隕石家族 第2話 羽田美智子、泉里香、北香那、中尾暢樹、ブラザートム… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…  New!


出典:『<オトナの土ドラ>・隕石家族 #02【ルールは守りましょう】』の番組情報(EPGから引用)


<オトナの土ドラ>・隕石家族 #02【ルールは守りましょう】[字]


ご近所トラブルを見た姑・正子(松原智恵子)に、子どもの頃の忌まわしい記憶がよみがえる。正子が久美子(羽田美智子)に語った、家族には絶対に言えない秘密とは…。


番組内容

巨大隕石の地球到達まであと145日。朝、久美子(羽田美智子)がゴミ袋を手に集積所へ行くと、近所の主婦・御園(光浦靖子)が後片付けをしていた。御園は分別せずに残されたゴミ袋を持ち隣家の田中家へ。ルールを守るよう言うが、門前払いを食らう。

久美子は高校時代の同級生・キャプテンこと片瀬(中村俊介)との交際を継続。和彦(天野ひろゆき)も、鉄道模型という共通の趣味でネットを通じて知り合った片瀬と親交を深めて

番組内容2

いた。和彦は、久美子と片瀬の仲など露知らず、片瀬から不倫についての相談まで受ける始末。「奪うべきです」…和彦は、自分の気持ちに正直に生きた方がいいとアドバイス。そんな2人を翔太(中尾暢樹)が偶然目撃して…。

和彦は帰宅途中、自宅近くで「助けて」の声を耳にする。見回すと地面に人が!?家族と共に懐中電灯を手に裏庭へ行くと田中(氏家恵)が穴から顔と手だけを出している。田中曰く御園に呼び出され、穴に突き飛ば

番組内容3

されたと言う。御園は警察に連行されるも「ルールを守らない人がいけない」と悪びれる様子がない。そしてこの光景を目の当たりにした正子(松原智恵子)の表情が、急に青ざめる。子どもの頃の忌まわしい記憶がよみがえったのだ。

「私、見たの。山奥の人里離れた村で、みんなが穴を掘って…」

「嫁は他人」と嫁姑バトルを繰り広げていた正子が久美子に語った、家族には絶対に言えない秘密とは…。

出演者

羽田美智子 


泉里香 


北香那 


中尾暢樹 


ブラザートム 


中村俊介 


松原智恵子 


天野ひろゆき

スタッフ

【企画・チーフプロデューサー】

市野直親(東海テレビ)


【原作・脚本】

小松江里子


【音楽】

富貴晴美


【主題歌】

PassCode「STARRY SKY」(ユニバーサル ミュージック)


【音楽制作】

藤田雅章(インスパイア・ホールディングス)


【プロデューサー】

松崎智宏(東海テレビ) 

千葉行利(ケイファクトリー) 

宮川晶(ケイファクトリー)


【演出】

竹村謙太郎

スタッフ2

【制作】

東海テレビ 

ケイファクトリー

ご案内

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【公式サイトURL】

https://www.tokai-tv.com/io/insekikazoku/


【公式ツイッター】

@tokaitv_dodra


【YouTube】

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隕石家族 第2話 羽田美智子、泉里香、北香那、中尾暢樹、ブラ
  1. 和彦
  2. 結月
  3. 正子
  4. 翔太
  5. ヒサ
  6. 家族
  7. 美咲
  8. 御園
  9. 田中
  10. ママ
  11. 片瀬
  12. パパ
  13. お母さん
  14. 店長
  15. トメ
  16. ホント
  17. 森山
  18. 店員
  19. 一緒
  20. 一番


『<オトナの土ドラ>・隕石家族 #02【ルールは守りましょう】』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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(女性)バッグ 買って
優越感を 味わいたいです。

(男性)息子と
暮らしてるんだけどね

血 つながってないからね
ゆっくり 話してあげたい。

(結月)[パパの夢は
この家で 家族と 一緒に

最後のときを 迎えることだ]

(和彦)今日は ちょっと
遅くなるかもしれない。

(久美子)うん。
(和彦)夕食は 連絡するから。

分かった。 ああ。
よいしょ。

≪(飛行音)

あら? 暴動かしら?
最近 なかったのに。

(和彦)あっちだと 新宿か?
≪(ドアの開く音)

