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【社会】

解雇撤回求め団交要求 会社側、応じる意向 運転手数人

 タクシーとハイヤー事業を展開するロイヤルリムジングループ(東京)が運転手約六百人に解雇を言い渡した問題で、解雇通告された運転手数人が個人で加入できる労働組合に入り、十一日、解雇の撤回などを求め会社側に団体交渉を申し込んだ。

 労組に加入した斎藤泰弘さん(53)らは十一日午後、東京・銀座にある営業所で、同グループの金子健作社長に申し入れ書を手渡した。金子社長は後日、団交に応じる意向を示したという。

 斎藤さんによると、この日、解雇に同意していない十数人の運転手が営業所を訪れた。会社側は三月までの給与を支払うと約束したが、今後の対応などは詳しく説明しなかった。会社側は取材に応じなかった。

 同グループは、運転手の給与は歩合給の割合が高く、このまま働き続けたり会社から休業手当をもらったりするより、国が支給する失業手当の方が受け取れる金額が高くなるため、解雇に踏み切ったとしている。

 

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