――日本語には、音は同じでも違う意味の漢字がたくさんあります。音だけ聞いて思い浮かべた漢字から、あなたのことを診断してみましょう。
※アプライ=apply(当てはめる)の意味
【質問】
「みょう」と聞いて、どんな漢字を思い浮かべますか?
A:妙
B:名
C:命
D:明
あなたはどれを選びましたか? さっそく結果をみてみましょう。
【診断できること】
「潜在能力が発揮されるとき」
無意識に思い浮かべた漢字が持つ意味で、あなたの状態がわかります。今回は選んだ漢字から、あなたの潜在能力がどんなときに発揮されるのかを診断してみましょう。
■A:妙……集中したときに発揮される
「妙」という漢字は、ひざまずく女性を描いた女と、小さく貴重な貝殻や玉から少ないことをあらわす少で、すぐれて美しくめずらしいことを意味するようになりました。この漢字を選んだあなたの潜在能力は、めったなことでは出てきません。まして、出そうと思って出せるものではありません。その秘められた力が発揮されるのは、1つのことにとてつもなく集中しているときです。集中力こそが、能力開放のカギとなるのです。
■B:名……誰かを守るときに発揮される
「名」という漢字は、夜明けに刻を告げることが名前を名乗るという意味になったという説、あるいは夕は神に捧げる祭肉をあらわし、名付けの儀式をあらわすという説があります。名前とは人を呼ぶときに使われるものです。名という漢字を選んだあなたの潜在能力は、誰かとつながるため、特に誰かを守るときに発揮されるのでしょう。大切な人のピンチに、自分でも知らなかったあなたの本当の力のリミッターが外されるのです。
■C:命……自分でも意外なときに発揮される
「命」という漢字は、権威を示す屋根の下で、ひざまずいて神意を聞く人の姿が描かれています。命とは、ひざまずいて受け取るものと考えられていたのです。この漢字を選んだあなたには、自分自身の能力や姿形、育った環境、すべて天から受け取ったものと感じるのでしょう。そんなあなたにとって、秘められた能力も、自分でコントロールすることはできないもの。自分でも想定外のときに、その潜在能力が発揮されるでしょう。
■D:明……心穏やかでいるときに発揮される
「明」という漢字は、日は窓をあらわし、窓から差し込む月の光を描いています。静かな夜の窓からの月明かり、というこの漢字を選んだあなたの潜在能力は、心穏やかな平常心でいるときに発揮されるでしょう。興奮したり、不安になったり、精神状態が不安定なときは、本当の力が出ないのです。潜在能力を活かすためには、リラックス法や瞑想が役立つでしょう。達人になれば、修羅場でも能力発揮できるようになるかもしれません。
人は脳の数パーセントしか使っていないといわれます。そういう意味では、誰にでも潜在能力はあるのです。問題はそれを、どうやって発揮するかなのでしょう。
(高橋桐矢)
※画像出典/shutterstock