(美咲)えっ? だったら
交通規制で 電車 遅れるじゃない。

(美咲)ちょっと。 いってきます。
(和彦)ああ。 そうだった。

いってくる。
いってらっしゃい。

(翔太)じゃあ いってきます。
いってらっしゃい。

[ママには 秘密がある]

《私 好きな人が います。
その人と 一緒に 暮らしたいの》

《キャプテン》

(結月)《全てに 嘘
ついてたってことが 許せないの》

(和彦)《割れた皿は
元には戻らない》

《欲しいものは 全て 手に入れる。
それが 家族と 純愛なのよ》

[でも 仕方ないのかもしれない。
だって…]

(キャスター)それでは
けさの 隕石情報を お伝えます。

地球に接近している 巨大彗星は
残念ながら 軌道に変化はなく

その距離 8億1, 836万kmにまで
近づいており…。

[あと 145日で
隕石が 落ちてきて

地球は 終わるのだから]

ああ 春だね。

(久美子)お花って いいな。

≪左へ 曲がります。

ああー。 いっちゃった。
どうしよう。

あっ。
ちゃんと 持ち帰りますから。

(御園)すいませんが
お願いします。

いいえ。 もう こちらこそ。
いっつも 奇麗にしてもらって。

(御園)いいんですよ。
誰かが やらないと。

あら? これは。

(御園)田中さんの お宅の。
分別してないんで。

また? あそこは ホント
ルーズなんだから。

(御園)後で 持っていきます。

そんなことまで しなくて
いいんじゃないですか?

あっ。 じゃあ。

まただ。 もう。

≪(正子)久美子さん。
はい?

≪失礼します。

(正子)あっ。
この こうりを 下の段に。

上のを 下ろしてくださいな。
えっ? 何をなさってるんですか?

(正子)ああ。
早く 手伝ってください。

あっ。 はい。

(正子)そろそろ 遺品の整理を
しておかなくては。

遺品整理!?

お母さん。 あれが来たら
みんな 一緒ですよ。

(正子)いいえ。 その前に お迎えが
来るかもしれませんから。

来ませんよ。
お元気なんですから。

それより 私
これから パートが。

お花 生け直しておきましたわよ。
あれは 何流?

小原流。 草月流。
何でしたっけ?

自己流です。

あっ そうなの。
どうりで お花が

あっち こっち 向いてると
思いましたわ。

お母さん。 どう 生けようと 私の
好きにさせていただきたいと

前から そう 言って…。

しょせん 嫁は 他人。
他人!?

あなたが この うちを
出ていったこと

和彦は 許しましたけど
私は 許しませんから。

そのつもりで。

(チャイム)

(田中)はい。
(せき)

(御園)あら。 お風邪ですか?

(田中)ええ。 ちょっと。
で 何です?

(御園)これ
分別されてなかったんで。

(田中)また 持ってきたの?
もう いいかげんに してください。

(田中)それに もう そんなこと
どうだって いいでしょ。

あれが 降ってきたら
私たちも ごみも

みんな どかん なんだから。
(御園)でもルールはルールなんで。

(田中)うちは もう
ルールなんて 関係ありません。

お母さんは
遺品整理とかじゃなくって

何か やりたいこと
ないんですか? 隕石の前に。

(正子)ありませんよ 私は。

もう この世に 思い残すことは
一つも。

わあ。 懐かしい。
お手玉。

♬「一番はじめは 一宮」

♬「二は 日光東照宮」

お上手ですね。
子供のころ これで よく遊んだの。

仲良しの友達が いてね。
ヒサちゃんっていうの。

昔 その子…。

えっ!?
もう こんな時間だ。

あのう。 この続きは また。
よいしょ。

(トメ)ほら。 あんたの番だよ。

(正子)うん?
ああ。 はい。

(トメ)あんたは こっちと違って
ぼけるには まだ 早いよ。

(武夫)きた!
(職員)ちょっと 武夫さん。

J Kって。 もう 女子高生じゃ
ないんですから。

(トメ)あと半年ぐらいは
元気でいなきゃ。

(昭三)俺は あれが来る前に
ぽっくり 行きたいね。

そしたら まだ 葬式も出せる。

あれの後じゃ 葬式も
出せやしないからな。

(トメ)でもね 考えもんだよ。
葬式も。

いいこと
言ってくれる人もいれば

誰にも 知られたくなかったことが
バレるときも あるからね。

(正子)バレる?
(トメ)いやさ この前

知り合いの葬式に
行ったんだけど

隠し子が 現れて。

家族にも 黙ってたらしくて
奥さんなんか 棺おけの前で

50年以上も だまされてたって
もう 修羅場。

(昭三)本人は 墓場まで
持っていくつもりが

その 一歩手前で
バラされちゃ

死んでも 死にきれないよ。

(トメ)私も 何を言われるか
分かったもんじゃないね。

(昭三)どうせ あれが来るんだ。
何か あるんだったら

今のうちに 全部
話してた方が いいかもよ。

(武夫)実は 俺…。

(武夫)かつらなんだ。
(職員)えっ!?

