@chablis777
シャブリ

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 回想 (裕一)き… 君のことが… 好きです。
(志津)フフフ… アハハハ…!
えっ?(志津)アハハ!
近づいて ほれさせて ここぞっていう時に「バ~カ」ってやってやろうと思ってね。
じゃあね~ お坊ちゃま。 大人になるのよ。
♪~
(松坂)振られたのに 変わりないですね。
さすが未来の頭取だわ!
(昌子)君 バカなの?えっ?
(鈴木)どう見たって 変だべ。朝から ず~っと仕事してんだぞ。
あっ そうですね 変だ!確かに変だわ!
(落合)今は そっとしといてやっぺ。男の傷を癒やすのは時間しかねえ。
どのぐらいの時間が必要ですか?
1年だな。1年も!?
ただ 女に振られただけですよ?
私なんて 離婚した1か月後に恋に落ちましたよ。
その結果 離婚3回。うるさい!ああっ!
(4人)アハハハハ…。
ありゃ ただ 女に振られただけじゃねえ。静か~に見守ってやっぺ。
男になんのに必要な時間ね。うん。
♪~
♪「泣いて 生まれて 響く命」
♪「きっと嬉しくて 笑っているんだ」
♪「僕らはきっと 出逢うでしょう」
♪「手を引き 背を押し 出逢うでしょう」
♪「きっといつか今日の日も意味を持って ほら」
♪「耳をすませば」
♪「星の見えない日々を 超えるたびに」
♪「互い照らすその意味を知るのでしょう」
♪「愛する人よ」
♪「親愛なる友よ」
♪「遠くまで 響くはエール」
♪「朝も昼も夜もずっと そこにある」
♪「暗闇にほら響け 一番星」
♪「愛する人よ 親愛なる友よ」
♪「星影に響くはエール」
(茂兵衛)とりあえず うちは安心だな。
(立川)この不景気はいつまで続くんでしょうか?
戦後の不況 震災と続いたこれ以上 悪いことはねえだろう。
…だといいのですが。
うなぎでも食ってくか?えっ?
この辺りの名物だろう。は… はい。
あの~…。何だ?
頭取 最近 何かおありでしたか?
何が?失礼ながら ご機嫌がよろしいかと。
裕一が 心 入れ替えた。仕事に身を入れてるそうだ。
熱心に仕事されてて… はい…。
松坂が 逐一茂兵衛に報告していたのでした。
私 裕一さんに大変信頼されております先輩の松坂と申します。
やっとだ~。 これで一人前になれば養子として みんなに紹介できる。
1年です。
1年…。
時は万能でなかった。
僕に考えがあります。
はいはいはい… ほ~れ… おっ おおっ。
はい! では かんぱ~い!
んっ 古山君も飲んで 古山君も。ほら グッと グッと。
グ~ッと! そうそう! おっ おっ…。
いいね~! ええ? ヘヘッ。
うわ~ いい飲みっぷりだ! うんうん。
アッハッハッハ!いよっ よいしょ! よいしょ!
楽しそうですね~。
失敗ですね。完全にな。
総員撤退。うん。
よいしょ! よいよい よいよい!
(松坂)昨日のことは覚えてなさそうですね。
(鈴木)寝たあと 全ての証拠は隠滅したからな。
お酒作戦は いい考えだと思ったけど…。だべ?
失敗は 失敗だ。
彼を元気づける作戦 ほかに あっか?
恋も駄目 酒も駄目。
はあ~ 駄目だわ。私 それ以外のこと考えたことないんだわ。
ああ… 昌子さん しっかり。
彼が好きなものは何だ?音楽ですよね。
それだ! 誰か 楽器できっか?
おい テツ~!(鉄男)はい!
はい?双浦 環 知ってっか?
いえ。バ~カ。 世界的なオペラ歌手だ。
おまけに美人だ。 今度 福島でコンサートやるみてえだからおめえ 記事 書け。
えっ!? いいんですか?
食いもんの記事も飽きたろ。予習しとけ。
ありがとうございます!うん。
「魔力」… へえ~。
ご用件をお伺いします。
あっ… あいつに。
古山君 お客さん。
(鉄男)これ 見てくれ。
音楽を避けてえ おめえの気持ちは理解できる。
でも… このページだけ見てくれ。国際作曲コンクールの募集だ。 ほら。
お前が好きなストラヴィンスキーが審査員だぞ。 なっ?
挑戦すんのは タダなんだからやってみろ。
俺 やっと ちゃんとした記事を任された。
双浦 環って歌手の福島公演の記事だ。インタビューもあんだ。
これから行ってくる。
もしよかったら おめえも行かねえか?
関係者ってことで入れっかもしれね。
お前… このままじゃ駄目になっぞ。
無理にとは言わねえ。
気が向いたらでいい。
俺は諦めねえから。
また来る。
♪~
 回想 (鉄男)何で 音楽やめた?
俺が「弟 食わせるために働かなきゃなんねえ詩なんか書いてらんねえ」って言ったらお前 

