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おかしな転生 作者:古流 望

第27章 陰謀は黒くてほろ苦く

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275話 金

 トラブルというものに神様が居るのだとしたら、その神様に溺愛されまくっている人間が一人いる。いや、愛されているどころの話では無く、その寵愛を独占していると言える男。ペイストリー=ミル=モルテールンその人だ。

 生まれてこの方平穏という言葉とは一切縁がなく、騒動が起きればまたかと呆れられる日々。

 そして今日もまた、モルテールン領では新たな問題が持ち上がっていた。


 「やはりと言うべきですか」

 「こうまで露骨たあ、参りました」


 ペイスやシイツ、或いはニコロと言った領政に参画する主だった面々が、揃いも揃って顔を顰めている。これだけの面々が揃って渋面を並べるなど、何とも不穏な空気が漂っている。


 「まさか、教会が金集めに走るたあ……世も末ってもんで」


 問題とは、ペイス達が競売に大龍を出品するに先立ち予想していた以上に、市場から現金が消えていること。商人さえも驚くほどのスピードで、現金の姿が消えていっているというのだ。特に王都周辺ではその傾向が顕著であり、物価がダダ下がりに下がりまくっているという。

 例えば塩。王都近辺は神王国内でも最も人口の密集する地域であり、かつ内陸部にある。塩の消費は全面的に外部からの輸入に頼っており、消費量も基本的に一定であるため、行商人などにとっては手堅く扱える商品の一つだった。大儲けこそ出来ないものの、ホンの僅かながらでも利益が乗る。駆け出しの行商人辺りが商売を学ぶのには最適な教材でもあり、腐るものでも無いからと、どの商会でも同じような値で引き取ってくれていた。

 ところが、この塩の卸価格が王都近辺では七割程度まで落ち込んだ。塩の在庫を大量に抱えていた幾つかの商会が、値段を下げてでも現金を確保しようと考えた為だ。最初は、利益なしのトントンで売り出した商会があった。それが呼び水となり、自分もと真似をしだした所が出た。そして値下げは更なる値下げを呼び、相場が更に下落する前にと赤字覚悟で現金化を急ぐ人間が続出したという話だ。結果として、今現在の塩相場は往時の七割程度まで落ち込み、更にもっと下落するかもしれないという。遠くから塩を運び、大損した行商人には駆け出しだったものも多く、やむなく借金をと考えたところで、現金を放出したがらない商会で貸し渋りにあっているらしい。

 備蓄の放出はこれだけではない。小麦相場も塩ほどでは無いにしても下落が始まっている。塩とは違ってカビなどで劣化する麦は備蓄量も塩ほどではなく、備蓄放出による相場下落も塩ほど酷くはない。しかし、確実に相場に下落圧力がかかり続けているという話だ。

 一事が万事この調子であり、基本的に生鮮品以外は値が下がり、財布のひもは固くなる一方だという。

 ナータ商会会頭のデココから齎された情報ではあったが、その原因はというならばやはり予想外の大口参加者が現れたことだろう。なりふり構わず、大量の現金を集め出した存在。宗教勢力の存在だ。


 「あからさまな行動ですから、恐らくメッセージを含んでいるんでしょうね」

 「メッセージ?」

 「どうあっても自分たちが龍素材を手にする、というメッセージです」

 「まあ、そりゃそうか」


 教会が露骨に金を集める。そして、それがモルテールン家の耳に入る。この時点で、教会からの意図が透けて見えるとペイスは言う。

 情報操作、情報隠匿に関しては世界でも屈指の実力が有るのが教会だ。それこそ国をまたいで組織があるのだから、国境に縛られることもないし、世俗の法律や権力が届かない部分がある。情報秘匿には持って来いの環境が揃っているのだ。

 また、自分の身を自分で守れない魔法使いの庇護も行っている。聖別の儀式を行う人間は、二万人に一人とも十万人に一人言われる低確率で魔法を授かる。しかしこれは、言い換えれば毎年何人かは魔法使いになるということだ。

 魔法使いはどこの貴族も欲しがる。引く手数多という奴で、栄達の道は幾らでもあるだろう。

 しかし、誰もが欲しがる能力ということは、トラブルも呼ぶ。魔法使いが物凄い戦闘能力を持っていて、例えば敵対者を遠慮なく焼き尽くせるというような能力なら、雇う方も機嫌を損ねないように丁重に扱うだろう。対し、例えば、ほぼ確実に当たる天気予報が出来ますといった魔法を授かった場合、魔法使いとはいえ屈強な兵士に対抗するすべはない。

