レーシングライダーが昨日転がしていたこれ、
吸排気系はノーマルのままだ。
エンジン音はアイドリングで「シュトトトトト」
という音。
走ると「シュトゥルルルル」となる。
これが、マフラーだけ変なのに替えたりしている
と、「ズビズビズビ」のアイドリングで、走る
と「ドベバビベベベー」となる。
インジェクションであることもあるが、マフラー
を交換してデチューンしてしまっているバイクも
多いので、この個体のこの持って行き方は、私は
正解だと思う。
よくいるじゃない。キャブ車でも、セッティング
の意味も分からずFCキャブにして一般道を走って
ボコボコいわせてストールさせてるようなの。
ものすごく、それダサい。
しかも、この250TRは、一緒に走ってみると、
聴こえない程の静かな排気音でシューッとコー
ナーを綺麗にトレースしていくのが、真後ろに
着けて見ていると実にスマートだった。
「直線番長」と同じく「音だけ番長」みたいなの
はとてもカッコ悪い。
虚勢張りで人を威嚇して調子こいてるようなの
は、果てしなく見っともない。
ポリシー彫り物ならともかく、威嚇手段として
身体の彫り物を見せるような性根みたいなバイク
ね。それと、それに乗る奴の心根。
漢なら走りでキメろ、だ。
で、このマシンのオーナーは、実際に、共走りの
KR-1やZ900RSを充分にワクワクさせる走りで
峠をずっこ抜いていた。
マシンを走らせるのは人。
一つの「美」を私は昨日見た。
乗り屋はかくありたい。
もう一人のシューターも良い走りだった。
あれならビー・マックス二輪班の名を汚さない。
二人ともぜひ走りの第八コマンドにスカウトした
いところだが、MC8Cは全員が真剣の斬鉄剣持ち
なので(笑)。
それに、BEE-MAXは彼らで漢のチームなので。
つか、すでにハチだし(笑)。
そういえば、先日、岡山国際でのロードレース
ST600で優勝した綿貫舞空選手は、ピンクドラ
ゴン・クリームソーダの看板背負(しょ)って世界
戦までレースを走るかも知れない。
ピンクドラゴン店長高橋誠一郎氏のはからいで。
16才のマイクは、公道運転免許を取ったら、
じきにMCハチコマにもなる。
守り刀は斬鉄剣の短刀だな(笑)。
歩けないモデルを十二分に歩かせる。
それがプロの職人(違)
本田翼ちゃん、台本に「(十分に)」とあったのを
「じゅっぷん?」と思ってたんだって。
文字読めないモデルを十分に役者に育てる。
それもプロの仕事(大違