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おかしな転生 作者:古流 望

第27章 陰謀は黒くてほろ苦く

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274話 注意喚起

 人が不幸になるとき、欠乏が原因となることは多い。

 愛情の欠乏した子が人格を歪めてしまうことや、食事や栄養の欠乏が命を縮めて体を損ねることもある。

 些細な不幸であっても、欠乏が原因になる。お菓子を買ってもらえなかった子供の嘆き、好きな人からの好意を欠いて泣く青春、伴侶の気遣いが足りぬと悲しむ夫婦。

 何事も、足りぬよりは足りた方が良い。欲しいものが足りずに苦労することは、誰しもが経験することだろう。

 況や、人の社会において最も多くの不幸を生み出す欠乏は、金が無いことである。貧乏が生み出す不幸は枚挙に暇がない。金さえあれば、と嘆くことは多くの人間の共感を呼ぶ。

 そして金の無さというのは、貧乏人だけの問題とは限らない。

 今も一人、金が無いと嘆く男が居た。


 「金を集めるしかない」


 フバーレク辺境伯は、義弟の元から戻るなり言い放つ。


 「はい?」


 若い部下が、いきなりの上司の発言に戸惑いを見せる。


 「ペイス殿は、龍の素材を競売にかけるらしい。既に王都では準備に入っているそうだ。王家を始め主要な貴族には根回しに動いている」

 「それはそれは」


 モルテールン家からの帰りは、魔法によって一瞬で済む。それ故、行きほどには苦労の無かった帰途であったが、持ち帰った情報の価値は大きかった。

 何よりも大きかったのが、モルテールン家が龍の素材を大々的に売り出す意図があるということを、他に先駆けて知れたこと。

 今のうちに手を打てば、他の貴族が右往左往するころには高みの見物が出来るかもしれない。

 いや、もしかすれば既に耳聡い連中は動き出しているかもしれないのだ。遅れじと思えば、今からでも率先して動き出すべきだろう。


 「当家としても、何としても龍の血は欲しい」


 ペイスは龍の血について、効果を断言はしなかった。癒しの力があるとは言い切ることはついぞ無く終わったわけだ。しかし、明確に否定もしなかった。これが何を意味するのか。

 ルーカスはペイスの性格をある程度掴んでいると思っている。賢しらで狡猾ではあるが、妻の兄に対して嘘をつき、騙してまで利益をかすめ取ろうとする人間ではない。彼の父であるカセロールは騎士道精神に富んだ人物である。息子であるペイスもちゃんと影響を受けているようで、義兄の信頼を損ねてでも金を貴ぶような精神は持ち合わせていない。

 ならば、龍の血に治癒の力が有るというのは、事実でもあり、そして嘘でもあるということ。否定も出来ず、かといって肯定もしかねるケースに当てはまるはず。

 ここから導き出せるのは、治癒の力が有ったり無かったりという不安定なものであるか、或いはある程度ペイスが治癒の力をコントロールできているのではないかということだ。何がしかの加工技術が存在するのか、特殊な管理方法が必要なのか。

 例えば薬と呼ばれるものでも、日向に放置していれば薬効を失うものもある。或いは、沸騰させると効き目が無くなる薬であったり、水と混ぜると別物になってしまう薬などというのも存在する。油溶性で、油に溶けてしまうから保管に気を付けねばならない薬というのもあるのだ。

 それを考えれば、龍の血の治癒効果がある程度の条件下では無くなるのではないか。或いは、特定の条件下で無ければ治療効果が生まれないのか。ものが生物の血だけに、劣化速度が著しく早いという可能性もある。

 はっきりしない。治療効果があるとも断言できず、ないとも言い切れない。普通ならば情報の精度に疑いを持つところだが、ペイスの性格を踏まえるなら、逆にこの言葉の信憑性が上がったともいえるだろう。

 むしろ、効果が有ったり無かったりという不安定なものの方が、フバーレク家としては価値が高い。何せモルテールン家と昵懇なのだから、それだけでもかなり優位に立つ。フバーレク家を含む限られた人間しか真価を発揮しない薬。こんな便利なものは他にない。龍の血が出回った後、確実に効果を得る方法が別売りとなれば、フバーレク家は一番最初に手に入れられる位置につけているのだから。

