渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

カワサキ コーヒーブレイクミーティング in 岡山

2019年03月25日 | 公開情報


昨日早朝、MCメンバーのZ900RSと我が家で
待ち合わせて岡山国際サーキットに向かう。
途中、高速道路ではかなりバイクが多かった。

和気インターで降りて、給油ポイントを確認し
ます。
桜はまだ咲いてません。全く。




Zに先導してもらい、岡山国際サーキットに
到着。
既にかなり来てますが、まだ続々と来る。
1000数百台来てますね、ざっと数えて。
10台単位まとまり10で100台、みたいな勘定で。






悲しいお知らせ。
1000数百台来てるのに、KR-1は、ぬぁんと!
あたし一人きり(笑)。
パーフェクボッチーすね。
なんだか、全宇宙に生物は実は地球人しかいな
かったのを知った、みたいな寂しさがあるす。
かなりKR-1は注目されてたけど、この車種を知
らない人もいっぱいいるのではなかろうか。


広島のわくわくサバゲ同人の仲間が二人会場で
待っててくれて、合流。
会場駐車場に入って来た時、すぐ分かったって
さ。
なんか、うちらMC8Cが行くこと日記で知って、待ち伏せアンブッシュされたみたい(笑)。
彼ら二人はいつもズドーーンとどこまでも走る
コンビで、地の果てまでも走りつづけるような
人たちなんす。
博多に行ってみようかとドーンと走り、その足
で阿蘇行くかー、とドカンと走るようなコンビ
なのよね。
二人ともオートバイは複数台持っていて、ロング
ランの時とちょい乗り(1日500km程)の時で使い
分けたりしている。
本日は、二人とも下道で来たらしい(笑)。
よくやるなぁ。
おいらも、過去を振り返ると人の事は言えない
けどさ。


四人でコーヒー飲みながら会場内をブラブラ。




ネット登録してカワジャン応募するとステッカー
くれるので、登録エントリーして21回記念ステ
ッカーをもらいました。

この下に貼ったけど、貼ったのを撮影してない
や(笑)


会場では、一つの傾向が見られました。
それは、ZRXだらけだということ。
ゼファーはほとんど無い。
あとバリオスも無い。
つまり、それらはヤン車にする人が多いので、
こういう所には来ないのでは。
それと、250TRやエストレヤもほとんど無し。
多いのはZRXと圧倒的にカウル付きビッグバイク
です。
それと、2ストロードモデルでは、私のKR-1が
1台のみですが、マッハは結構来てました。






ビッカビカよ。新車より光ってる(笑)。
















個人的には、このマッハが好みだった。
「あいしてる」仕様だよね。いいわぁ〜。
いや、ララバイの赤木かな。




世界最速マシンもありました。


カワサキブースでZX-10Rに跨らせてもらって
はしゃいでる見知らぬおっちゃん。

これ、ほちい!

サーキット走行会が1080円でできるので、メン
バーと申し込もうと思って内容を訊きました。
すると、「2周回、先導付き」とのことでしたの
でやめました。
私の判断としては、先導付きということは、追い
越し禁止で超鈍速であること、2周回なので、
実質フルで1周回も回れない(ピットから出て本
コース入り、直線に戻って来て次の周にピット
戻り)こと、それとこれが大きかったのですが、
フラッグの意味も知らない人たちと同コースを
走ることが嫌だと感じた事が大きい。
見ていたら、ツーリングバイクでデカバッグを
つけたままとか、成金アメリカンみたいなのと
かが人間が走るような速度でシケインを回って
行ってます。
やめて正解。
サーキットの本コースは行楽場所じゃないから。
サービスの一環なのでしょうが、ワイヤーロック
も何もしていないバイクを無免許=ノーライセン
スのフラッグ=ルールも知らない人がサーキット
を走らせるというのは・・・。
私は個人的にはやめてほしい企画です。
なんてのか、死亡傷害誓約書も無いみたいだし。
50km/hでも死ぬときには簡単に人はバイクで
死にます。
この企画は、最初「イイネ!」とか思ったけど、
ちょっと待て、と抑えて考えたら、とても危険な
企画だと思う。
遊園地のジェットコースターじゃないんだから。

結構まったり過ごしたので、帰る人たちで道が
混雑する前に、四人で一緒にロードを走ろう、
ということになりました。
目的地は津山市内のホルモンうどんが美味いと
評判の店。
250TRの職人乗り屋が先導して、それに1000cc
のツアラーが続き、その後ろに私とZ900RSが
着きます。

走る走る。
津山まで、ほとんど車がないワインディングを
快走!
ポイントマン、すごく綺麗に乗ります。
続く1000ccのイグ(サバゲハンドル)もガンガンと
イグイグ〜!(トウホグ弁)。
おいらも吹けきりでついて行きます。

いや〜、面白い。
ポイントマンの職人は、パイロットとして先行
リードで引っ張りますが、早めにインベタで寝か
せてグイーンと曲がって行く。
私のは2ストなので、奥まで突っ込んでクルリと向きを変えてドカーンと立ち上がる。
サバゲ職人は速度落とさずにインベタでグーンと回る感じです。
非力な4スト小排気量を実に上手く走らせている。
70年代に一緒にレース活動していた三井晃さん
や三原嗣厚さんが筑波で4ストをそういう乗り方
してました。
鈴鹿に遠征練習の時は2ストレーサーでしたが、
いろいろ心得含めて教えてくれたのが三井さんで
した。

昨日の津山市内までの山間部は、実に楽しかっ
た。
サバゲ同人の二人はとても乗りが上手いす。
一緒に走ってて気持ちが良い。乗り屋ですね。
当然、二人ともヤッキーではない。
つまり、焼き鳥硬直てのはバイクのポジション
は関係がない。

