。σバンドを利食いや逆張りポイントに利用している方におすすめの設定です。

また、ボリンジャーバンドがスクイーズからエクスパンションに移行したときに、ローソク足が2σバンドに到達したタイミングを知らせてくれます。

-2σバンド到達でアラートしたい場合は、サブを「Lower」にします。

 

例2:ミドルラインと特定の価格水準のクロス

メイン:BB(20,close,2) basis
方法:交差
サブ:値  107.530

ボリンジャーバンドのミドルライン(20SMA)が107.530円に到達したらアラートが鳴ります。

 

例3:+2σバンドと特定の価格水準のクロス

メイン:BB(20,close,2) Upper
方法:交差
サブ:値  106.330

+2σバンドが106.330円の価格水準に到達したらアラートが鳴ります。

 

 

移動平均線のアラート設定3選

 

例1:現在価格がMAにタッチ

メイン:通貨ペア
方法:交差
サブ:EMA(20,close)

上の設定では、ドル円相場でローソク足が20期間EMAに到達したらアラートで知らせてくれます。

移動平均線での押し目買い・戻り売り・利食いを利用しているときに便利な設定です。

 

例2:EMAが特定の価格水準に到達

メイン:EMA(20,close)
方法:交差
サブ:値

 

例3 2本のMAのクロス

Tradingviewチャートに2本の移動平均線を表示すると、そのMAのクロスをアラート設定できます。

下の画像では、10EMAと20EMAのゴールデンクロス&デッドクロス発生を知らせてくれる設定です。

メイン:EMA(10,close)
方法:交差
サブ:EMA(20,close)

上昇トレンドの始まりや下降トレンドの終わりを知らせてくれます。

 

 

RSIのアラート設定4選

 

例1:RSIが特定のレベルに到達

メイン:RSI(14,close)
方法:交差
サブ:値 50.00

RSIが50%の水準に到達すると、アラートが鳴ります。

設定した水準はRSI画面上にオレンジの点線でライン表示されます。

 

例2:RSIが買われすぎ・売られすぎゾーン到達

メイン:RSI(14,close)
方法:より大きい
サブ:値 70.00

上の条件では、RSIが70%を超えたらアラートで知らせてくれます。

 

30%を下抜けたときにアラート通知したい場合は、下記の様に設定します。

メイン:RSI(14,close)
方法:より小さい
サブ:値 30.00

 

また、「RSIが30%下抜けor70%上抜け」を1つの設定で行いたい場合は、次のように条件を指定します。

メイン:RSI(14,close)
方法:チャネルから出る
サブ-上限:値 70.00
サブ-下限:値 30.00

 

例3:RSIボリンジャーの±2σバンドタッチ

RSIにボリンジャーバンドを表示したときに、RSIが±2σバンドにタッチしたらアラートする条件を下のとおりです。

メイン:RSI(14,close)
方法:チャネルから出る
サブ-上限:BB(20,RSI,2) Upper
サブ-下限:BB(20,RSI,2) Lower

 

関連記事 【Tradingview】RSIにボリンジャーバンドを表示する方法

 

例4:RSIとMAのGC&DC

メイン:RSI(14,close)
方法:交差
サブ:EMA(9,RSI)

RSIとMAのゴールデンクロス&デッドクロスは、エントリーシグナルやダイバージェンス発見に役立ちます。

詳しくは、『RSIのゴールデンクロス・デッドクロスの4つの使い方!』で解説しています。

 

 

MACDのアラート設定2選

 

例1:MACDのゴールデンクロス&デッドクロス

MACD線とシグナル線のクロスの設定は次のとおりです。

メイン:MACD(12,26,close) MACD
方法:交差
サブ:MACD(12,26,close) Signal

 

例2:MACD線と0ラインのクロス

メイン:MACD(12,26,close) MACD
方法:交差
サブ:値 0.000

 

 

ストキャスティクスのアラート設定2選

 

例1:ストキャスティクスのゴールデンクロス&デッドクロス

メイン:Stoch(5,3,3) %K
方法:交差
サブ:Stoch(5,3,3) %D

 

例2:%Kラインが20%・80%レベルに到達

メイン:Stoch(5,3,3) %K
方法:チャネルから出る
サブ-上限:値 80.00
サブ-下限:値 20.00

 

エンベロープのアラート設定

価格の移動平均線からの乖離率をアラート設定したい場合は、エンベロープでできます。

 

例1:現在価格が上下のバンドにタッチ

メイン:通貨ペア
方法:チャネルから出る
サブ-上限:Env(20,0.1,close) Upper
サブ-下限:Env(20,0.1,close) Lower

上の設定では、ローソク足が移動平均線から0.1%上下に乖離したらアラートが鳴ります。

エンベロープを使った逆張りトレードをしている方におすすめの設定です。

 

 

一目均衡表のアラート設定3選

 

例1:基準線と転換線のクロス

メイン:Ichmoku(9,26,52) Base Line
方法:交差
サブ:Ichmoku(9,26,52) Conversion Line

 

例2:価格が雲の中に入る

メイン:通貨ペア
方法:チャネルに入る
サブ-上限:Ichmoku(9,26,52) Lead1
サブ-下限:Ichmoku(9,26,52) Lead2

 

例3:遅行スパンがボリンジャーバンドの+2σ~-2σゾーンを外抜ける

メイン:Ichmoku(9,26,52) Lagging Span
方法:交差
サブ-上限:BB(20,close,2) Upper
サブ-下限:BB(20,close,2) Lower

 

 

トレンドラインのアラート設定2選

チャートに表示したトレンドラインをローソク足がブレイクアウトしたときに、アラートが鳴るようにすることもできます。

関連記事 【TradingView】トレンドラインの設定&便利機能まとめ

 

手順

①左サイドバーにある「トレンドライン」を選択し、チャートに表示

②平行チャネルを右クリックし、「Trend Lineにアラートを追加」をクリック

③アラートの条件設定を次のように変更する

メイン:通貨ペア
方法:交差
サブ:トレンドライン

 

また、RSIやMACDなどオシレーターに表示したトレンドラインでもアラート設定できます。

メイン:RSI(14,close)
方法:交差
サブ:トレンドライン

 

 

チャネルのアラート設定

価格がチャネル内にあるとき、チャネルのブレイクアウトでアラートが鳴るように設定できます。

 

手順

①左サイドバーにある「平行チャネル」を選択し、チャートに表示

②平行チャネルを右クリックし、「Parallel Channelにアラートを追加」をクリック

③アラートの条件設定を次のように変更する

メイン:通貨ペア
方法:チャネルから出る
サブ:Parallel Channel

 

 

垂直線のアラート設定

垂直線を使って、任意の時刻になったらアラートが鳴るようにすることもできます。

 

手順

①垂直線をチャートのアラート設定したい時刻に表示する

②垂直線を右クリックし、「Vertical Lineにアラートを追加」を選択

③アラートの条件を下記のように設定する

メイン:通貨ペア
方法:交差
サブ:垂直線

これでローソク足が垂直線(21時00分)に到達したときに、アラートが鳴ります。

経済指標や市場オープンなど、重要な時間にアラート設定すると便利ですよ!

-TradingView

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