【Studio講座 第6回】ハニーセレクトのLRE&IBL導入方法を解説 スターティングガイド改訂版
LRE、IBLがJoan氏によってアップデートされたこと、HSResolveMoreSlotIDによってインストール手順が大幅に簡略化したことを踏まえてこの記事内容も最新の情報に更新しました。
2. HS Linear Rendering Experiment (LRE) 4.0xを導入
3. HS Image Based Lighting (IBL) 5.0xとHSExtSaveを導入
4.
5.
6. IBL用のCubemapを導入
1. HSResolveMoreSlotIDを導入し、各種パッチ、プラグインを一斉導入する
上から順に630Patch、IPA、WideSlider、SBX2.5eの4つをインストールしてください。
ちなみにIDを拡張するMoreSlotIDはHSResolveMoreSlotIDを導入した時点で自動的に有効になっています(Settingsタブ参照)。
*注1: Translation関連は日本語UIを英語に変更するパッチなので日本語環境のままで使いたい方はクリックしないようご注意ください。
もし誤ってインストールしてしまっても630Patchをインストールし直し、HoneySelect\Plugins\にある”UITranslation”フォルダを削除すれば元の日本語環境に戻せます。
2. HS Linear Rendering Experiment (LRE) 4.0xを導入
3. HS Image Based Lighting (IBL) 5.0xとHSExtSaveを導入
4. [ nyaacho & honey D] LRE skin、
5. [ meta ] Body Skin LREを導入
6. Cubemapsを導入
■LRE初期設定ファイルを試してみる
ここまでインストールしたらハニセレを起動してキャラメイク画面を開いて
最初はウインドウサイズが小さいので拡大して設定を保存しておくとよいです。 もしF5を押しても何も表示されない場合は、大抵PluginフォルダにHSExtSaveが無いのが原因なのでチェックしてみてください。
これは左半分がStudioNEO、右が本編キャラクターメイキングの画像を並べた比較画像。
IBLのプリセットはスタジオ / 本編共通で使用できるので、このようにキャラメイクとスタジオで同じライティング設定、カラーバランスで作業することも可能です。
(スタジオ内で配置したライトオブジェクトの内容は記録されません。記録できるのはIBLパネル内にあるDirectional LightとBack Lightのみです。)
なので気に入った設定はどんどん保存していくといいでしょう。
あらかじめ色や特徴が明確にテクスチャに描き込まれているEX肌やu43肌のほうが扱いやすいのは確かな事だと思います。
最初から明るいということは照明をあてて輝度を上げれる上限が狭いため、すぐに白飛びが発生してしまう原因になり、複数の光源を使って複雑な効果を出すような事ができなくなります。(厳密にはカラーグレーディングを駆使すれば出来ますが、それはバランスを取るために他の色んな要素にも手を加える必要が生まれるので実用的とは言えません。)
さて、スタジオでどう見えるか実際に見てもらえるよう、スターターキット内に3つのサンプルシーンを同梱しております。(こちらのシーンデータも一新しました。)
彩度の低い落ち着いたトーンのシーン、露出アンダーな暗めのシーン、環境光とIBL5.0の新機能を使ったシーン、などそれぞれ用途ごとにライティング設定を変えています。
使用したCubemapに関してはワークスペース内のフォルダにメモしております。
どのシーンも光源は最小限にして、あとはSkyboxによる環境光をどれぐらい肌に当てるかで、肌の陰影を表現しています。つまり主光源+Skybox+カラーグレーディングの3つの要素で肌を完成させる、という感じです。
IBLはライティングに関する自由度が増えて、最初は難しく感じるかもしれませんが、ライティング設定を保存して他のシーンで応用することが容易なので、結果的にライティング作業の時間を軽減することが可能です。
もし自分の作品を少しでもよりよく見せたいという思いがあるのなら導入する価値は大いにあると思います。以前のようなLRE化することによるデメリットも今やほぼ皆無ですので、まだ試されていない方はこれを機に挑戦されてみてはいかがでしょうか。
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