挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
おかしな転生 作者:古流 望

第27章 陰謀は黒くてほろ苦く

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
280/280

279話 オークションと秘密

 ファンファーレが鳴る。

 勇ましくも楽し気な音楽と共に、正装した男が声を張り上げた。オークションの始まりである。


 「紳士淑女の皆さま、ようこそ」


 オークションは、軍の訓練用の施設を借り切って行われる。

 モルテールン家の人脈を駆使し、中央軍に顔の効くカセロールが各所に手配した上で敷地を確保し、簡易設営でプレハブのような建物を急ごしらえして用意された会場。

 元々軍事字訓練の為のスペースということで、三千人は収容できるはずの広さで用意していたそこは、既に人が押し合うほどに集まっている。付き添いの人数を制限したり、冷やかしの人間を排除した上でこれだ。これが電車なら乗車率は二百パーセントぐらいはあるだろう。ごく一部の特別な客用のスペース以外は、基本的に立ち見である。


 「本日は、カドレチェク家主催、神王国王家協賛によりますドラゴンオークションへお越し下さり誠にありがとうございます」


 プレゼンターが軽快に案内する会場。マイクなど無いので、基本的には肉声のみ。大声がどれだけ出せるかが実力というようなところがあり、基本的に声は野太く潰れている。

 張り上げられた声の届く範囲は限られているため、少しでも聞きやすい所に行こうと動く客のせいで、若干押し合いがあったものの、誰の入れ知恵か、現代的に整備された紐の仕切りや動線を意識した会場のおかげで混乱はない。

 警備員として働くのは、何と騎士たちだ。客が揃いも揃って金持ちであり、偉い人たちばかりという特殊性から、中央軍に騎士が総動員されている。これもカドレチェク家のコネあってこそである。例え、売り上げの二割を渡すことになっているとしても、モルテールン家では不可能な準備であったのだから仕方がない。


 あいさつの後は、早速とばかりに商品が運ばれ、競売が始まる。

 最初に運ばれたのは、遠目にも目立つド派手な衣装だ。


 「まずはこれ、エリザベート二世陛下のドレス。畏れ多くも陛下からご提供のありました品です。一クラウンから参ります!!」


 オークションについては、目録が作られている。どの順番でどんなものが出品されるのか、事前に参加者は知っているのだ。

 このオークション、参加者数が前代未聞であることもあり、便乗したがる人間がかなり多かった。競売を取り仕切り、出品の権利を利権として分配したのはカドレチェク公爵家である。カドレチェク家と親しい、或いはモルテールン家と親しい人間ほど優先して良い出品順で出品できる。仲が悪い人間は、前代未聞の競売であるにも関わらず、出品が出来ない。最悪は買い手としての参加すら拒否されている。

 中々にドロドロとしたものがある競売ではあるが、貴族社会などというものは大体が事前の交渉で多くが決まっているものなのだ。

 初っ端が王家からの品というのにも意味がある。落札した額は出品者に渡るのだ。合法的に国王に対して献金が出来る。入札するのも、王家の品を欲するという意味で心証を良く出来るだろう。つまり、最初に入札をさせることで抵抗感を減らし、後に続く品を高値にするためのオークショニアの策略なのだ。

 王家としても、何代も前の王妃のドレスのような不用品を処分する良い機会である。とっくの昔に流行遅れとなっている品。捨てるわけにもいかないが、下手に売るのも王家の威信に関わる。普通は、機会を見計らって部下への褒美に使われることもあるのだが、宝飾品ならばともかく女性もののドレスというのは中々貰って喜ぶものが居ない。

 つまり、今回の様に王家の財政にプラスとなる上に感謝される売り方は、大歓迎なのだ。


 一クラウンがいつの間にか十クラウンになり、十が百になりと、中々の過熱っぷりである。


 「ほほう、やはりこれだけの人が集まると、値段の桁が違うな」


 次々と出品されては落札されていく品を見て、フバーレク辺境伯ルーカスは興味深げにつぶやいた。

 宝飾品やドレス、逸話の有る名剣、珍しい動物に名画。

 どれもこれも、普通に売り買いしようとすれば中々に難しい一点ものだ。欲しいと思っても簡単に買えるものでは無く、かといって売ろうと思った時にすぐ売れるものではない、超高級品。