(職員)えっ!? えっ!?
(トメ)そりゃ 一大事だわ。

(職員)いやいや いやいや。
あっ。 新しい デイサービスの方。

(笑い声)

そうかもね。

(芳子)値下げしたってさ
誰も買わないよね。

そうよね。
もう 冬は来ないんだから。

(通知音)

(通知音)

(和彦)よろしく
お願いいたします。 失礼します。

あれ? お前 田舎に
疎開したんじゃなかったのか?

(風間)それがさ 東京から
わんさか 人が流れてきててさ。

そのせいで 物価も高くて

単身赴任して 働いてこいって
家族に 言われてさ。

(和彦)単身赴任? 今になってか?

(風間)一度は 辞めたが
会社に 泣き付いたら

お前んとこの部署だったら
引き受けるってことだ。 よろしく。

(和彦)ああ。 分かった。

(通知音)
(和彦)おお 来た。 よいしょ。

(風間)ハンドルネーム キャプテン?
(和彦)おいおい。 見んなよ。

(風間)「この前と 同じ居酒屋で」?

(久保田)ここにきて
誰か いい人 できたとか?

(風間)最愛の妻が いるくせに。

違うよ。 趣味の友達だから。
見ないで。

(結月)何だ。 一緒に帰ろうと
思って 寄ったのに。

(翔太)ごめん。 やっぱり
同窓会 出ようと思って。

これで 最後かもしれないし。
友達に 会えるのも。

(結月)隕石って やっぱ
何か 変えちゃってるよね。

だって 同窓会なんて
興味なかった 翔太も

出ようとするし
ママのことだって。

隕石が 降ってこなかったら 絶対
あんなことしてなかったと思うし。

(結月)やっぱ みんな
どっか 諦めちゃってんのかな?

(翔太)結月はさ
残り わずかな 生存率に

懸けてたんじゃなかったの?
(結月)そうだよ。

(翔太)だったら 結月は
結月のままで いいんだよ。

(翔太)何?
(結月)うん?

(結月)私のこと
分かってくれてんなと 思って。

(翔太)何 それ?
≪(ドアの開く音)

(一同)うわ!?

(香)どうしたんですか?

(店長)今 角の ドラッグストアで
万引セール やっててさ。

俺 初めて 万引しちゃった。
(結月)万引セールって 何ですか?

(店長)店員さんたちが 散々。
散々 手を打ったらしいんだけど

それでも 毎日毎日
盗まれるじゃん。 だから…。

それに 今にも
落ちてきちゃうじゃん。

だったら もう いいかってことで。
どんと 太っ腹だろ。

俺 もう一回 行ってくる。
(翔太)店長!?

(美咲)二人で 暮らしたい?

(生徒)僕たち もう 結婚できる
年齢には なれないから

二人で 暮らしたいんです。
でも 親に話したら 反対されて。

(生徒)先生から 親を
説得してもらえませんか?

(美咲)聞かなかったことにする。

そういうの 先生とは
関係ないことだから。

(生徒)行こう。
(生徒)うん。

(男性)重力トラクターの設置を
いち早く 行うことが

一番 現実的な 衝突回避の
方法だと 思うんだよね。

(男性)熱放射を どうにか
コントロールする方法は ないのかな。

(男性)そういえば 翔太。
お前 バイトしてんだって?

(翔太)ああ。
(男性)俺たちの中じゃ

一番 IQ 高かったのにな。 まあ
この状況になったら 関係ないか。

(男性)はい。
はいはい はいはい。

俺 絶対 …します。 もう
…のまま 死にたくないでしょ。

(和彦)じゃあ 生 2つ。
(店員)ああ!?

