社会

沖縄でクレカ偽造計画か 税関と県警、宿泊施設で機器押収

 マレーシア人男女4人による偽造クレジットカードの密輸事件で、偽造するための機械と名義などが印字される前の原本カード数枚を沖縄地区税関と豊見城署が押収していたことが15日、関係者への取材で分かった。マレーシア人の男が宿泊を予定していた本島北部の宿泊施設から押収した。偽造カードを県内や国内で製造しようとした外国人犯罪組織が背景にいるとみて、税関と県警は捜査を進めている。

 関係者によると、3月下旬ごろ、北部の宿泊施設にカード数枚と偽造機械の2回に分けて、男宛ての荷物として海外から送られた。受取人名は宿泊の予約名とは異なっていた。男が宿泊する前に、税関と県警は身柄を確保したとみられる。北部の宿泊施設が機械などを預かったままだった。
 宿泊施設を経営する40代男性は本紙の取材に対し、「3月下旬に税関の職員が荷物を差し押さえた。一方的に荷物が送られ、宿泊もキャンセルされたので不可解だとは思っていた」と話した。県警はこれまでにマレーシア人の男女3人を逮捕し、県外へと逃走したマレーシア人の男の行方を追っている。



関連するニュース







  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス



  • 会員制サービス






  • 他のサービス