ノーベル生理学・医学賞の本庶佑氏、「モーニングショー」で感染拡大防止へ3つの提言…「満員電車の通勤をやめる」。スポーツ報知が伝えている(4/16(木) 10:23配信)。
衝撃だ。どうも、本庶佑先生が、あのモーニングショーにでたらしい。とうとう素人軍団ではだめなので、権威をつれてきたということか?何か、自分の嘘を、識者に代弁してもらっているようで気持ちが悪い。本庶佑先生も、よりによってモーニングショー出ちゃダメでしょ。番組で欄でくださいよ。「2018年にノーベル生理学・医学賞を受賞した京大特別教授の本庶佑氏が16日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)に生出演し、新型コロナウイルス感染症の拡大防止へ3つの提言を行った。 1つ目が「PCR検査の大幅増」、2つ目が「東京圏、大阪圏、名古屋圏の1か月間の完全外出自粛により満員電車の通勤をやめる」、3つ目が「治療法として外国で有効性が示されているものを実施投入する(アビガン、アクテムラなど)野戦病院での闘いであることを自覚」と提言した。 中でも2つ目の完全外出自粛で「最も危険なのは満員電車」とし、「濃密接触、密閉空間、特に寒かった時期は大きな問題だと感じていました」と指摘した。さらに「理想的には完全外出自粛。自粛と完全は自己矛盾がありますが、できるだけやるということ。これはみなさんおっしゃっていることで何ら目新しいことはありません」と述べていた。」
これには、岡田さん、玉川さんも喜んだことでしょう、「検査しないほうがいいなどといまだに言ってる人が多いのは世界広しと言えど日本人くらいだろう」。その通りですが、医療とのバランスを考えるとこれが理にかなっているのです。SARS-CoV-2 PCRは、症状や画像からCOVID-19を疑った時に、確定診断のために使うのです。ただ、見逃し、取り逃がしが多数ありますので、疑われてもいない無症候者でこの検査を行うことは「臨床」科学的な意味がありません。スクリーニング検査としての価値は極めて低いのです。「本庶佑氏の感染拡大を抑え、医療崩壊を防ぐには「PCR検査を増やし、感染無症状者を隔離する事が重要」である様な事を仰っていた。」らしのですが、間違っています。ご存じのように本庶先生は、「感染免疫」の。大家です。まちがいなく「本物」です。これほどノーベル賞をもらう、もらうといって、もらった人はいないと思います。「「リンパ球が抗体遺伝子にクラススイッチ組換えと体細胞突然変異という遺伝子改変を導入し、ウイルスや細菌などの病原体の認識と排除に最も適した抗体を作る仕組みを解明」、「活性化誘導シチジンデアミナーゼを発見し、そのメカニズムの全貌を明らかにした」ことで知られています。ところが、自分のライフワーク研究では、ノーベル賞をもらっていません。副業だった、PDL1の腫瘍免疫で受賞しました。この功績は素晴らしいものですが、正直、本庶先生のノーベル賞というよりは、本庶研のノーベル賞というべきだと思っています。それはさておき、本庶先生は、PCRのイロハを知り尽くしたプロです。実験では、3回繰り返しなどは、当たり前ですから、このSARS-CoV-2 PCRの陽性率70%が十分、実験として機能します。しかし、人の臨床では使えません。目の前の陽性患者を陰性と診断してしまう検査は、使えません。3回繰り返せる状況なら違います。自分たちの患者であれば、たとえ陰性であっても、どう考えてもCOVID-19でしょ?と疑えば、もう一度検査を行います。それで陽性もよく経験します。つまり、決め打ちには役に立つが、「陰性かどうかを知りたい?」という検査にはならないのです。相手がわからないと対策がたてないというのは、素人の発想です。もう、相手は十分わかっています。SARS-CoV-2 ウイルスです。そして、これは広がっています。その前提で対策を立てればよいのです。あやしい、PCR検査を増やしても混乱が増すだけです。人の臨床は実験室ではありません。残念乍ら山中先生もそうです。このPCR拡充案については、誤りです。ただ、山中先生は整形外科での臨床医の経験から、不治の病を治そうとする発想での研究、研究者ですから、ちゃんと「専門外ですが」と但し書きをいれます。本当に優れた人は、どこまで自分がわかっているのか?を理解しています。専門外のことに口を出すことを躊躇することが普通です。その点、ちょっと本庶先生はいただけない、と思います。
実際には感染をしているのに、検査を受けていないので無症状の自分がコロナウイルス保有者か如何かがわからず、その人達がウイルスを撒き散らしているので、感染拡大を抑える事は難しい。と