おい、お前の見てるダイコンフィルム、
愛国戦隊大日本とか、怪傑能天気とか、
あのアニメ作ってたやつら、
庵野とか樋口とか摩砂雪とかが、
スッゲエゴジラをつくるぜ!
日本の総力戦だよ!
スタッフもキャストもすげえよ!
日本のCG糞なのが嘘みたいだ!
まさか東京壊滅がこの目で、うんこCGじゃなく見れるんだ!
しかもオリジナルの爆発SEとか使うんだぜ!分かってるよ!
列車爆弾最高!
最高だ!オタクの鏡だ!
とね。
中二の頃の俺なら、すげえよ!って大興奮だ。
しかし、大人になった僕はわかるんだ。
「それは誰かのものを、アップデートしただけだよね?」と。
「それはダイコンフィルムからの本質じゃないか。
彼らはあのときの特撮やアニメを再現することだけが目的で、
オリジナルを作ろうとしたか?
今回も同じだろ?」とね。
庵野は、星だ。
しかし、オタクでしかなかった。
作家ではなかった。
最高のビジュアル。最高の音響。最高のキャスト。
おそらくこれを越えることは日本じゃ出来ない。
だがそれは、
昔のフィルムで作ったものを、4Kにアップデートした程度のものだった。
ここに、日本映画の、(現在の)限界点を見ることになってしまった。
批評2に続く。
おまえもな。