 拉致して監禁し、或いは軟禁し、ただ能力を使わせるための道具にしてしまうケースだって起こり得るのだ。

 自分の身を自分で守れず、不本意ながら権力者や実力者に狙われた場合、教会が役に立つ。貴族でも手が出せない、世俗から隔離された教会の中に匿ってもらえば、少なくとも非人道的な扱いはされることなく、魔法使いも平穏に過ごせるようになるのだ。

 こういった魔法使いは、予言、予知、調査といった情報系の魔法使いが多い。物理的な血からは無いのに、有用性が誰にでも明らかだからだ。

 教会に匿われたこれらの魔法使い。神の教えの元に非道な行いから魔法使いを守るという意味合いと同時に、能力を教会が利用できるという一面も持つ。抱えている魔法使いの数という意味では、教会は王家や大貴族など比べ物にならないほど多くを抱えているのだ。

 勿論、善良な人々の精神的支柱という役割もある。それが本義であるが、貴族的には情報機関もどきとしての役割の方に目を向けがちでもある。

 情報を扱うプロフェッショナル機関が、モルテールン家のみならず他の貴族の耳にも入るよう放置している情報。こんなものは、教会が意図的に流布しているのと同義だとペイスは断言した。


 「体面より実利を取るのが信条のレーテシュ家は、早々に裏方に回りましたし」

 「ありゃ酷えやり方だ。阿漕に過ぎるでしょうぜ」


 シイツが、阿漕と指摘したのは、レーテシュ伯のやっている金貸しについてだ。それなりに力のありそうなところに金を貸し、本当に金を貸して欲しいと思っている中小の貴族には金を貸さず、逆に回収に走っている。見事なまでにセオリーに則った金貸しであるが、どう見ても競売を見越して動いている。競売で得られるであろうモルテールン家の利益のおこぼれを掻っ攫っていくかの如き所業。

 どう考えても、競売後には借金で困窮する家が出てくる。そして、その批判の矛先は競売を行って金を直接集めたモルテールン家に向けられるだろう。レーテシュ家は、困ったところで金を貸すわけだから、利益を得ているにもかかわらず感謝されるはずだ。回収さえ上手く出来るのならば、これほど美味しい商売もない。

 不満や悪評はモルテールン家に被らせて、利益の美味しい所はしっかり確保する。阿漕と評するのはその為である。


 では、なぜそんなモルテールン家に恨まれそうな行動をとっているのか。


 「……恐らく、レーテシュ伯は龍の血の癒しの力が眉唾だと思ったのでしょうね」

 「ほう」

 「魔法汎用化の効果について詳細を知っている伯であれば、過剰評価されているものを体面の為に落札するより、裏方に回って利益をかすめ取る方が賢いと思ったのでしょう」

 「それでやることが金貸しですかい。どこまでもえげつねえ」


 レーテシュ伯は、カカオと引き換えに魔法汎用化技術について詳細を教えてもらっている。魔法を付与できる条件もだ。龍の血は流体であり、魔法付与の媒体としては適さないと、すぐにも理解したことだろう。

 ならば、龍の血に癒しの力という不可思議な現象がみられることも、疑ってかかったに違いない。

 レーテシュ伯ほどの人物が、疑惑を向けたうえで情報を精査すれば、モルテールン家の情報操作が見破られた可能性は高いだろう。


 「あそこはそういう家です。どこまでも実利主義。だからこそ陰謀にも手を抜かない」


 自分たちの思惑は見透かされている。それはもう仕方のないことだ。邪魔をされていないというなら、十分だと考えるべき。

 その上でペイスは、レーテシュ伯が陰謀を企てていると断じた。


 「陰謀?」

 「表向きは金貸し。それも、一定以上の金額からは金利が跳ね上がるという悪辣さ。しかし、レーテシュ伯ともあろう人が、そこに内在しているリスクに気づかないわけがない」

 「リスク?」

 「貸し倒れ……貸したはいいものの、回収できなくなるリスクです」


 金貸し業を営むとき、最も重要なのは金の回収である。

 必ず金を返す相手に金を貸すのは、誰でもできる。問題は、金を借りて返さない相手から、どうやって金を返してもらうかだ。

 貸して返してもらえない貸し倒れ。この危険性は、金貸し業とは切っても切り離せないものである。


 「ほう。そりゃまあそうですが、だからこそ馬鹿高い金利を吹っかけるんじゃねえですかい?」


 金利とは、基本的には将来的なリスクを見越して付けられる。初めから一定割合の貸し倒れを含めて、金利を付けるのだ。

 返済不能になる確率が高いと思う相手には、金利を高くつける。基本中の基本だ。


 「それこそまさか、ですよ。リスクが有るから金利を上げていては、金利そのものがリスクとなる。金利が低いうちなら払おうとする貴族も居るでしょうが、法外な金利になれば踏み倒そうとしてきます。だからこそ、伯は金利以外で実利を求めるはず」

