皆さんの身近な困りごとや疑問をSNSで募集中。「#N4U」取材班が深掘りします。
「娘の小学校の通学路の見守りのため、4歳の弟だけで留守番させざるを得ない。危険すぎます」。朝日新聞「#ニュース4U」取材班に、こんな声が届いた。PTAなどによる通学路の「旗当番」に未就学の子を連れて行けず、仕方なく留守番をさせる親たちが少なくないという。実態を探った。
「我慢しなよ。みんな留守番させてきて、事故は何も起きていないんだから」。埼玉県川越市のシングルマザーの30代の女性は、地域の保護者間で「ボス」的な存在のママ友の言葉にショックを受けた。
女性の地域では、子どもを小学校に通わせる親たちの「育成会」が通学路の見守りを担当。下の子が幼稚園の年少までは「免除」だが、長男(4)が年中になった今春から女性も当番が機械的にあたる。活動は早朝で幼稚園はまだあいておらず、子どもを預かってくれる親族も近くにいない。しかし、当番に未就学の子を連れていくことは「危険だから」と禁止されている。
仕方なく長男を1人で留守番させているが、心配でならない。「ボスママ」に相談したが、「我慢しなよ」との言葉でそれ以上話せなくなった。育成会の役員にも苦境を伝えたが、「みなさん何とかしています。何とかして下さい」。活動は親のペアで行われ、欠席すれば引き継ぎノートで「○○さんが来なかった」と書かれ、無断欠席は難しい。
「下の子を理由に正式に断った…
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