言ったよな?
しがみつけば 必ず道は開ぐって。大将 詩人になれるよ!
あれ… うそか?
俺が詩を書き お前が曲を作る。
その歌がレコードになり みんなが聴く。
そんな夢を描いてたけど…それもまた夢だな。
・♪~(ハーモニカ)
♪~
僕ら 古山君のこと 元気づけたくて…。
もともと そんなに元気じゃねえけど今の君は 君じゃない。君と音楽の間に何があったのか

分かんねえけど好きなんだろ? 音楽。
お友達からも お願いされた。
国際作曲コンクール 応募してみたら?
いつまでも ウジウジしてたらあの志津っていう いけすかねえ女の思うつぼだよ。
♪~
おっ 笑ったぞ! 1年ぶりに笑った!アハハ よかった!心配したんだぞ 本当に!(松坂)

あっ 昌子さん 泣いてる。
ほれ。だって だって…。
古山君。 古山君の仕事は俺たちがやっから挑戦してみ?
古山君ならできる!いがった… 本当に…。
古山君 女性の涙 高えど。
ほら でも 昌子さんのだから。あっ そうだな。
アハハ 失敬 失敬。(昌子)失敬って何ですか?
あ~ いや 別に あの…。
♪~
こうして 裕一は再び作曲することにしたのです。
(秒針の音)
・(犬の遠ぼえ)
きれいだ~。
音楽から離れたブランクは…長すぎました。
♪~(歌声)
一方 豊橋に住む音は歌手になる夢をかなえるため海外から帰国した 歌の先生を訪ねて

いました。
♪~
(拍手)(御手洗)マーベラス! ファンタスティック!あなたね 見込みがあるわ。私の教室

に通いなさい。
一流の歌い手にしてあげる。(音)先生!
「先生」はやめて。 堅苦しいの 嫌いなの。
私とあなたは フレンズよ。
御手洗さあ…。シャラップ!
敬語は使いなさいよ。さっき フレンズだって…。
「親しき中にも礼儀あり」よ。呼び方は 先生が決めて…。
だから 「先生」はやめて!
そんなに? 何か 昔 あったんですか?
あったの…ただ 長くなるから おいおいね。
そうね…ミュージック ティーチャーと呼びなさい。
ミュージック チーチャー?
違う。 こう 「ティー」 分かる?
ティ…。ティ…。ティ…。ティ…。
ティ…。ティ…。そう! あなた センスいいわ。
将来 楽しみ。あの 先生…。
だから 「先生」は やめなさいって!ミュージック ティーチャー。
時間もったいないんでお稽古お願いします。
そうね。 取り乱して 恥ずかしいわ。
では まず今日は 歌いだしのレッスンよ。はい!
ただいま~。そんなある日のこと…。
(吟)音 遅いじゃん!こっち来て。 ほら 早く。
何?はいはい… はい 座って。
お願い。
見合いして!
これと!?


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