大阪狭山市で3月、会社役員の男性(59)が路上で刺されて重傷を負った事件で、大阪府警捜査1課は15日、住所不定でブラジル国籍の少年(18)を強盗殺人未遂の疑いで逮捕したと発表した。少年は事件直後に出国していたが、14日に成田空港から再入国した。府警は実行役とみて詳しい経緯を調べている。

 逮捕容疑は3月4日午前7時50分ごろ、同市岩室1の路上で、知人でブラジル国籍のタケイ・クラウジオ・キュウイチ容疑者(36)=覚醒剤取締法違反容疑で逮捕=と共謀し、近くの金属回収・販売会社に出勤途中だった男性の首や腹を刃物で刺し、数百万円が入ったリュックを奪おうとしたとしている。容疑を大筋で認めている。

 刺した男は通行人ともみ合いになり、リュックを置いて上半身裸のまま逃走。防犯カメラの映像などから、府警は少年がこの男とみて指名手配したが、3月5日に関西国際空港から出国していた。少年が再入国するとの情報があり、捜査員が成田空港で身柄を確保した。男性とは面識がないという。【土田暁彦、安元久美子】