 それがオークションに掛かることで、信じられないぐらいの値段で売れていく。出来るだけ金策したい、ドラゴン狙いの人間からの出品が多いのは公然の秘密であり、普段なら買えないような秘蔵の品もチラホラ出品されていた。数十カラットもあるような宝石など、普通ならば市場に出回るどころか一般人が目にすることすら無い。

 目ざとい商人や、鑑定眼の有る金持ちが、ここぞとばかりに張り合っていく。これこそまさに競売の醍醐味である。

 大龍オークションとはいえ、それに付随する美味しい話が次々生まれるオークション。まさに欲望の祭典である。

 そしていよいよ、余興も終わって会場が熱を帯び始めたころ、本番がやって来た。


 「次は、モルテールン家からの出品。ドラゴンの爪でございます!!」

 「「おおお!!」」

 「まずは右前足の第一指から。10シロットより参ります!!」

 「15!!」

 「24!!」

 「24シロットが出ました。以降は最低単位が1クラウンとなります」

 「2だ!!」

 「こっちは3で!!!」


 これを待っていた。

 そういう人間も多いのだろう。

 入札の数自体は順調。しかし、ルーカスは不自然さに気付く。


 「思った以上に値が付かないな」

 「そうですね」


 辺境伯のつぶやきには、傍に居たスクヮーレも大いに頷く。

 爪が幾つか落札されていくに従い、大体の相場観というものが生まれてくる。

 フバーレク家もカドレチェク家も、事前に落札価格の予想は立てていた。それぞれの貴族の財布事情や、取引に使われる諸々の価値、或いは欲しがっている者の人数など。事前に相応の予想がされていたのだが、その予想と比べて著しく低い。

 入札数自体は予想通りであり、想定の範囲を下回りも上回りもしていないのだから、値段に関してのみ、予想とずれていることになる。これは大いに不自然さを覚えるし、何がしかの作為を疑うべき状況だ。


 「続きまして、ドラゴンの肋骨でございます。これほど大きな骨はドラゴン以外にはあり得ません。自然が作り出した造形美とも言うべき緩やかな曲線は芸術と言えるでしょう。それでは10シロットから!!」


 爪や骨、龍の干し肉といったものも売られていく。一番値段が高かった素材は鱗であり、どうやらどこかしらの組織が一括で買い集めている様子。これだけ明らかに値段の桁が違っていた。

 ますますもって、陰謀の香りが強まってきた。

 さて、この状況でモルテールン家はどう動くのか。既に爪を一本手に入れて面目は保ち他人事のルーカスや、仕事中のスクヮーレとしてみれば、既に高みの見物である。

 多くの貴族がそれなりに素材を買い、ある程度の人間が必要な体面を保てるだけにいきわたったと見られた。

 メンツは既に守られた。となれば、後は実利を追い求めるのみ。今回のオークションにおいて耳聡いものは、龍の血の効能について聞き及んでいる。これから恐らく競売の黒い部分が見られるだろう。金貨で殴り合う、形を変えた戦争。誰がどれだけの金を集めてきているのか見えない中で行われる、金貨積み上げのチキンレースだ。

 ルーカスが知らずと緊張していたように、或いはスクヮーレが手に汗をかき始めたように、他の貴族も刻一刻と迫る本番に向け、体を強張らせ始める。


 「……ここで、お集りの皆さまにご報告です」


 いよいよ今回の競売の目玉。もとい龍の血の競売が始まろうとした時。進行役のオークショニアが嬉し気に声を張った。

 今日一番と思えるような声だ。


 「ご来場の方のみ、特別にお目に掛けます。特別出品です」


 会場がざわつく。

 オークションにおいて、出品目録(カタログ)に載っていない品が出ることは良くある。そういう隠し玉やお楽しみ要素を設けておくことで会場に足を運ばせ、入札と購買欲を煽り、更には顧客満足度を高める方法。

 それ自体は珍しくも無いのだが、普通はこの手のお楽しみ要素は目玉商品の落札を邪魔しないように行われる。

 それが今回、最重要出品の前にシークレット出品を競売するという。


 普通、競売というのは順番が早いほど不利だ。出品の後ろに一番欲しいものがあった場合、それまでにお金を使うことなく貯めておきたがるのが普通だし、二番手三番手が出品されたとしても、入札を躊躇しがちだ。