もう 今日の分
終わっちゃったんすよ。

(和彦)えっ。 早いな。
(店員)仕入れの量が減っちゃって。

(店員)焼酎なら あるよ。
(和彦)じゃあ それと あと…。

(片瀬)エダマメと 冷ややっこ。
(和彦)エダマメと 冷ややっこ。

(店員)手羽先は?
(和彦)ああ。 手羽先も。

(店員)ありがとう。

(和彦)何か 気が合いますね。
(片瀬)そうですね。 あっ。

持ってきましたよ。
プログレッシブ グレード。

これは すごい。

(片瀬)シートの柄や
間接照明など

細部に至るまでの 再現の
クオリティーに しびれましてね。

(和彦)僕も 欲しいなとは
思ってたんですけど

なかなか 手に入らなくて。

(片瀬)あのう。 パノラマさん。

(和彦)何ですか? キャプテン。

(片瀬)まだ 知り合って
間もないですが

ちょっと
聞いてもらいたいことが あって。

(和彦)ああ。

(片瀬)周りの友人には
言えないことなんですが

パノラマさんになら
話せるかなと。

(和彦)分かります。
深刻なことほど

近い人には
言えなかったり しますもんね。

何でも 話してください。
私で 役に立つのであれば。

(店員)お待ち。
はい。 芋と 麦。

実は…。

真剣に 付き合ってる女性が
いるんです。

でも 彼女には 家庭があって。

一度は 別れなきゃと
思ったんです。

けど 本気なんです。
奪うべきでしょうか?

(片瀬)奪うべきでしょうか?

奪うべきです。

だって あれが来るんですよ。

私は 自分の気持ちに
正直に 生きるべきだと思います。

(和彦)お恥ずかしい話なんですが
妻が うちを出ていったんです。

そのときに 「今しかないの。
私 自分の気持ちに

正直になりたい」って
そう 言ったんです。

(片瀬)奥さんが
家を出ていったんですか?

(和彦)いや。 あの すぐに
相手の人とは 別れて

戻ってきてくれました。
やっぱり 私や家族が 一番だって。

(片瀬)よかったですね。
(和彦)ええ。

でも 妻の言ってることは
もっともなんです。

みんな あと 半年ないですから。

思いっ切り
自分の人生 生きなきゃって。

(片瀬)分かりました。
彼女の気持ち

いま一度 確かめてみます。

彼女が 「うん」といったら
行動に移します。

ぜひ そうしてください。

(片瀬)ありがとうございます。
(和彦)どういたしまして。

(正子)和彦は?

外で 食べてくるそうです。
美咲も 少し 遅くなるって。

(正子)そう。

ごちそうさまでした。

えっ?
もう いいんですか?

(正子)うん。
今夜は 何か 食欲がね。

ああ。 あなたの味付けが
口に合わないとかじゃないのよ。

それは いつものことだから。
じゃあ。

(結月)私と 翔太しか
知らないんだよね?

ママが まだ あの キャプテンと
付き合ってること。

翔太が 言うなって。
パパを 傷つけるだけだって。

(結月)そりゃ せこくて
マザコンで

情けない あんなパパだけど

あれでも 一応
私たちの パパなんだから。

結月…。

この俺に こんな大事なもの
貸すなんてな。

しかし すげえな。 瑞風。

≪助けて…。

≪助けて…。

(結月)ごちそうさま。

これだけは 信じて。
ママは 家族が 一番 大事。

でも キャプテンのことも
大好きなの。

≪(ドアの開く音)
≪(和彦)大変だ! 大変だ!

大変。
どうしたの?

(和彦)人が…。 人が…。

カボチャだったら いいんですけど
人だ あれは。

そんな 人が 埋まってるだなんて。

(結月)カボチャだよ。
人なわけ ないじゃん。

(和彦)けど あれは
どう見ても…。

今ね みんな 庭で
野菜 育ててるから

きっと カボチャよ ほら。
カボチャ。

(悲鳴)

(結月)パパ。 警察に電話。
それよりも 早く助けださないと。

(結月)ほら!
(和彦)立てない…。

もう 立ってよ。 パパ。

結月。 どうやって 出すの?
(結月)どうすんの?

御園さん。

(田中)こ… この人が
私を 呼び出して

この穴に 埋めたのよ。
えっ?

決まりを 守らないんですから
仕方ありません。

生ごみは 枯れ葉などと
一緒に 埋めれば

また 土の肥料となって
役に立つんです。

だから 一度 田中さんにも

ごみについて
考えてもらいたかったんです。

でも ここまで するなんて。

ルールを守らない人が
いけないんじゃないですか?

