飲食はコロナでキャンセル続出
レンタカー、貸衣装は需要蒸発
3月に景気DIが最も悪化した業種は、娯楽サービスで18.71ポイント。2位は飲食店で18.03ポイントの悪化。3位は旅館・ホテルで16.23ポイントの悪化となった。外出自粛の広がりや旅行客の急減で、前月からさらに大きく落ち込む結果となった。
景気DIの水準は、娯楽サービスが17.0。飲食店が14.2。旅館・ホテルが7.0と超低水準だ。いずれも、「良い」「悪い」の判断の分かれ目となる50を大きく下回っている。
「コロナの影響で大口宴会予約のキャンセルが相次いでいる。来客数が極端に減ってしまった」(中華料理店の店主)。現場からは、こうした悲鳴が上がっている。
悪化度で4位となったのはリース・賃貸で12.86ポイント。レンタカーや貸衣装の需要が蒸発し、苦境に立たされている。
5位は広告関連で、12.82ポイントの悪化。「イベントやCMの中止が続き、非常に悪い状況」(広告代理店幹部)に追い込まれている。
(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)