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 新型コロナウイルスによる肺炎の拡大に乗じて、デマや不正確な情報がネットを中心に広がっている。中国人への差別や、無用な不安につながりかねない情報をどう見抜き、向き合えばいいのか。良かれと思ってのネット上の行為がデマの拡散につながることもある、と専門家は指摘する。

 「東京五輪中止」というデマがツイッターで飛び交ったのは1月30日。

 きっかけは、ある情報サイトが、国際オリンピック委員会(IOC)と世界保健機関(WHO)が感染症対策を協議したことを伝えたことだった。記事の見出しの一部に「東京オリンピック中止か」とあった。これに尾ひれがつき、関連の投稿は5万件を超えた。

 橋本聖子五輪相は31日の閣議後会見で、情報を否定し「東京大会は大丈夫か、ということが独り歩きをしたのだと思う。しっかりと準備を進めて不安材料を払拭(ふっしょく)しなければいけない」と述べた。

 デマのパターンの一つは、感染の中心地である中国や中国人に関するものだ。

 中国から国外への団体旅行が禁…

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