東京都内で、新型コロナウイルスに感染した疑いがある患者の搬送先が決まらないケースが、4月に入って、およそ1,390件にのぼっていることがわかった。
東京都によると、感染が疑われる患者の救急搬送で、5カ所以上の病院から受け入れを拒否されたり、20分以上にわたって搬送先が決まらなかったケースが、4月に入ってから18日までに、およそ1,390件確認されているという。
同じように搬送先が決まらない事案は、3月の1カ月間で931件起きていて、すでに3月分を上回っていることになる。
患者の中には、100カ所以上断られるなどしたケースもあり、東京都の担当者は「院内感染を防ぐための個室を確保できず、患者を受け入れられないケースが多いようだ」と指摘している。