 やはり、龍の血は多少割高であっても手に入れる価値がある。


 「そうですな。傷が即座に癒える薬があるのであれば、思い切った行動もとりやすくなります」

 「私が少人数で動く機会も増やせる。今回のようなことが他に無いともいえん。何とか譲って欲しいと粘ったのだがな。競売参加を確約させるだけでいっぱいいっぱいだった」

 「中々強かではあります」


 ルーカスが少人数で他領に行く。これは、色々な意味で拙い。政治的な意味もあるし、経済的な意味もある。何より、単純に危ない。辺境伯家には敵も多いのだから、頻繁に少人数で出歩いていれば、悪心を持った人間はその機会こそチャンスと捉えるだろう。

 龍の血があるならば、襲われることに対する危険性を下げられる。辺境伯自身が出向くというカードが使いやすくなるのだ。これは大きい。


 「それぐらいでなくては……な。可愛い妹を嫁がせているのだ。不甲斐ない婿殿では困る。尤も、もう少し手加減をしてくれても良かったのだが」


 ははは、とルーカスは笑った。

 自分とはだいぶ年が離れているはずなのに、自分以上に練達さを感じる義弟。大事な妹の夫としては文句は無い。文句は無いが、交渉相手としてはもう少し可愛げがあって欲しい。


 「頼もしいものが味方である分にはよろしいかと」

 「うむ。差し当たって、競売落札後であれば、多少の物納にも目を瞑ると匂わせてきた。一旦龍の代金を支払いはしてもらうが、そのまま当家への馬の支払いとする。実質は相殺という物納だ。それが分かっただけでも、当家としては意味が大きい。私が出向いた甲斐があったというものだ」

 「モルテールンなりに、ご当主様自ら出向いたことへの礼なのでしょう」


 ルーカスがわざわざ出向いて、何の成果もなくおめおめと帰って来たのか。そんなはずはない。腐っても高位貴族の当主。散々に幼少期から鍛えられてきたわけで、交渉についても全くの手ぶらで帰るなどプライドが許さなかった。粘り強く交渉した結果、フバーレク家として差し出した交渉カードに見合うだけの成果も得て帰って来たのだ。それが、龍の素材を競売で落札した暁には、代金に見合うだけの軍馬を揃えて引き渡し、代金の一部と相殺させることを認めさせるというもの。実質的な物納だ。

 フバーレク家からの実質的な物納を認めるということは、競売についてはある程度の無茶が出来るということになる。例えば予算の倍額を使ってしまったとしても、その分馬の値段も倍にすればいいのだ。結局トータルで出ていく馬の数は変わらない。

 勿論常識の範囲内での値付けは必要だろうし、あまり当てにしすぎるのも良くないが、いざとなれば交渉次第で何とかなるという保険が有るのは心強い。


 「気遣いなのだろうな。だからこそ、無駄には出来ん。幸いにして当家は事後に物納が出来るという強力な手札を持った。ならば後は、見せ金だ」

 「現金を積み上げる必要がある、と」

 「ああ。モルテールン家に根回しをして、物納を認めさせる家が他にないとは言い切れない。競争相手が未知数ならば、後は体力勝負になる」


 物納を認めさせたとは言え、一応は一旦支払いをせねばならない。

 払ってもすぐに戻ってくるお金、いわゆる見せ金となるわけだが、それでも金が必要な事実に変わりはない。

 競売で競争相手に競り勝つ為にも、可能な限り手持ちの現金を増やしておきたいところだ。


 「せめて落札の予想価格だけでも知りたいものです」

 「前代未聞の競売だぞ。そんなものあってたまるか」

 「分かっています。愚痴ですな」

 「愚痴を聞いても一ロブニにもならない。今必要なのは、金をかき集めることだ」


 先立つものは金。何をするにも金が要るという世知辛い世の中。辺境伯家という高位貴族であっても、すぐに動かせる現金というのは意外と少ないものなのだ。

 どうやって、現金をかき集めるか。方法を思案し始めたルーカスに、部下が少々言いづらそうに話しかける。


 「……実はその件で」

 「何かあったか」

 「ご当主様ご不在にあわせて、レーテシュ家から書状が届いています」


 ググっと伯の眉間にしわが寄った。

 元々東部地方の領地貴族を取りまとめるフバーレク家と、南部地方の領地貴族を纏めるレーテシュ家は、政敵の間柄だ。地方貴族であり領地貴族であるという共通点があり、時には共闘して政敵と戦うこともあるのだが、お互いに譲れないことで反目しあうこともあるのは事実。

