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横浜市立大学生制作の機関誌「三浦半島ジャーナル」で逗子特集 次号は「葉山」

(左から)編集部員の島谷伊武樹さん、編集長の福村暁さん、部員の山城一真さん、取材協力した魚平商店の和田修芳さん

(左から)編集部員の島谷伊武樹さん、編集長の福村暁さん、部員の山城一真さん、取材協力した魚平商店の和田修芳さん

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 逗子を特集した機関誌「三浦半島ジャーナル」5号が12月28日に発行され、今月、配布が始まった。制作は横浜市立大学公認サークル「三浦半島研究会」(横浜市金沢区)。

「三浦半島ジャーナル」逗子特集の表紙

 同サークルは、大学のある三浦半島の魅力をフィールドワークなどで探しながら、機関誌の発行を主軸に2018年から活動している。現在の部員は17人。

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 機関誌「三浦半島ジャーナル」では「三浦半島での人生」をテーマに、観光客の誘致を目的とする従来のガイドブックに対し、そこに暮らす人々や生活・文化を学生がその地域に足を運び、住民に話を聞き、「文芸誌」として紹介している。

 横浜市立大学では、地域貢献に資する優秀な企画・活動・提案・プロジェクトに対して助成金を交付することで大学として奨励し、支援する制度「学生が取り組む地域貢献活動支援事業」があり、機関誌制作は2018年度の採択事業としても認められている。

 毎号、1つの地域を特集。2018年4月創刊の横浜市金沢区特集から始まり、横須賀市、三浦市、金沢区とほぼ隔月で発行し、5号目に逗子を取り上げた。編集長の福村暁さんをはじめ、部員の中に逗子に詳しい人は少なかった。「夏、海に遊びに来る程度だったが、11月に特集を逗子に決めてからは何十回と通った。通いながら、話を聞くうちにテーマが決まった」と話す福村さんが執筆した作品のタイトルは「誰がために波は立つ」。「逗子と言えば海だが、海って誰のものか」と問い掛ける。

 逗子に関わる作家の特集や黒松林の歴史のほか、山側で中学高校6年間を過ごした部員が「逗子は海だけではない」という「山の民からの提案書」も。

 次号は3月発行予定で「葉山特集」。取材が始まっている。「テーマはこれから。まず情報収集を」と福村さん。

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