日本人の劣化を示した「シンゴジ」ブーム
- rik***** さん
- 2016年9月1日 9時52分
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ゴリラ、いますよね?
ゴジラじゃなくて、ゴリラ。
最近ではターザンと殴りあいした、あのゴリラ。
相手を威嚇する時、胸を叩いてウホウホやる、ゴリラ。
この「シン・ゴジラ」は、そんなウホウホやるゴリラのための映画です。
ウホウホ(作品への理解度)
ウホウホ(見る者の思想)
ウホウホ(くそぉ! 庵野)
ウホウホ(リアリティ! 情報量!)
ウホウホ(ヒロミがすっぴん)
ウホウホ(彗星の軌道が違うから萎える)
最後は作品違うけど、まあ一緒です。
ツイッターなどでは作家だのマンガ家だのが、映画をネタにみんなが好き勝手に言っているのが凄い事のように言っていますが、要は自己顕示の威嚇です。
ウホウホ(俺様はこの映画を解釈できる頭の良い人間なんだぞー!)
でも、ゴリラはゴリラ。
ゴリラに小説が読めますか? 読めませんよね。
ゴリラがモナリザやカラヴァッジョや枯山水に感じ入る事ができますか? できませんよね。
小説や絵画や枯山水を、自分流に解釈して自分の普段思っている事を述べるのは、理解どころか作品を鑑賞すらしていない証拠ですよね。
「モナリザを見ました。
朝に食べたトーストは苺ジャムに違いない」
「モナリザを見ました。
ニッコリした人間が中央に描かれていて枠が四角だから、うちのサッシ店の商品が世界に羽ばたくと言うテーマを感じた。情報量多い!」
「モナリザを見ました。
手を見ていたら下品にも勃起してしまいましてね」
こんな意見を紹介して
「うわあ! みんな色んな事思っていてモナリザって凄い! ついでにそんな大構造に気付いちゃう俺凄い! ウホウホ」
こう言う話です。
バカ丸出しでしょ?
それを見て、他のゴリラが、そうだそうだとリツィート。
モナリザや枯山水であれば、美術的・歴史的意義や美的感覚に基づいた、作品の感想も出てこようと言うものですが、何人もの映画好きの人が指摘しているように、なんにもないんですよ、この「シン・ゴジラ」には。
傑出するものが、なにひとつないんです。
あんまりにもなさすぎて、テーマらしき311だの危機管理だのに言及したくなくなるんです。バカの仲間に思われたくないから。
ボードに用意されたイラストを貼り付ける事で「今日のおやつはリンゴがいい」ぐらいの会話ができるゴリラがいたとして、そんなゴリラが原発や政治家のリアルな現場写真を貼り付けたボードを元に、日本の行政や原発事故について真剣に考えますか? 考えないでしょう?
そんなのが通用するのは人間に劣等感抱いたウホウホゴリラの仲間だけです。
その上、怪獣大暴れわあーい!なバカ映画として観たとしても、平均から三段ぐらい劣るんです。
で、国内だけで終わるのであれば、日経新聞が喜んで記事で煽っておしまいですが、世界で「これが日本の実力でござい、ドヤ! ウホウホ」と上映する、と。
もうちょっとぐらい映画としての出来がよかったら、日本人の抱える劣等意識とナショナリズムと鬱病になりやすい性格や社会状況を利用して興行を煽る事への批判、とか書いてもいいのですが、このレベルでそれをやったらゴリラの仲間入りです。
そこを見越して文句を言わせないためのものだとしたら、プロデュース的には大したものですが。
でも、世界に届けるんですよね?
今のこのブームと言うのは、田舎に住んでる地上波テレビしか見てないダサい人が、公民館で上映された時代遅れの娯楽映画、ガンヘッドあたりを観て
「うわあ、これがムウビーっつうものだっぺかあ。
真田丸とはスケェルが違うなあ、おら、たまげただあ」
と感動しているような状況です。
東京で働くハイソな人たちに至っては、なまじ東京に住んでるので自分のセンスの田舎っぷりに気づいてないのが致命的。
こんな有様じゃ日本が中国・韓国に遅れをとるのも当たり前ですね。
映画ぐらい劣っいたからと言って、なにが困ると言うわけでもないので、いいと言えばいいのですが。
でも、世界に届けるんですよね?
世界を狙うんですよね?
日本のコンテンツで、映画で、アニメで、日本の文化で!
もっとも、日本人全員が底レベルと言う訳ではなく、鎖国して外国映画の公開を禁止していると言うわけではないので、観る人と観ない人とで差がついちゃってるのが実情でしょう。
その差が有害極まりないとよべるほどに開いてしまっているのが分かったのが、「シン・ゴジラ」ブームでした。
これだけ質が低くても、シネコン抱えた出資者たる東宝が本気でマスコミや芸能人評論家を抑え込めば国内興収はそれなりに行ってしまう、その事が分かったのも。
ウホウホしすぎて全能感と自己陶酔の極みに達してしまっている人たち、特に劣等感まみれのオタクな人には、世界の評判にさらされて厳しい時期がこの先やってくると思いますが、反欧米的言動やツィートなどの醜態を晒す前に鏡の前に立ってみましょう。
自分はゴリラか人間か、今一度、確かめるために。
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