 油断のならない、狡猾でずる賢く、汚い手でも平気で使ってくる女。それが女狐と呼ばれるレーテシュ伯へのフバーレク家の評価だ。気を抜けば、どこに落とし穴を掘っているか分からない怖さがある。

 レーテシュ家からの書状。読むのに気合が必要である。


 「内容は確認したか?」

 「いえ。蝋印がありました故、そのままお持ちします」

 「ああ」


 レーテシュ伯家からの書状は、高級な羊皮紙に豪華な装丁のされた、一見するだけで金が掛かっているとわかるものだ。伊達に金を持っているわけでは無いということだろう。こういった細かい所にでも金を掛けられるという点で見ても、フバーレク家では真似できないだけの富貴を誇っているわけだ。


 「ふむ……何といおうか、流石だな」

 「と言いますと」


 手紙の内容を一読したところで、ルーカスは軽く溜息をつく。


 「借款の勧誘だ。当家に対して貸し付けても良いという内容が書いてある。金山を持っている家は強いな。このご時世に他人に金を貸す余裕が有るらしい」

 「額は如何ほど」

 「五千レットまでなら格安金利で貸すそうだ」

 「大金ですな。しかし、五千レットですか。王都であれば二五〇〇から二千六百クラウンといったところでしょう。いささか少な目といえば少な目ですな」


 何十万クラウンも動かす大富豪が出す金としては、三千クラウンにも満たない額を貸し付けるというのは少々物足りない。勿論、一般人の感覚からすれば物凄い大金であることは事実なのだが、大貴族同士の間の貸し借りにしては少ない、という意味だ。


 「通常の金利なら三万までいけるそうだが。“フバーレク家ならば”という文言付きだ」


 意味ありげに書き添えられた言葉。貴方だけに、という謳い文句を見て、警戒するなという方が無理だ。にもかかわらず、あのレーテシュ伯ともあろう人間が、あえて書き添えている。

 ドロドロとした粘っこい感触が、首筋の辺りを撫でた気がした。


 「……裏はどの程度とお考えですか?」

 「色々と考えられるな。少なくとも三つは目的がある」

 「と言いますと」


 ルーカスは、一人の貴族として、この手紙の目的を考える。

 表向きの建前だけを見てみる。お金に困っているならお金を貸しますよ、という親切な内容だ。営業の手紙のようでもあるが、困っていたらいつでも相談してね、という内容なのだから、純然たる親切の押し売りでしかない。友達なんだし、困った時はお互い様だよ、などという笑顔の美女そのものではないか。あくまで表向きは。

 しかし、隠された意図が少なくとも三つあるとルーカスは考える。


 「一つは、勿論金貸しで儲けることだ。あの家はそうやって大きくなってきたのだからな」

 「そうですな」


 金に困っているとき、貸してくれるというなら親切なのだろうが、それで利息を取るならそれは商売だ。元々レーテシュ家は海賊伯とも呼ばれ、近隣を荒らしまわった武闘派であると同時に、交易を生業とする商人でもある。地球の歴史でいうならば、バイキングのようなものだろう。

 神王国の貴族としての地位を持つようになってからは、交易と同時に金融でもかなり荒稼ぎをしている。船に乗った金貸しが本業と言っても良い。

 ならば今回の貸し付けも、単なる親切ではなく、商機として営業を仕掛けてきたと考えるのが妥当だ。


 「もう一つは、競争を煽ること」

 「競争を煽る?」

 「恐らくではあるが、モルテールン家から何らかの情報を得ていたか、露骨に協力しているかだな。目ぼしい所に現金を置いていき、競売での入札価格を釣り上げるつもりなのだろう。もしかすれば、ある程度は見返りを約したのかもしれない」