毎回 ちゃんと 分別して ごみを
出してくださいって 言ってるのに。

私 ずっと 我慢してきました。
でも このままじゃ

あれが 降ってくる前に
分かってくれないと 思って。

あと 半年も ないんですよ。
そうでしょ?

私 間違ってますか?
御園さん…。

(夫)お前 やっぱり
おかしくなってたのか?

私は 正気です。

♬~

まさか あんなこと するなんて。

(美咲)やっぱり みんな どこか
おかしくなってんのかもね。

(結月)正気だっつってた。
(美咲)それが おかしいでしょ。

(和彦)そうだよな。
おかしいよな。

≪(正子)おかしくなんか
ありません。

(結月)おばあちゃん。 たかが
ごみ捨ての ルール違反だよ。

(正子)決まりを守らないと
埋められるんです。

(和彦)どうしたんですか?
お母さん。

どこか 具合でも?
(和彦)そうなのか?

夕食も あまり
食べてらっしゃらなくて。

それなら すぐに 病院に
連れていかなきゃ駄目じゃないか。

だって まだまだ
お口は お達者だし。

(和彦)お口は お達者でもな
体 きてるかも わかんないだろ。

(結月)ねえ?
おばあちゃんのことで

また 言い合い?
(美咲)いつも いつも

よく 飽きないよね。
(和彦)何だよ? その 言い草は。

ああ!?

(一同)ああ!?

(一同)わあ!
(和彦)どうだ? すごいだろ。

ペルシャ。 ペルシャ。

(正子)私 見たの。

見たって 何をです?

山奥の 人里離れた村で

村のおきてを 破った家族を
みんなが掘った穴に…。

きっと あの家族は
埋められたに違いない。

えっ?
(正子)でも 全ては…。

《正ちゃん…》

(和彦)母さん!?
大丈夫ですか? お母さん。

(和彦)どうだ?
落ち着いて

今は ぐっすり 眠ってる。

(美咲)ホントなの?
さっきの話。

(和彦)あの母さんが 冗談で
言うはずないと 思うんだけどな。

そうよね。
パパ。 何か 知らないの?

(和彦)いや。 子供のころ
親戚がいる 山奥の村に

一度 預けられたことがあるって
いうのは 聞いたことあるけどね。

(結月)でも 家族で
埋められたなんてさ

事実だとすれば
大事件じゃない?

(美咲)でも もう 何十年も
昔の話でしょ。

(結月)だとしても 犯罪だよ。

御園さんだって
捕まってんだから。

(美咲)そういうの
私とは 関係ないことだから。

(結月)はっ?
(和彦)うん?

(美咲)じゃあ 上 行くね。
(和彦)えっ!?

(結月)関係ないだって。

よく あれで 中学の先生が
務まるよね。 ハハッ。

[お姉ちゃんにも
秘密があった]

(呼び出し音)

もしもし。
(森山)門倉先生?

ごめんね。 さっきは 少し
厳しいことを 言ったなって。

もっと 生徒の気持ちに
寄り添えだなんて。

(美咲)いえ。

(森山)あなたは 人の気持ちが
分かり過ぎているのよね。

(森山)だから いつも
距離を置こうとする。

(森山)その生徒たちのことは
あした また 学校で

ご両親を交えて
一緒に 話し合いましょう。

(美咲)はい。
先生。

あのときも
そう 言ってくれましたよね?

(森山)えっ?
(美咲)中学のときも

今と 同じことを 言ってくれて。

先生。 私…。

(森山)もう 遅いから
また 学校で。

(森山)おやすみなさい。

(通話の切れる音)

♬~

(美咲)先生…。

(結月)ホントに そんなこと
あったと思う?

村のおきて 破ったくらいで。
信じらんないよ。

(翔太)月ってね 見る国によって
その模様が 違うんだって。

(結月)えっ?

(翔太)日本では
餅つきウサギに 見えるけど

南ヨーロッパでは
はさみが 一つの カニ。

アラビアでは 吠える ライオン。
それぞれ 違う。

(結月)ふうん。 へっ?
でも それと 何か 関係あんの?

(翔太)今の僕たちにとっては
犯罪に 見えることでも

その山奥の村では
おきてを守ることが

村で生きるために
必要なことだとしたら?

