2020年04月15日 05時30分 公開
風吹ジュンを危機から救った恩人・樹木希林との知られざるエピソード
4月11日の「サワコの朝」のゲストは、女優の風吹ジュンさん。1973年、ユニチカのマスコットガールに選ばれた風吹さんは、翌年にはアイドル歌手としての活動も始め人気者に。その後は、女優としても活躍。ドラマ「寺内貫太郎一家2」では、屋根の上で西城秀樹さんと共に歌う姿が話題となりました。番組では、女優として“終わった“と思ったトラブルから救い出してくれた樹木希林さんとの秘話や、衝撃的な少女時代の話を語ってくれました。
まだまだやれる!60歳から本格登山に挑戦
登山やお茶など多彩な趣味をもつ風吹さんは、そのライフスタイルも幅広い世代から支持されています。スタジオでは、50歳を過ぎてから夢中になったという中国茶でサワコをおもてなし。「奥が深くて面白くて。季節ごとにいろんな茶葉が出るのでそれを楽しむようにしています」と、言うと"鉄観音"をいれてくれました。60歳になってから始めた登山の話では、標高3000m級の山に挑戦しているといい、「同窓会の時に同級生に登山家がいたんですよ。(60歳でも)皆平気で登れているっていうことがわかり、私も連れて行ってもらった」とそのきっかけを明かしました。続けて「登山って疲れるとつまんないんですよ」と切り出した風吹さんは、より登山を楽しむために"疲れない体力を作る"ことに努めているといいます。
「家の中の階段を10往復登ってみたら、心拍数はちゃんと上がるじゃないですか。家の階段でもトレーニングできるし、コーヒー買いに行くのも、パンを買いに行くのも歩いて」といい、さらに「電車で行った先からどこまで歩けるかっていうことを色々やってみると、この靴じゃダメだ、この靴下じゃダメだとか色々知恵がついてくるワケです」と登山に夢中な日常を明かしました。そして「確実に登っている時に苦しい時があって、ふっと力が抜けて足が軽くなる瞬間もある。"つらい"が"楽しい"に変わる時があるんです。下りてきた時に、また登れるっていう気持ちになる。それってすごく自信になるじゃないですか!」と登山の魅力を語ると、「20代に戻りたいなんて思わない。今の方が楽しい」と充実した日々を送る近況を、サワコに報告しました。
両親の離婚、そして母親の家出...衝撃的な少女時代
1973年、ユニチカのマスコットガールに選ばれ、翌年にはアイドル歌手として活動を始め、一躍人気アイドルとして注目を浴びた風吹さんですが、実は当の本人は歌が好きではなく、自ら辞表を用意していたことを告白。しかしその最中に、ドラマ「寺内貫太郎一家2」への出演が決定。「樹木希林さんが"なんか面白い子がいるよ"って(演出の)久世さんと(脚本家の)向田さんに話して...」と、キャスティングの経緯には樹木さんの後押しがあったことを明かすと、小林亜星さんをはじめ、錚々たるメンバーと過ごした"寺内家"での日々を振り返りました。しかし、そんな中、思いも寄らないトラブルに巻き込まれたという風吹さん。「久世さんと樹木さんと私が呼び出されて。見ず知らずの男の人が私を指し、悪い女だってことを散々話すわけ。終わったなって思って...」と状況を説明すると、その男が帰った後に、樹木さんが涙を流しながら「よく耐えたわね」と声をかけてくれたと言い、「付いていこうと思いましたね。愛情がおありになりますよね。この人をどうしたら救えるかっていつも思ってらっしゃる。ちょっと観音様的な力がありますよね。その慈悲深さは、これまでお会いしたことない...」と樹木さんへの想いを語りました。
一方、プライベートでは、11歳の時に両親が離婚。数年後には母親も家出してしまったという衝撃的な少女時代を明かした風吹さん。「母の生活能力がなくなって、"今日から1人で生きてください"って突然」と別れの日のことを語ると、「でも、ちょっとわかるような事件があった。母のお店に泥棒が入って放火されて...」と母にも逃げたくなるような出来事があったと話すと「高校2年で叔父の会社に就職した兄を追い京都に1人で行った」と、マスコットガールに選ばれるまでの壮絶な半生を、サワコに語りました。
「サワコの朝」はインタビューの達人・阿川佐和子が土曜の朝に素敵なゲストを迎えて送るトーク番組です。MBS/TBS系で毎週土曜あさ7時30分から放送中。ゲストの心に残る音楽と秘蔵トークをお楽しみに!
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