静岡クラフトビアマップの誕生について
2019年7月に開催された「静岡クラフトビール&ウイスキーフェア」で静岡クラフトビアマップ県バージョンの制作を担当された「静岡愛に溢れる」メンバーに会ってお話しを聞いてきました。
― 静岡クラフトビアマップvol.1(静岡市内版)が誕生したのは2017年12月
「静岡クラフトビアマップを作ろうと思ったのは、ビアバーでいつも一緒に飲んでいた仲間が名古屋のビアマップを持ってきたことに始まります。
自分も名古屋でよく飲んでいたのに名古屋にビアマップがあることを知りませんでした。静岡にも名古屋を超える数のビアバーがあるのではないかと思い、2017年9月に静岡のクラフトビアマップを作ろうと行動を起こしました」と制作リーダーの伏見氏。
「クラフトビールが好きな人は、人気ビールブランドの開栓情報を聞いてわざわざそのお店まで飲みに行ったりしますが、そのエリアにある他の各店舗のことについて知っている人は多くないという状況を感じていました。そのため、自分たちがビアバーの情報を取りまとめて発信しようと思いました。
静岡市内版の制作メンバーは、静岡市内にあるビアバー『クラフトビアステーション』の小島店長と名古屋のクラフトビアマップを持ってきた友人・小楠と自分の3人のメンバーが中心で、デザインなどは親交があったビアイラストレーターTOAさんに依頼しました。
制作にあたり、静岡市内のビアバー各店に飲みに行き店長さんと仲良くなってビアマップへの掲載をお願いしました。心強かったのが、静岡で一番老舗の『ビールのヨコタ』さんから早い段階で掲載の承諾をもらったこと。“ヨコタさんがやるならうちも”と続いてくれるお店もありました。」

左がvol.1 右がvol.2
「今回の県バージョンで苦労したことは、構想はまとまっていたものの、初期メンバー3人とも制作手順やDTPについては素人で、どのように進めて行けば良いかよくわからなかったことがあげられます。市内版は掲載件数が12件でしたが、県内版は50件以上、サービス情報も増やし扱うデータが膨大になったことに加えて広告掲載もありました。そのため、お店とのやり取りも煩雑になり、制作経験のない3人が本業を抱えながら進めていくのはとても無理がありました。
結果、スケジュールに徐々に遅れが発生し、掲載店舗や発刊を待ってくださっていた皆さまにご心配とご迷惑をおかけすることになってしまいました。そこで、途中から編集経験のある日本ビアジャーナリスト協会の山口さんに加入してもらい、全体の進行管理やデザイナーとのやり取りをお任せしました。
一方、マップが出来上がるとこれまでにない取組みであったので、新聞、雑誌、テレビなどでも取り上げられることが数多くありました。
最初の静岡市内版(vol.1)は2017年12月にリリース。10,000部を印刷しましたがすぐになくなってしまいました。 それは、市内の多くの場所に置いていただけたことと、静岡市内に勤務していた会社員が県外転勤になった際に、転勤先の地域にマップを持って行って配ってくれるなど、周りの多くの方々が配布に協力してくださったためです。」

イベント会場でお話しを伺った静岡クラフトビアマップ県Ver.制作チームメンバーの方々 左から伏見氏、山口氏、イラストレーターのイソガイ氏
静岡クラフトビアマップ県バージョンについて
「静岡県には東京、神奈川、北海道などに次いで全国5位で19のブルワリーがあります。観光県でもある静岡県の観光資源としてビールを推していき、ビールで地元“静岡県”を盛り上げていきたいと思っています。」
「県バージョンは、A6サイズで見開き32ページ。たくさんの情報が詰まっています。
今回も海外の方にも使って欲しいと思い、インバウンドを意識した英語併記にしました。また、各店舗や各ブルワリーのウェブサイトやECサイトに飛ぶQRコードもあります。
更に、飲み歩きスタンプリレーやキャンペーンで活用できるようにスタンプスペースも取ってあります。今後、実施を検討していきたいと思っています。」
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