イライラした気持ちがどうにもおさまらない時ってありますよね。自分でも怒りたくないのにイライラしてどうしようもない、そんな時少しでも早く怒りをおさめるために何をすればよいのでしょうか。心を落ち着かせる方法はいくつかありますが、人にはそれぞれ合う方法というのがあります。
図形が何に見えるかで、あなたに合ったイライラした時に心を落ち着かせる方法を見つけてみましょう。
この図形は何に見えますか?
1. サーフボード
2. 葉っぱ
3. お米
4. 傘立て
サーフボードに見えた人は「相手の様子や状況を観察する」
図形がサーフボードに見えた人は、相手の様子や自分の状況をしっかり観察することで、イライラした心が早く落ち着くかもしれません。今どういった状況で自分がイライラしているのか、それを出来るだけ客観視するようにしてみましょう。
このタイプの人は、周りの状況を見極めることが得意な傾向にあります。客観視することに長けているため、イライラで心が落ち着かない時でも、客観視することで少しずつ感情が穏やかになっていきやすいでしょう。
客観的に状態を観察して考えることで、自分の感情も少しコントロールしやすくなるはずです。ぜひイライラが収まらない時は、状況を俯瞰して見るようにしてみましょう。
葉っぱに見えた人は「深呼吸してやり過ごす」
図形が葉っぱに見えた人は、まず深呼吸をしっかりとすることに意識を向けてみると良いかもしれません。時間をかけてゆっくり呼吸することで、苛立っていた心が少しずつ落ち着いていくでしょう。
このタイプの人は、元々はそれほどイライラしにくい人である傾向にあります。とはいえ多忙を極めていたり、心への負荷が重なってしまったりすることで余裕をなくしイライラが募る時もありそうです。
深呼吸する時は、頭で数を数えながらゆっくりと呼吸することが大切です。周りが気になるかもしれませんが、数を数えることと、胸を膨らませることに集中することで、少しずつ心が落ち着きを取り戻してくるでしょう。
お米に見えた人は「とりあえず、お茶を一口飲む」
図形がお米に見えた人は、とりあえず一息ついて何か飲み物を飲むようにしましょう。飲むものはお茶でも水でもなんでもかまいません。何かを飲むことで、イライラして落ち着かない心がスーッと落ち着いていく感覚があるでしょう。
このタイプの人は、何か物を摂取することで気持ちがおさまりやすくなる傾向があります。イライラしていても、食事をしたりコーヒータイムをとると気持ちがおさまっていることがありませんか?すぐに食べ物の用意ができずとも、お茶を一口入れるだけで効果が期待できそうです。
飲み物を飲む時は、いったん腰かけて飲むことをおすすめします。一口飲んでみて、多少でも気持ちに変化がありそうであれば続けて飲んでみましょう。一気飲みはイライラに勢いをつけてしまいますので、少しずつ飲むことが大切です。
傘立てに見えた人は「トイレにこもるなど、場を仕切り直す」
図形が傘立てに見えた人は、いったんトイレにこもってみるなどその場から立ち去って場を仕切り直すと心が落ち着きやすくなるかもしれません。ドア一枚隔てたところへ移動するだけでも雰囲気が変わり、あなた自身の気持ちも変化しやすくなるでしょう。
このタイプの人は、同じ場に居続けることで気持ちの切り替えがうまくいきにくくなる傾向にあります。ただ裏を返せば、場が変わることで気持ちを容易に変化させることができるということです。イライラするけれども怒りたくない、そんな時は話の途中であっても場所を移動してみましょう。
気持ちが落ち着いてから、もう一度その場所に戻れば、その落ち着いた気持ちは持続します。今度は穏やかな気持ちで対処することができるのではないでしょうか。心が落ち着くまでは元の場に戻らないことが大切です。
ライター:aiirococco
公認心理師、臨床心理士として総合病院にて働いております。知っているようで知らない自分のこと。自分の心理をのぞいてみませんか?自分を知るワクワクドキドキ感をお伝えします!
編集:TRILLニュース編集部
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