 つまり、シークレット商品を出して盛り上げようと思うのなら、誰もが欲しがる一番人気の重要出品の後に出すべきである。

 にも拘わらず、このタイミングで出品。さて、いよいよもってモルテールン家の策略の匂いがしてきた。

 スクヮーレなどは、思わず腰の剣と出口を確認してしまったほどだ。下手をすれば、いや、下手をしなくても、これから荒れる。間違いなく荒れる。騒動になりそうな雰囲気に、仕事の時間だと気合が入った。


 「皆さま、龍の血をお求めのことと存じます。しかし、ここで紹介しますものは、それに勝るとも劣らない一品でございます」


 オークショニアの紹介と共に運ばれてきた台。布のかぶせられたそれが、衆目にさらされる。赤い、光沢のある布だ。

 一同の視線が集まったところで、ばっと布が外された。


 「軽金を超える新たな金属。モルテールン領で“作られた”金属で、その名も龍金!!」


 会場が、一気に騒がしくなった。


 軽金とは、教会が独占する重要な戦略物資。魔力を蓄える性質から、聖別の儀式にも使われるし、建材としても重宝される。魔法対策を行った安全な部屋を作ろうと思えば、どうしたって必要となるもの。

 金より高価な貴金属でもあり、この軽金の量はそのまま国力となるほどに入手の難しい金属だ。

 その上、オークショニアは何といったか。

 モルテールン領で作られたと言った。

 軽金の上位互換の素材を、作れる。これに驚かずにいられるだろうか。


 「この龍金は、軽金以上に魔力を蓄える力を持ちます。非常に優れた能力を持ち、建材としては軽金よりも軽く、加工もしやすいことを保証いたします。更に、驚くべきことにこの龍金には龍の血と同じように癒しの力があるのです!!」

 「何だって!!」

 「どういうことだ!!」

 「この金属で覆い(ギプス)を作り、骨折した人間に使ったところ、普通に添え木で固定するよりも遥かに早く、そして綺麗に治る効果が認められたのです。この効果は陛下も御認めになられており、既に王室御用達となることが決まっております」


 会場は、荒れた。

 それはもう、怒号とも悲鳴とも区別がつかないほどに騒がしくなったのだ。

 龍の血は、生ものだ。幾ら保管に気を使ったところで、腐敗は起きる。それに比べて、龍の金属を標榜する龍金というのはどうだ。金属である以上血よりは保管が容易かろうし、加工もしやすいに違いない。

 何より、消耗品の血とは違って、複数回の使用が可能、かもしれない。

 龍の血を落札しようとしていた人間は、二つに分かれた。事前に入念な情報収集を行い、効果がおおよそ確からしいと思える血を手に入れるか。或いは今回シークレットとして出された件の金属を手に入れるか。

 龍の血だけで終わると思われていた競売に、とんだ伏兵が現れたものである。


 「さあ、こぞって入札ください」


 オークションは、史上空前の盛り上がりを見せるのだった。


  • ブックマークに追加
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
ポイントを入れて作者を応援しましょう!
評価をするにはログインしてください。
cover_14kan.png

感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全278部分)
  • 23371 user
  • 最終掲載日:2020/03/30 00:00
転生して田舎でスローライフをおくりたい

働き過ぎて気付けばトラックにひかれてしまう主人公、伊中雄二。 「あー、こんなに働くんじゃなかった。次はのんびり田舎で暮らすんだ……」そんな雄二の願いが通じたのか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全452部分)
  • 28900 user
  • 最終掲載日:2020/04/16 12:00
人狼への転生、魔王の副官

人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。 元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全415部分)
  • 23054 user
  • 最終掲載日:2017/06/30 09:00
転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使徒~

◆◇ノベルス6巻 12月15日 & コミック3巻 12月13日より発売予定です◇◆ 通り魔から幼馴染の妹をかばうために刺され死んでしまった主人公、椎名和也はカ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全223部分)
  • 24871 user
  • 最終掲載日:2020/03/17 19:00
Knight's & Magic

メカヲタ社会人が異世界に転生。 その世界に存在する巨大な魔導兵器の乗り手となるべく、彼は情熱と怨念と執念で全力疾走を開始する……。 *お知らせ* ヒーロー文庫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全166部分)
  • 24255 user
  • 最終掲載日:2020/04/16 13:31
神達に拾われた男(改訂版)

アニメ、制作進行中です! 公式サイトが公開されました。 ●シリーズ累計100万部突破! ●書籍1~8巻、ホビージャパン様のHJノベルスより発売中です。 ●コミカ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全217部分)
  • 24566 user
  • 最終掲載日:2020/04/10 16:00
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~

