最近ではYoutubeも4Kに対応しているので少しづつ4K動画の需要が高まりつつあります。
4K動画ともなると、その動画の編集をするのにもそれなりに高スペックのパソコンが必要になります。

4Kの動画編集をするパソコンには、どれくらいのスペックのパソコンが良い?
オススメのパソコンがあれば教えてほしい。
今回はパソコンを自作するほど好きな私が、4K動画を編集するために必要なスペック。
4K動画を編集するのに最適なオススメの動画編集パソコンを紹介していきます。
おすすめデスクトップパソコン
おすすめノートパソコン
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動画編集に必要なパソコンスペックの目安と選び方
パソコンのスペックに関わってくる重要なポイントは以下の4つのパーツです。
この4つのパーツ性能だけを見てパソコンを購入すれば失敗はしません。
- CPU
- メモリ(RAM)
- ストレージ(HDD、SSD)
- グラフィックボード(GPU)
そして、結論から言うと4Kの動画を快適に編集するのに最適なパソコンスペックはこのようになります。
- CPU:Core i9以上
- メモリ:16GB以上
- ストレージ:HDD+SSD
- グラフィックボード:GTX1080以上
CPUのスペック
CPUはパソコンのほとんどの性能を決めるといっても過言ではないほど重要なパーツです。
CPUの性能が高くなればなるほど、動画編集ソフトも快適に使用できますし、パソコンのすべての動作がはやくなります。
動画編集におすすめノートパソコンのCPUはこのような感じです。
CPU性能 | 動画編集の目安 |
---|---|
Core i3 | 論外 |
Core i5 | 編集に最低限ほしいライン |
Core i7 | 普通の動画画質なら快適、4Kは少し重い |
Core i9 | 何でも出来る、4K画質も快適 |
普通の4Kではない画質であればCore i7のスペックで快適に作業できるのですが、
4K画質となると作業中にカクついたりエンコード時間にかなりの時間がかかってしまいます。

Core i7で4K動画の編集にチャレンジしたことがあるのですが
プレビューがカクついたり、多少の不便が重なってストレスになりました…
なので、快適に4Kの動画を編集したい方はCore i9にすることをオススメします。
正直4K画質ともなるとパソコンのスペックを妥協してしまうと後で痛い目をみますね(私のように…)
しかし、現在ではCorei7の中でも第九世代と言われるスペックの高いもの(9700Kなどの後ろの数字)もあるので、その性能で妥協するのはありです。
ドスパラさんのサイトを引用させて頂いていますが、i7-9700Kであればまだi9との性能差も引き離されず、価格も抑えめなのでおすすめ。
まとめ
Core i9が快適に4K画質の動画編集が可能
Core i7でも頑張れば編集はできるが微妙、購入するなら9世代
メモリの容量
メモリはPCで同時に処理できる作業容量を決めるパーツで、メモリ容量が大きいほど一度に処理できるデータ量が多くなります。
逆にメモリ容量が足りなくなると、動作が重くなったり動画編集ソフトのエラーにつながるので注意。
動画編集におすすめノートパソコンのメモリ容量はこのような感じです。
動画編集の目安 | |
---|---|
4GB | 厳しい |
8GB | 最低限欲しいライン、4Kなら非推奨 |
16GB | 快適動作 |
32GB | 4K画質もサクサク動作、Adobeに最適 |
16GBであれば、どの編集ソフトも快適に作業できますし、32GBであれば余程の負荷をかけなければ困ることはないでしょう。
しかし、Adobeのソフトは複数の編集ソフトを使用しながら作業することが多いので、不安な方は32GB、その上の64GBをいれても良いかもしれません。

「安物買いの銭失い」ということわざの通り、妥協してしまうと
後で性能が足りなくて後悔することになるので、お財布としっかり相談しましょう
まとめ
16GBのメモリで動画編集ソフトは快適に動作する
複数のソフトを同時使用する予定があるなら32GBは欲しい
ストレージの容量
ストレージはデータを保存するパーツなので、容量が大きいほどデータ保存の余裕ができます。
一般的なHDDというパーツの他にデータ処理が速くなるSSDというパーツもありますが多少価格が高いです。
これは4Kの動画編集だけに限りませんが、動画編集をするのであればHDDとSSDの両方を搭載して
HDD⇒動画データなどを保存
SSD⇒編集ソフトなど処理をはやくしたいものを保存
