こちらを御覧ください。 1、培地調製 ・堆積したスギオガコを使用し、栄養源としては、フレッシュフスマ:ネオビタスHM=14:6(重量比)の割合で、培地総重量の20%となるように添加する。 1ビン当りの栄養源の添加量は、100~120g(850cc)が目安。 ・含水率は、65~68%に調整する。 2、充填 ・ 培地の充填量は、850ccブロービンに480~500g(内容量)となるように充填する。 ・ 充填の高さは、種菌を接種後にキャップとの間に5mm以上の空隙が出来るように填圧の高さを調節する。 3、殺菌 ・常圧殺菌は、培地内温度が98℃以上になってから、4時間継続する。 ・高圧殺菌は、培地内温度が120℃に達してから、60分間(有効殺菌時間)保持する。 釜温度を目安とする場合には、90分間(850ccビン)の保持を実施する。 4、放冷 ・必ずクリーンな環境下で、培地温度が20℃以下となるまで冷却する。常圧殺菌釜の場合には、培地の急冷に特に留意する。 ・戻り空気による吸い込み汚染には注意が必要である。 5、接種 ・種菌の接種量は1ビン当たり約10ccを目安とし、850cc種菌ビン1本当たりで90本程度に接種する。 ・接種作業は無菌操作に徹して、スピーディーに行う。 6、培養管理 ・温度は、22~23℃で培養を行う。(ビン間温度を26℃以上にしない) 培養管理はビン間温度と室内との温度較差に留意し、ビン間温度での管理を基本とする。 ・湿度は、65~75%で管理する。 ・CO2濃度は、3,000ppm以下で管理する。 ・照度は、極力暗黒培養で管理する。(点検時以外は照明不要) ・期間は、25~30日間。(培地組成により異なる) 7、菌掻き ・発芽の同調化を図る目的で、必ずブッ掻き法による菌掻きを実施する。 ・菌掻き後は、2~3時間の注水処理を行う。ただし、菌床への注水操作は、高温となるような場所を避けて管理する。 ・菌掻き機は、作業の都度必ず清掃と消毒を心掛け、専用の部屋を設けて実施する。(掻き出し作業との混同を避ける) 8、芽出し管理 ・温度は、16~20℃で管理する。 ・湿度は、90%以上で管理し、乾燥に注意する。 ・CO2濃度は、2,000ppm以下で管理する。 ・照度は、200Lux程度で、昼間のみの点灯管理とする。 ・期間は、5~7日間で、倒立状態で管理する。(被覆芽出しも可能) ※芽出し温度はうすひらたけ同様に25℃以上でも可能であるが、生育時の菌床の罹病や害虫被害等を考慮し、うすひらたけよりはやや低い16~18℃で管理する。 9、生育管理 ・温度は、10~26℃での範囲で生育が可能である。(理想の管理温度は14~18℃) ・湿度は、70~90%で管理する。(高温時は出来るだけ「乾/湿」の湿度較差を大きくつけて管理する) ・CO2濃度は、1,000ppm以下で管理する。 ひらたけ同様、CO2濃度には敏感なきのこであることから、換気管理には充分に留意する。 ・照度は、100~500Luxで、昼間のみの点灯管理とする。 ・期間は、発芽確認後に正立状態へ戻し、6~8日間継続して管理する。 10、収穫
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■ご注意! きのこ種菌の拡大培養は種苗法により禁じられております。
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