変死後にコロナ「陽性」判明、全国で11件
全国の警察が「変死」として扱った死者について、死後に新型コロナウイルスへの感染が判明したケースがこれまでに11件あることが分かりました。
東京・足立区で今月9日、路上で倒れていた60代の男性が、死亡後に行われたPCR検査で、新型コロナウイルスに感染していたことがわかりました。
警察庁によりますと、全国の警察で扱った「変死」事案で、肺炎の疑いがあるとして死亡後のPCR検査で感染が判明したケースが、先月中旬頃からこれまでに11件あったということです。東京が6件と最も多く、次いで兵庫で2件、神奈川・埼玉・三重でそれぞれ1件確認されていて、このうち、事前に医療機関を受診していないケースや、容態が急変したケースもあったとみられています。
全国の警察では、変死事案のうち、家族などからの情報で事前に肺炎が疑われる場合には、警察官が防護服を着て現場に駆けつけているということです。