このような構成で使用することで使用する編集ソフトの処理スピードを速くしつつ、
動画データも余裕を持って保存できるという良いとこ取りが可能になるのでおすすめです、4K動画は特にデータ管理容量が大きいので。
最近ではNVMe SSDというSSDより更に処理速度が速いストレージもありますが、HDDとSSDほどの違いはないので無理に搭載する必要はないです。
まとめ
HDD+SSDの構成が余裕を持ってデータ管理しながらソフトの高速化が可能
NVMe SSDなら、なお良い
グラフィックボードのスペック
グラフィックボード(GPU)は映像処理に特化した処理をするパーツです。
ですが、グラフィックボードに対応しているのは「Adobe Premiere Pro」や「Fina Cut Pro」などのプロ向けのソフトなので、
それ以外の動画編集ソフトを使用する方には必要のないパーツになります。
しかし、ノートパソコンでゲームをプレイしたい方には重要なパーツになるので十分なスペックのものを選びましょう。
グラフィックボードをノートパソコンに搭載するのであれば
GTX1080以上のグラフィックボード
このあたりの性能を搭載しておけば快適に作業をすることができますし、エンコード処理も速くなります。
GTX1080のグラフィックボードはコスパ重視で選びましたので、余裕のある方は更に性能を上げる事をおすすめします。
まとめ
GTX1080のグラフィックボードが最もコスパが良い
ゲーム・有料ソフトを入れない場合は無理に高い性能を搭載しなくて良い
4K動画編集におすすめのデスクトップパソコン
4K動画を編集するためのデスクトップパソコンを紹介します。
動画編集パソコンなどの高スペックパソコンは家電量販店などではなく、BTOパソコンショップで購入したほうが、
性能の高いパソコンが安い価格で購入できますし、故障のサポートも充実しているからです。
今回は色々なメーカーから4K動画編集にオススメのパソコンをピックアップします。
メーカーからこだわって探したい方は、こちらの「BTOパソコンのおすすめメーカー10選:初めてパソコンを購入する方へ」を合わせてのご覧ください。
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BTOパソコンのおすすめメーカー10選:初めてパソコンを購入する方へ
続きを見る
raytrek ZZ 9900KF
OS | Windows 10 Pro 64ビット |
---|---|
CPU | Core i9-9900KF |
グラフィック | GeForce RTX 2080 Ti 11GB |
メモリ | 32GB DDR4 SDRAM |
ハードディスク | 3TB HDD |
SSD | 512GB NVMe SSD |
先程私がおすすめした4K動画編集におすすめの条件をすべて満たしているドスパラのクリエイターモデルパソコンです。
メモリが32GBなので動画編集をしながら他のソフトを起動していたとしても快適に作業することができます。
SSDより性能が良いNVMe SSD搭載によりデータ処理スピードはデスクトップパソコンの中でもトップの速さです。
GALLERIA ZZ
OS | Windows 10 Home 64ビット |
---|---|
CPU | Core i9-9900KF |
グラフィック | GeForce RTX 2080 Ti 11GB |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
ハードディスク | 無し(追加可能) |
SSD | 1TB NVMe SSD |
ドスパラの大人気ゲーミングモデル「ガレリア」です、上で紹介したRaytrekのメモリ性能を下げたパソコン。
メモリが16GBになっていますが、Adobeのように同時にソフトを起動しない編集ソフトであればこのモデルが最もコスパが良いです。
HDDが欲しい場合は「カスタマイズ」をクリックしてHDDを追加することをおすすめします。
DAIV Z9
OS | Windows 10 Home 64ビット |
---|---|
CPU | Core i9-9900K |
グラフィック | GeForce RTX 2070 SUPER |
メモリ | 32GB PC4-19200 |
ハードディスク | 2TB |
SSD | 512GB NVMe対応 |
マウスコンピューターのクリエイターモデル「DAIV」の中で4K編集に最もオススメなパソコン。
グラフィックボードの中でも今一番高性能な2070SUPERが搭載されているので、映像処理速度がえげつない、エンコード時間も爆速です。