(翔太)全ては その時代や
立場によって 違って見えてくる。

すごいよね 翔太は。
ホント 何でも 知ってて。

それにさ モテてただろうし。

「私の どこが
いいのかな?」なんて。

♬~

(結月)何?

お父さんのことなんだけど。

パパのこと?

いや。 何でもない。
おやすみ。

おやすみ。

(和彦)ひっ!?

きっと 御園さんの事件で
思い出したのね? お母さん。

なのかな?

(正子)《でも 全ては…》

うん? どうした?
うん? ううん。

これ 瑞風でしょ?
よく 知ってんね?

う… うん。 まあね。

うちを出てったこと
気にするんじゃないよ。

俺も もう 何とも思ってないし。

こうやって 湿布を
貼ってくれるのは

ママしか いないんだからな。

ありがとう。 パパ。

♬~

≪お母さん。
失礼します。

おにぎりでも 食べませんか?

いらないわ。

でも 何か お食べにならないと
元気に なりませんよ。

ほっておいてちょうだい。

じゃあ ここに
置いときますね。

(結月)あった。
この村だ。

(店長)何 捜してんの?
(結月)おばあちゃんのいた村。

あっ。 でも 今
ダムで 沈んでんな これ。

(翔太)鳴杉村か。
(結月)知ってんの?

横路 正の 怪奇小説の舞台と
なったと いわれてる村だよ。

映画にもなった。

(店長)あっ。 『惨劇の手毬唄』だろ。
(翔太)そうです。

(店長)見に行ったよ。
村のおきてを 破った者が

村人たちによって
次々と 殺されていく物語。

(悲鳴)
(翔太)うわ!?

(香)危ないですよ 包丁。

≪お母さん?
失礼します。

雨が 降りそうですよ。
窓 閉めときますね。

この前 おっしゃってた あの話
まだ 気にされてるんですか?

もう 70年以上も
前のことじゃないですか。

それに お母さんは
子供だったんだし。

お母さん?

何か おっしゃりたいこと
まだ あるんじゃないですか?

あのとき
言いかけてらっしゃったこと。

いいの。

家族には
言えないことですか?

じゃあ 私になら 話せますね。

だって 私は 嫁ですから。

家族は 家族でも
血のつながらない 他人ですから。

聞いてくれる?

山奥の
村の家族が

穴に 埋められたのは

私のせいなんです。

(雷鳴)

(正子)鳴杉村の 親戚に
預けられたのは

まだ 私が 7つか 8つの
子供だったころ。

東京から来た 私には

近所の ヒサちゃんだけが
遊び相手だった。

泣きぼくろが カワイイ
女の子で

毎日 2人で お手玉して。

(正子)村には 古くからの
おきてが たくさん ありました。

それを破った者には
厳しい罰が。

(正子)その年は
日照り続きで

作物が実らず 村じゅうの
食べ物が なくなって

ある家族が 神社の蔵の米を
盗んで 食べてしまった。

それを しゃべったのは

私なの。
えっ?

おなかを すかせていた
私のために

ヒサちゃんは こっそり 小さな
おにぎりを 持ってきてくれて。

「誰にも 言わないでね」って
言われたのに。

(一同)《おい。 その にぎり飯
どうした? どうした?》

(正子)《ヒサちゃんに
もらったの》

(正子)私は 話してしまった。

村は 大騒ぎになり…。

(正子)私は ヒサちゃんと
ヒサちゃんの家族が

連れていかれるのを
見ていました。

(正子)《ヒサちゃん》
(ヒサ)《正ちゃん…》

(正子)村のおきてを
破った者は…。

私のせいで ヒサちゃんは…。
ヒサちゃん。

それから 今まで
誰にも言えず

じっと 自分の胸の中だけに
隠してこられたんですね?

久美子さん。
聞いてくれて ありがとう。

何十年も 私の胸の中で
重しのように あったものが

少しは 軽くなりました。

お母さん。

でも これで 罪が消えたと
いうわけでは ないことは

分かっています。

♬~

雨 やんだみたいだね。
(翔太)うん。

≪(ドアの開く音)
(翔太)あら。

(結月)ママ? どうしたの?

どうも。
(店長)どうも いらっしゃい。

(結月)ママです。
すてきな お店ね。

(店長)美人な ママね。
(翔太)やめてください。

あのう。 ちょっと
手伝ってもらいたいことがあって。

ヒサちゃん?