てことで、うどんの前にトイレ休憩。


長距離ツーリングはビッグバイクですが、昨日
はカスタムしたカフェを出してきました。
この人、サバゲも名ヒッターですが、バイクも
上手いや。一緒に走ってて楽しい。




ホルモンうどんの美味しい食堂に到着。


長蛇の列です。
テレビせとうちに撮影でインタビューされちゃっ
たよ。先導ポイントマン職人乗り屋が応えてた。
バイクで乗りつけて下りるところからずっと
撮られていた。
でも、ローカル局だから、三原や広島市内では
映らなーい(笑)。






しばらく待って、店内に。
注文は、四名全員がホルモンうどん。




来た!
これ私のひと玉。


他の御三方はダブルのふた玉。


なにこれ?
無茶苦茶うまい!
これは評判になるはずだ!
これは、このホルモンうどんを食べるためだけ
に数百キロ走っても価値がある。

四人とも完食後、再度近所のコンビニで、次に
行く所を打ち合わせ。


県南部の矢掛にあるカフェ「ポンヴァン」に行
こうとなり、岡山県北津山から峠道を南下しま
す。

途中、ノロノロのバイク集団に出くわし・・・
いや、道が混んでいて(笑)、私のKRはプラグ
が被り気味で白煙車に(笑)。
珍しくブルーインパルスみたいになってますがな
(笑)。
いや、単に下手なだけなんすけどね。
被り気味は、途中でなんとかします。

岡山市矢掛のポンヴァンはバイクマンたちの
貸し切りで入れず。
はしごカフェする予定だった最終地点のZ-YARD
に四人で行くことにしました。
今度はそこから道知ってる私が先導。

Z-YARDにて

ここも凄く混んでて、マスタてんてこまいだっ
たす。グラスのお片づけとか、ハチコマ二人と
サバゲわくわく倶楽部の二人で手伝ったす。

新しいステッカーを買ってカウルに貼ったけど、
また撮影し忘れた(笑)。

帰りは、高速笠岡インター横の信号で広島組と
別れました。
彼ら広島コンビは往復下道利用とのこと。
全距離530キロくらいでしょうか。
彼らにとっては「チョイノリ」みたい。
まるで横浜ケンタウロスみたいな奴らだ(笑)。
あれね、彼ら二人はヤキトリ乗りじゃなくて、
上体が力の抜けたリラックスフォームで、下半身
で乗っているからどこまでも走れるんだよ。
間違いない。一緒に走っていて、フォームを見て
それを看破できた。

うちら三原組は高速で笠岡から西方の三原まで
帰ります。凡そ50数キロの距離。
私はそこで被り気味のプラグを焼き切る。

てことで、被りも取れてカリンカリンになった
ところで高速下りて休憩。


三原市内、三原城大手門跡の信号でホンジャマカ
と別れました。
他の御三方、一緒に走ってくれてありがとう。
とても楽しかったです。
いや、かなり、まじて面白かった。

特に、非力な小排気量車でもビッグマシンにヒケ
を取らない走りというのは、かなり感動した。
非力な小排気量マシンが大排気量車をものとも
しないというのは、私の一つの求める美学ですが、昨日はとても良いものを見せてもらいまし
た。
つまらぬ脳内勝ちの何かの演武の試合などを見る
よりも、ずっと良いものを見た。
感謝したい。
もっとも、昨日のポイントマン=先行者は、ミニ
バイクレースでNSRを走らせているレーシング
ライダーなので、小排気量車のスペシャリスト
ではあるんだけどね。
それにしても、勉強になりました。
乾燥重量116kgで63PSの248ccに乗る私が、
「あと150PSくらいパワーがほしい。この軽さ
でもっとパワーを」
とか思っていたのを考え直させてくれた。
たった19馬力で乾燥重量が146kgもある非力な
空冷4スト単気筒249ccをあそこまで走らせる
なんて。
勉強になりました。目からウロコ。
モーターサイクルはこう乗る、という真髄を見せ
てもらった。
オートバイは、機械に人が載せられるのではな
く、人がオートバイに乗るのだ、ということを
今一度見つめ直す機会を与えてくれました。
1000ccをグイグイクルリと乗りこなしていた
もう一人にも感謝です。
サバゲわくわく倶楽部(チーム ビー・マックス)
の二人のライダーには大切なことを教えられた
と思っています。
オートバイは「オートバイが」が先に立つのでは
なく、乗る人如何なのだということを。
「実存は本質に先立つ」ということを見た。

見つけた。
なにを。
海と溶け合う太陽を。
(ランボウ『地獄の季節』)

俺、力任せ、排気量任せの直線番長みたいなの
凄く嫌いなんだよね、ジャイアンみたいなのが。
バイクの場合、パワーがある大排気量車は誰で
も直線で高速度など簡単に出せる。
それは車が出すから。自分ではなく。
だけど、自分の力だと勘違いしているのがとて
も多い。
私自身は直線番長ではなく、曲線番長になりたい
と思っている。乗り屋の立脚視座として。
「直線番長!」というTシャツは世間でよく見る
が、おいらは「曲線番長!」てなTシャツを作っ
ちゃおうかなあ(笑)。ステッカーとか。

走行前。


帰還後。


本日の走行、336.5km。
給油満タン3回。
朝の行きの快速高速道での燃費は10km/ℓ 。
Z900RSも同じ程度の燃費とのことでした。

只今、私のKR-1は絶好調。
全ギヤでレッドゾーンまで吹け切ります。
(3速以上は脳内妄想ね)


お疲れした。


























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