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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、自民党森山裕立憲民主党安住淳国対委員長は14日午前、国会内で会談し、議員歳費の2割を削減することで合意した。当面1年間の措置とする見通し。今月中にも議員立法として成立をめざし、5月分の歳費から適用したいとしている。

 森山氏は会談後、記者団に「非常に厳しい状況が続いている。国会も国民のみなさんと気持ちを一緒にするのが非常に大事だ」と述べた。安住氏は「企業も経営難に陥ることは明らか。我々自身が範を示す」と語った。景気回復の時期を見込み、1年にするという。

 歳費削減をめぐっては自民党二階俊博幹事長が「コロナウイルスと戦う国民を、しっかり支援したい」と前向きだったほか、野党からも削減の考えが示されていた。

 2011年の東日本大震災の際にも、復興財源確保などのため歳費を削減していた。