シンガポールで感染者急増 6割が外国人労働者 各所でクラスター化

[ 2020年4月17日 12:14 ]

外国人労働者が生活しているシンガポールのマンション(AP)
Photo By AP

 IT先進国のシンガポール(人口600万人)で新型コロナウイルスの感染者が急増。16日には2日連続で最多となる728人が陽性反応を示したことが明らかになり、感染者の合計は4427人となった。

 AP通信によれば感染者の6割はシンガポール国内に20万人いるとされている外国人労働者。その多くがマンションの一室に20人近くで生活しており、この“3密状態”の住居が感染者増加の要因になっていると見られている。すでに5カ所のマンションでクラスター化が確認されており、16日の感染判明者の90%までが外国人労働者だった。

 シンガポール政府は部分的なロックダウン(都市封鎖)を5月4日まで継続する方針。外出する際にはマスクの装着が義務付けられている。

続きを表示

この記事のフォト

2020年4月17日のニュース