「東京都 ネットカフェ休業で一時宿泊先提供」テレ朝NEWS [2020/04/10 23:59]

先週末から、足立区内のネットカフェで生活していた20代青年の相談対応をしていたのですが、
週末は、東京都が確保した一時宿泊所(ビジネスホテル)に宿泊して、昨日、月曜に足立区の福祉事務所に生活保護の申請に同行すると、
「(無料低額宿泊所)施設に入所してもらうことになります。」
という対応。

無料低額宿泊所は、6畳間に2段ベッドが2台置かれ、そこで4名が生活してプライバシーは一切なく、入浴は3日に1度、生活保護費の大半がピンハネされ本人の手元には2~3万円しか渡されないなどの典型的な貧困ビジネス。

「生活保護費を搾取する「大規模無低」の正体」東洋経済

こちらは当然、5月6日まで東京都が確保したビジネスホテルで生活しながら、アパート探しなどの自立支援ということを想定していたら、
東京都から区市の福祉事務所への通達が、
「第一義的には無料低額宿泊所・保護施設を活用すること。それでも不足する場合には緊急一時宿泊所(ビジネスホテル)を活用」
ということで、これでは、今までの対応と全く変わらず、足立区の福祉事務所、東京都 福祉部保護課・地域福祉課と何度も折衝して、ようやく福祉事務所が閉庁する17時ギリギリにビジネスホテルに宿泊することになりました。

現在、東京都の対応を改善するよう取り組んでいるところです。

ネットカフェ生活などで住まいがない方は、TOKYOチャレンジネット、下記までご相談、制度を活用いただければ。

5月6日まで、東京都が確保したビジネスホテルで宿泊しながら、自立に向けてのサポートとなります。
また、生活費がなければ各自治体で生活保護という流れになります。
(※緊急事態宣言の解除の時期など、今後の見通しが立たないことから延長を要望しています。)

header0113

tp-img2018
( ↑ 制度の詳細については画像をクリック)