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4月13日 21時04分
石川県が独自の緊急事態宣言
新型コロナウイルスの感染者が急速に拡大し、県内で100人を超えたため谷本知事は地域医療の危機的な状況が懸念されるとして県独自の「緊急事態宣言」を出しました。緊急事態宣言を出した要因について谷本知事は、県内で集団感染「クラスター」が3件発生するなど、感染者が100人を超え、事態が急激に変化したことを挙げました。県独自の宣言には法的な効力はありませんが県民に対し、密閉、密集、密接が重なる場や人との接触を避けるため不要不急の外出自粛を徹底するよう求めています中でも、バーやナイトクラブといった繁華街の接客をともなう飲食店への出入りを自粛するよう強く求めました。また出張を含め県外への不要不急の往来を自粛し企業には社員の時差出勤や在宅勤務を一層勧めるよう要請しています。その上で谷本知事はこのままのペースで感染が拡大すると患者が集中している金沢市を中心に地域医療の危機的な状況が懸念されるとして軽症や無症状の人を受け入れる宿泊施設の準備を始め、医療従事者が休養できる施設として、県の青少年総合研修センターを提供することを明らかにしました。このほか、県は中小企業の事業継続に向けた支援として、過去最大規模の融資枠を設けるほか、雇用を維持するための助成金について、雇用保険の被保険者でない人も対象とし、補助率を引き上げるなど、特例措置を拡充します。県独自の緊急事態宣言は来月6日までを対象期間としています。