 「それは?」


 金を貸す。そして、利息を付けて返してもらう。これが金貸しの基本的なビジネスモデル。誰にでもわかりやすい商売の話。

 しかし、貸して返してもらえない可能性を考えれば利息は多めに付けたい。かといって、利息が膨れ上がれば余計に貸し倒れになりやすい。二律背反の矛盾が、ここに内包されているのだ。

 つまり、べらぼうに高い金利を付ける時。そもそもお金を返してもらおうと思っていないのだろうとペイスは予測する。

 それはなんであるかと従士長が問うたところで、ペイスは答える。


 「担保と利権」

 「担保と利権?」

 「そうです。恐らく伯は、金が返せなくなることを見越して、持って逃げられないものに質草を付けるはずです」

 「ほう」

 「特に、利権は美味しいですね。領地貴族ならば交易権そのものは勿論、関税設定権、販売独占権、購入独占権、施設敷設権……美味しい利権をより取り見取りですよ」


 領地貴族は、領内のことに関してかなり強い権限を持つ。例えば街中、どこにどんな建物を建てるのか。許認可の権限が領地貴族には有る。

 人通りの多い土地には風紀を乱す建物を許可しないであったり、水道の上流では水を汚す商売はさせないといった具合に、ある程度は必要に迫られる許認可権ではあるが、一等地をどう使うかも含めて、金になりやすい利権でもあるだろう。

 建物を自由に建てられない一等地がある。しかしここで、レーテシュ伯が建物を建てる権利を得ればどうか。他の商売敵が居ない状態で、好き放題に儲けられる。

 例えば、人が嫌というほど集まるのに、その場には一軒しか酒場が無いなどとなれば、よほどザルな商売をしない限り繁盛は確定している。商売敵のない駅前徒歩ゼロ分のコンビニみたいなものだ。

 施設の敷設権とは、多分に商売と結びつき、利権となる。借金の担保としてどれだけの値段をつけるかはペイスも知らないが、担保としておけばとりっぱぐれもないという意味でお得な話だろうというのは分かる。

 金を貸すとき、返してもらえないことを望んでいるのだ。その上で、美味しいものをがっつりと押さえていく。えげつない。実にえげつない話だ。


 「もし龍の血に癒しの力を付けて売るってえとどうなります?」


 ならばと、シイツは提案する。

 ペイスが龍の血に、というより特定の物質に魔法を付与できることはシイツも知っている。ならば、癒しの血を“作り出す”ことも出来る。飴に赤色を付ければそれっぽくなるだろうし、龍の血を混ぜたとか、保存の為に飴で包んだといえば良いのだ。

 噂として流れていることを、真実にすることも可能ということ。

 そうなった時、金を貸していたレーテシュ伯は、どう利益を得るのかというシイツの疑問。答えはシンプルだとペイスは言った。


 「レーテシュ伯は金利でがっぽりです。どちらに転んでも美味しいように仕組んでおいて、金を貸すんです。効果の怪しい龍の素材を手に入れようとするより、よっぽど強かでしょう」

 「なるほどね」


 癒しの力が本物なら、金を借りてでも手に入れた人間は、それで十分利益を得られる。貸した金に、多大な利息を付けて返してくれることだろう。

 どうあってもレーテシュ伯に損はない。


 「気にするべきは、やはり教会。あそこはお金を持ってますし、いざとなったらかき集める手段は幾らでもある。狙いがはっきりしないと、思わぬところで足を掬われかねませんから、確証の有る……」

 「ペイストリー殿!!」


 レーテシュ伯が強かなのは今に始まったことではない。モルテールン家に気遣ってのこととは思われるが、邪魔をしない程度に自分たちの利益をがめつく確保しようとしているだけだ。ならば、無視しても良い。

 問題があるとすれば、やはり何か秘密を抱えていそうな教会。そこがなりふり構わず金策に走り出したとするなら、何かしら手を打たねばならないかもしれない。

 そんなペイスの言葉は、勢い込んでやって来た男に阻まれた。

 駆け込んできたのはモルテールン家お抱えの研究員ホーウッド。


 「何事ですか?」


 息せき切って転がり込んできた中年男。

 ただ事で無い様子に、ペイスも腰を浮かせ、何があったかを尋ねた。

 荒い息のまま、ホーウッドは言う。


 「軽金……出来ちゃいました」


 教会の秘匿事項が暴かれた瞬間であった。


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