 「あり得そうですな」


 競売で出品者が儲けるためには、幾つかの条件がある。

 一つは入札者の談合を妨害すること。買い手側が有る程度組んでしまい、一定程度の上限を自主的に設けてしまった場合。競売の意義は失われる。

 もう一つは入札者に対して、他の入札者の情報を隠すこと。競売が成り立つためには、入札者同士の財布事情が見えていてはいけない。ギリギリを攻めあうよりは、財布の中が分からないもの同士が疑心暗鬼を募らせ、必要以上に積み増して入札してくれる方がありがたい。

 これらを為す最もシンプルな方法が、競争を煽ること。入札者同士が手を組まず、互いに互いをライバルとして争いあう方が望ましい。

 争いを煽るのに最も簡単な方法は、それぞれの力量を均等化することだ。

 戦いとは、圧倒的強者と圧倒的弱者の間では起きにくい。起きるのは、お互いにお互いが“勝てるかも”と思った時に戦いが起きるのだ。

 競売でいえば、明らかに金を持っている奴が入札してきたら、貧乏人は入札をためらってしまう。どうせ勝てないだろうと諦められてしまっては、出品者側が困る。

 だからこそ、レーテシュ伯が裏で暗躍しようとしているのではないか。ルーカスはそう考える。目ぼしい人間の資金力や競売資金を調べたうえで、それが出来るだけ均等になるようにレーテシュ伯が貸し付けという形で調整する。

 全員が同じぐらいの資金を持っての競売だ。さぞ競争は白熱することだろう。

 これで喜ぶのは、出品者であるモルテールン家。そして、借りた金に手を付けてしまう人間が出ることで儲ける、レーテシュ家だ。

 あくどい。あまりに阿漕ではあるが、貴族としては正しい。絞れるところから絞り切る発想。まさしく弱肉強食の貴族社会である。


 「そして……これは考えすぎかもしれないが、表立って自分たちが落札できない理由がある」

 「その理由とは?」

 「分からん。状況から、その可能性があるというだけだ。むしろ、何か思いつかないか聞きたいのは私だ」


 人に金を貸してしまえば、自分はその分入札に使える金が減る。

 つまりは、今回の競売で自分たちは降りるという意思表示ではないか。ルーカスにはそう感じられた。

 その理由までは流石に読めないが、競売に参加しないと決めたことが、この手紙の理由の一つに思えてくる。


 「おっしゃる通り考えすぎのような気もしますが」

 「しかし、不自然だろう。人に貸せる金が有るのなら、何故自分で入札しない? この国でも一、二を争う金持ちだろう、レーテシュ家は。王家よりも金持ちという噂さえあるぐらいだ」


 レーテシュ家は、軍備力をそこそこにする代わりに、交易と産業振興に残りのリソースを全振りしているような家だ。神王国の傘下に入ることで安全保障の大部分を減らし、利益追求を最優先とする実利主義。金持ちというなら、神王国でも指折りの大富豪である。


 「しかしそれは、あえて一番上に立たず、実利を追い求めてきたからという面もあります。今回のような場合に、不確実性のある入札より、確実に利益を取るための融資というのは合理的です」


 合理性を求めるがゆえに、落札できるかどうかが賭けになる競売をきっぱり捨てる。理解できなくもない話だし、確実性を好む保守的なレーテシュ伯の性格的にも納得は出来る。


 「分かっている。しかし、違和感があるのも事実だ。レーテシュ家であれば、モルテールン家と裏取引の一つや二つ交わしているだろう。そのレーテシュ家が、入札ではなく裏方に回った点に、大きな意味がありそうな気がしているのだ」

 「なるほど」

 「……調べられるか?」

 「それは出来ますが、金策と両立が難しいです。どちらを優先させましょう」

 「うむむ……」


 金策をして現金を集めつつ、レーテシュ伯が何を企んでいるのか探る。

 人的なリソースも有限な中、二兎を追って一兎も得られない可能性はある。


 「よし、やはり競売を優先しよう。もしかすれば、当家を惑わせることがこの手紙の目的かもしれないからな」

 「分かりました」


 部下は頷いて、早速仕事にとりかかった。

 一人になったルーカスは、改めて義弟の凄さに思いをはせる。実際に自分が出向いたことで、得られたことは多かった。

 そしてもう一つ、モルテールン家から聞いた話で、無視できないことがあった。


 「しかし、教会に注意しろとはどういう意味だったのか」


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