(ヒサ)正ちゃん。

何十年ぶり? フフフ。

2人とも
ずいぶん 年取ったわね。

でも 正ちゃん。
昔の面影 残ってる。 私は どう?

(正子)あっ。 泣きぼくろ。

(ヒサ)覚えててくれたのね?
うれしい。

生きてたのね?
(ヒサ)当たり前じゃない。

ほら。 このとおり。
ぴんぴんしてるわよ。

(正子)今まで どこに いたの?
あの村?

村は とっくに ダムに沈んだわよ。
今はね 愛知で暮らしてるの。

あら。 まあ 懐かしい。
2人で よく 遊んだわね。

♬「一番はじめは 一宮」

(2人)《♬「二は 日光東照宮」》

《♬「三は さくらの 宗五様」》

《♬「四は また 信濃の善光寺」》

(ヒサ)♬「五つは 出雲の大社」

(ヒサ)ああ!? ごめん ごめん。
キャッチしてたのに。

(和彦)何だ?

死んだかもと 思ってた
幼なじみが 生きてたの。

(ヒサ)正ちゃん 得意だったから
やってみせてよ。 ねっ。

今日は ホントに 楽しかった。
(正子)私も。

最後に会えて よかったわ。

じゃあ 私 そこまで
お送りしてきますね。

(正子)よろしく お願いします。
(ヒサ)じゃあね。

♬~

今日は ホントに
ありがとうございました。

あれで よかったかしら?

じゃあ 2時間分ね。
あっ。 それと

お手玉の練習の
オプション代も。

はい。 これで お願いします。
はい。

確かに。

また 何かあったら
呼んでちょうだい。

はい。
ホントに ご苦労さまでした。

あっ。 そうそう。
これ 返しておくわ。

あら。 お似合い。
ナマステ。

えっ?

[エキストラの おばあちゃんを
雇って 嘘ついたのは

悪いと 思ってる]

[けれど 半分は 真実だ]

[昔の住所を 手掛かりに

ママと 翔太と 3人で 調べた]
(翔太)《あった》

[ヒサちゃんは
確かに生きていた]

[でも 昔のことなど
何も 覚えていなかった]

[おばあちゃんは
元気になった]

(正子)気持ちいい。

(結月)ねえ? ママ。
うん?

結局 何だったの?

これで いいのだ。

[ママの秘密。
おばあちゃんの秘密]

[今まで 知らなかった
家族がいる]

(結月)「私だって…」

「自分でも知らない 私が
いるのかもしれない」

「あと 5カ月」

「何が起こるかは 分からない」

[でも 今の思いを
この ボイスメモに 吹き込んでおく]

[いつか 宇宙に届いて
誰かに 聞いてもらうために]

この前は 大変でしたね?
体 大丈夫でした?

(田中)ええ。 まあ。 何とか。
ひっ!?

えっ?
あっ。 御園さん。

いつ お戻りに?

昨日です。 暴動犯たちで
留置場も いっぱいで

刑事さんが もう 帰っていいって
おっしゃってくださって。

よかったですね。

あのう。 田中さん。
(田中)はい!?

ルールは 守ってくださいね。

(田中)は… はい。

はい。

≪(ドアの開く音)
≪ただいま。

(正子)おかえりなさい。
久美子さん。

あなたに プレゼントがあるのよ。
えっ? プレゼント?

ありがとうございます。 お母さん。
はい。

うん? えっ?
これは?

遺品整理も そのままですよ。
さあ 早く 手伝ってちょうだい。

うわー。

ねえ? パパ。
(和彦)うん?

今度の土曜日 友達と
鎌倉に 行こうと思って。

鎌倉? 何しに?

シラス 食べにね。 東京じゃ もう
生シラス 食べられないし。

誰と?
うん? 友達。

あっ。 俺も 日曜日
江ノ電 乗りに行くんだよ。

うん? 誰と?

んっ。 友達。

そう。 最近
これが 趣味だものね。

じゃあ 夕食 できたら
呼びに来るね。

うん。

よし。

(通知音)

♬~

♬~

≪(ノック)
(和彦)はい。 どうぞ。

(翔太)いいですか?
(和彦)翔太君。 どうした?

あのう。 お聞きしたいことが。
(和彦)うん?

(翔太)この前 見たんです。
(和彦)見たって 何をだい?

お父さんが 居酒屋で

仲良さそうに
男の人と 会ってるところ。

そのこと 誰にも
言ってないだろうね?


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