 本が好きで、司書資格を取り、大学図書館への就職が決まっていたのに、大学卒業直後に死んでしまった麗乃。転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。いく//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全677部分)
  • 22662 user
  • 最終掲載日:2017/03/12 12:18
とんでもスキルで異世界放浪メシ

■2020年1月25日に書籍8巻発売決定! ドラマCD第2弾付き特装版も同時発売! 本編コミック5巻と外伝コミック3巻も同日発売。■ 《オーバーラップノベルス様//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全516部分)
  • 35983 user
  • 最終掲載日:2020/04/13 22:40
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部分)
  • 33804 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部分)
  • 26462 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
異世界薬局

研究一筋だった日本の若き薬学者は、過労死をして中世ヨーロッパ風異世界に転生してしまう。 高名な宮廷薬師を父に持つ十歳の薬師見習いの少年として転生した彼は、疾患透//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全113部分)
  • 25215 user
  • 最終掲載日:2019/09/16 14:33
異世界のんびり農家

●KADOKAWA/エンターブレイン様より書籍化されました。  【書籍七巻 2020/04/08 発売中!】 ●コミックウォーカー様、ドラゴンエイジ様でコミカラ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全624部分)
  • 28960 user
  • 最終掲載日:2020/04/18 12:13
異世界食堂

しばらく不定期連載にします。活動自体は続ける予定です。 洋食のねこや。 オフィス街に程近いちんけな商店街の一角にある、雑居ビルの地下1階。 午前11時から15//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全122部分)
  • 23145 user
  • 最終掲載日:2020/01/18 00:00
二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全404部分)
  • 23883 user
  • 最終掲載日:2018/05/21 12:00
失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~

とある世界に魔法戦闘を極め、『賢者』とまで呼ばれた者がいた。 彼は最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした。  そうして導き出された//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全343部分)
  • 23633 user
  • 最終掲載日:2020/04/11 11:50
アラフォー賢者の異世界生活日記

 VRRPG『ソード・アンド・ソーサリス』をプレイしていた大迫聡は、そのゲーム内に封印されていた邪神を倒してしまい、呪詛を受けて死亡する。  そんな彼が目覚めた//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全189部分)
  • 26547 user
  • 最終掲載日:2020/01/03 12:00
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全193部分)
  • 22943 user
  • 最終掲載日:2020/02/27 19:21
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全379部分)
  • 29604 user
  • 最終掲載日:2020/04/11 18:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部分)
  • 32494 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全374部分)
  • 26801 user
  • 最終掲載日:2019/12/01 20:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 )

2020.3.8 web版完結しました! ◆カドカワBOOKSより、書籍版19巻+EX巻、コミカライズ版9巻+EX巻発売中! アニメBDは6巻まで発売中。 【【//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全667部分)
  • 30969 user
  • 最終掲載日:2020/03/08 18:00
公爵令嬢の嗜み

公爵令嬢に転生したものの、記憶を取り戻した時には既にエンディングを迎えてしまっていた…。私は婚約を破棄され、設定通りであれば教会に幽閉コース。私の明るい未来はど//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全265部分)
  • 23609 user
  • 最終掲載日:2017/09/03 21:29
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全187部分)
  • 27589 user
  • 最終掲載日:2020/04/18 11:29
レジェンド

東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全2437部分)
  • 25061 user
  • 最終掲載日:2020/04/18 18:00
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全467部分)
  • 27100 user
  • 最終掲載日:2020/04/14 00:00
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全555部分)
  • 26066 user
  • 最終掲載日:2018/11/25 01:03
没落予定なので、鍛治職人を目指す

前世でプレイしていたゲームのキャラに生まれ変わった主人公。そのキャラとは悪役令嬢とともに没落し、晩年を夫婦として一緒に暮らすクルリ・ヘランという男だった。 ゲー//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全155部分)
  • 22982 user
  • 最終掲載日:2018/11/11 20:00
フェアリーテイル・クロニクル ~空気読まない異世界ライフ~

 ゲームをしていたヘタレ男と美少女は、悪質なバグに引っかかって、無一文、鞄すらない初期装備の状態でゲームの世界に飛ばされてしまった。 「どうしよう……?」「ど//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全247部分)
  • 22672 user
  • 最終掲載日:2020/03/28 07:00