渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

走らないモデルを十二分に走らせる

2019年03月25日 | 公開情報


レーシングライダーが昨日転がしていたこれ、
吸排気系はノーマルのままだ。
エンジン音はアイドリングで「シュトトトトト」
という音。
走ると「シュトゥルルルル」となる。
これが、マフラーだけ変なのに替えたりしている
と、「ズビズビズビ」のアイドリングで、走る
と「ドベバビベベベー」となる。
インジェクションであることもあるが、マフラー
を交換してデチューンしてしまっているバイクも
多いので、この個体のこの持って行き方は、私は
正解だと思う。
よくいるじゃない。キャブ車でも、セッティング
の意味も分からずFCキャブにして一般道を走って
ボコボコいわせてストールさせてるようなの。
ものすごく、それダサい。

しかも、この250TRは、一緒に走ってみると、
聴こえない程の静かな排気音でシューッとコー
ナーを綺麗にトレースしていくのが、真後ろに
着けて見ていると実にスマートだった。
「直線番長」と同じく「音だけ番長」みたいなの
はとてもカッコ悪い。
虚勢張りで人を威嚇して調子こいてるようなの
は、果てしなく見っともない。
ポリシー彫り物ならともかく、威嚇手段として
身体の彫り物を見せるような性根みたいなバイク
ね。それと、それに乗る奴の心根。
漢なら走りでキメろ、だ。

で、このマシンのオーナーは、実際に、共走りの
KR-1やZ900RSを充分にワクワクさせる走りで
峠をずっこ抜いていた。
マシンを走らせるのは人。
一つの「美」を私は昨日見た。
乗り屋はかくありたい。
もう一人のシューターも良い走りだった。
あれならビー・マックス二輪班の名を汚さない。

二人ともぜひ走りの第八コマンドにスカウトした
いところだが、MC8Cは全員が真剣の斬鉄剣持ち
なので(笑)。
それに、BEE-MAXは彼らで漢のチームなので。
つか、すでにハチだし(笑)。



そういえば、先日、岡山国際でのロードレース
ST600で優勝した綿貫舞空選手は、ピンクドラ
ゴン・クリームソーダの看板背負(しょ)って世界
戦までレースを走るかも知れない。
ピンクドラゴン店長高橋誠一郎氏のはからいで。
16才のマイクは、公道運転免許を取ったら、
じきにMCハチコマにもなる。
守り刀は斬鉄剣の短刀だな(笑)。


歩けないモデルを十二分に歩かせる。
それがプロの職人(違)


本田翼ちゃん、台本に「(十分に)」とあったのを
「じゅっぷん?」と思ってたんだって。
文字読めないモデルを十分に役者に育てる。
それもプロの仕事(大違
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