このパソコンを購入すればできないことはないんじゃないかと思うぐらい隙がない性能。
4K動画編集におすすめのノートパソコン
次に4K動画編集におすすめのノートパソコンを紹介していきます。
動画編集向けのノートパソコンを選ぶ基準はこちらの「【2020年】動画編集用のノートパソコンおすすめランキング10選」をあわせてご覧ください。
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【2020年】動画編集用のノートパソコンおすすめランキング10選
続きを見る
GALLERIA GCR2070RGF-QC
OS | Windows 10 Home 64ビット |
---|---|
CPU | Core i7-9750H |
グラフィック | GeForce RTX2070 MAX-Q |
メモリ | 16GB PC4-19200 |
ハードディスク | なし |
SSD | 1TB NVMe SSD |
インテルと共同開発された国内最軽量の1.87kgと持ち運びやすいガレリアノートパソコンです。
Core i7の最新のモデルを使用しているので、通常のi7より処理速度はかなり速く4K編集も可能。
最大10時間のバッテリー駆動なので外へ持ち運ぶ時も余裕を持って使用できます。
DAIV 5N
OS | Windows 10 Home 64ビット |
---|---|
CPU | Core i7-9750H |
グラフィック | GeForce RTX 2060 |
メモリ | 16GB PC4-19200 |
ハードディスク | なし |
SSD | 512GB NVMe対応 |
マウスコンピューターのクリエイターモデル「DAIV」のノートパソコンモデルです。
CPUの性能がCore i7ですが9750Hと最新のモデルを使用しているので、通常のi7より処理速度はかなり速い。
モニターサイズが15.6インチと平均的なサイズに高スペックなグラフィックボードを搭載されているので映像処理も快適。
ThinkPad X1 Yoga
OS | Windows 10 Home 64ビット |
---|---|
CPU | Core i7-10510U |
グラフィック | 内蔵グラフィックス |
メモリ | 16GB LPDDR3 2133MHz |
ハードディスク | なし |
SSD | 256GBNVMe対応 |
Lenovoの人気モデル「Thinkpad」のタブレットにもすることができる高スペックパソコンです。
グラフィックボードは搭載されていないのでプロ向けの動画編集ソフトではGPU処理には弱いのが欠点ですが、
それ以外のGPUの使用しない編集ソフトでは大活躍し、指紋認証や高画質カメラが搭載されているので持ち運びにも最適です。
MacBook Pro
言わずとしれたAppleの薄型ノートパソコンです。
Macでしか使用できない動画編集ソフトも存在しますので、その編集ソフトを使用したい方は使う必要があります。
価格自体は少し高めに設定されているのですが、売値も高いのでパソコンを買い換える時に売りながら運用していくとお得に使用できます。
4K動画編集におすすめのパソコンまとめ
今回は4Kの動画編集ソフトに必要なスペックとおすすめのデスクトップ・ノートパソコンを紹介していきました。
4Kの動画編集ともなると、パソコンの価格もかなり高めで購入の踏ん切りがつかない方もいると思いますが。
性能の高いパソコンを購入しておけば、それだけ長い期間か活躍してくれる相棒になるので、個人的には妥協せずに購入することをおすすめします。
動画編集ソフトをついでに探したい方は「【2020年版】動画編集ソフトに迷う初心者におすすめする編集ソフト8選」をあわせてご覧ください。
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【2020年版】動画編集ソフトに迷う初心者におすすめする編集ソフト8選
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個人的に、というか全世界でも使用者が一番多いAdobe Premiere Proが一番スムーズに動画編集することが可能です。
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どうも、ムラセ(@Murase7070)でした。
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