キャンセル約8800件、損失は数十億円…観光客激減で苦境に立つ和歌山・白浜町の飲食店が新たな取り組み
04/09 19:53
白浜温泉旅館協同組合によると今年1~3月でキャンセルは約8800件、経済損失は数十億円にのぼる。
【記者リポート】
「南紀のリゾート地、ここ白浜町が新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされています」
観光客が激減し、大きな打撃を受けている和歌山県白浜町。
24のホテルや旅館が加盟する白浜温泉旅館協同組合によると、今年1月から3月まででキャンセルは約8800件、経済損失は数十億円にのぼるということです。
【タクシーの運転手】
「最悪の状態です、我々は。誰も来てくれません。電車見てもお客さんが10人と降りてこない」
【飲食店の経営者】
「(調理法を説明しながら)レンジでチンしたときに初めて完成する」
外出自粛の中でも”白浜の味”を多くの人に届けたい。
そんな思いをもった5つの飲食店の経営者たちがタッグを組み、動き始めました。
それぞれの店の名物メニューを冷凍にし、真空パックに詰めてインターネット販売するため、梱包代などの費用30万円を9日からクラウドファンディングで集めることにしたのです。
【紬カフェ・本田景士オーナー】
「新型コロナウイルスは災害級、1店舗だけで立ち向かってもどうにもならない状況。町をあげて一丸となって戦っていけるプランを考えたかった」